ケチケチ生活なのに貯金が少ない30代夫婦の間違った「メリハリ」

ケチケチ生活なのに貯金が少ない30代夫婦の間違った「メリハリ」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

貯金が苦手な人は間違った方法でお金を貯めようとしている可能性があるとは思います。

自然にお金が貯まるタイプの私としては、他人がどう間違っているのかについて興味がありました。

記事はネタかもしれませんが、一応中身を見ていきたいと思います。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

Kさん夫婦の間違った節約生活とは?

まず相談者のKさん夫婦の概要です。

会社員のKさん(33)も、お金をためるために節約を頑張っています。共働きの妻(30)とまだ見ぬ子どもと暮らすためのマイホームをやがては購入したいし、その前に海外旅行にもいきたい。お金をためる目的はいろいろありますが、必要な時が来たらお金を出せるよう、準備しておきたいと思っています。もっとお金をためたい、支出を削減できるところはないか。そう思って家計相談に来られました。

お金を貯める目的はマイホーム、海外旅行などなど。

「必要な時が来たらお金を出せるよう」もっとお金を貯めておきたいようです。

では一体どのような節約生活を送っていたのでしょうか?

紹介されている節約術は3つです。

(A)日々の無駄遣いを減らす

日常生活費全体を少しずつ削減する節約です。食材は無駄を作らないよう、その週に使うものをあらかじめ決めて、購入しています。水道光熱費は使う分最低限の利用にしようと決めています。電気をつけたらちゃんと消す、洗い物の際は水を流しすぎないなどを意識しつつ、部屋の電気は居間の電球をLEDに替え、夜は夫婦共に寝るまで居間で過ごす。入浴は湯船のお湯は少なめにして2人で入り、シャワーは節水シャワーヘッドを利用。残り湯は洗濯に活用。

いやー、すごい努力をされています。

私よりきっちりやってます(笑)

徹底して節約をしているようですが、気になるところは食費と水道光熱費ばかりであること。

節約できる金額としては微々たるものでしょう。

(B)毎月発生する固定費をできるだけ削減

通信費、生命保険料といった固定費は必要最低限を目指し、契約内容を定期的に見直しています。通信費はデータ利用量ギリギリまで下げた格安スマホを契約し、月に1000~1500円に抑えています。生命保険はネット更新型の定期死亡保障のみに加入し、保険料を1000円以内に抑えています。妻の趣味の習い事も、動画サイトを見ながら練習できるとし、教室をやめました。

おや?

スマホを格安スマホに切り替え。

生命保険も最低限度のものに見直しを実施。

習い事の教室もやめて固定費の削減にも着手しています。

これなら一定の成果が出ているはずです。

(C)試供品を使う、割り勘は損をしないように……

日用品では、配布されている試供品を活用します。好みに関係なく、シャンプーやリンス等の試供品は並んででももらい、入浴時に二人で一つを分けて使います。ティッシュは街で配布されるポケットティッシュ中心に使います。

複数人の友人と行く食事は、割り勘負けしないように意識。帰りに一緒に乗ってもタクシー代は払わないようにする。ほかにも、新商品は値が下がるまで買わない、特売に行っても予定のもの以外は買わないなど買い物のルールも徹底。

さらに日用品も試供品。

町で配布されるポケットティッシュを使う。

いろいろと意識しています。

涙ぐましい努力です。

正直私ならこんな節約しないという努力をしています。

それなのにお金が貯まらない

これほどに節約を頑張っているのですが、ご夫婦には貯金が180万円ほどしかありません。結婚して5年、節約を続けてきたのに、です。毎月の手取り収入はご夫婦で約41万円。対して支出は30万円ほどということなので、10万円強は貯金に回せているはずなのに、意外と貯まっていないと思わせる貯金額でした。車を現金で買いましたか? 住宅購入で頭金を大きく出しましたか? 失業されていましたか? なども確認しましたが、そのようなことはないとのこと。

5年くらいこの節約を続けて、貯金が180万円しかないそうです。

月の手取り41万円に対し支出は30万円ですから月11万円の貯金です。

単純に計算しても1年で132万円の貯金ができているはずです。

それなのに貯金は180万円しかない。

不思議な話です。

貯金が増えない本当の理由

これだけやっていたら十分お金は貯まっていそうなものですが、なぜお金が貯まらないのでしょうか?

その答えは次の一節にありました。

さらに家計について伺っていくうちに、思うように貯まらない最大の理由が分かりました。毎月10万円ほど貯金に回せるものの、時には旅行、外食、洋服の購入などにお金を使うことがあり、そういう時は貯金を切り崩して支払いをしているそう。私は家計状況を基本的に「月ベース」で見るのですが、それ以外の「年ベース」の支出が異常に多額だと思える金額だったのです。

旅行時のホテルは一流ホテル、外食時には高級なお酒、洋服は量販店の物は絶対に買わないなどとこだわっています。ご本人たちは「お金の使い方にメリハリをつけている」と思っているようですが、バランスが極端だと感じました。お金を使っても良いのですが、目的の確認をしたところ「時に大きく使いたいから」ではないのです。節約の出発点が「お金をためたい」というところから始まっているはずなのに、そこがズレてしまっている以上、再認識すべきだと感じます。日々、つらそうなほどの節約をしてためたお金を“こだわり”で使ってしまっているという現実に気付いていなかったようです。

旅行や外食、洋服の購入をするなとは言いません。

ただ、せっかくの貯金を切り崩していたら貯金の意味がありません。

どうやらこのあまりにも当たり前のことに気づけなかったようです。

私からするとウソみたいな話なのですが、よくよく考えるとこういう家庭が意外と一定数いるのではないかと思いました。

私が「自分へのご褒美はNG」としている理由がまさにこれで、贅沢な支出を許容してしまうだけで結局お金が貯まらないと思うからです。

どうすれば改善できるか?

こういう家計はどうすれば改善できるのでしょうか?

万能な策などもちろんありませんが、1つの策としては「絶対に手を付けてはいけない貯金」と「たまの贅沢用の貯金」で口座を分けるとかどうでしょうか?

「絶対に手を付けてはいけない貯金」は自動積立定期預金などを利用して、給料が振り込まれたら自動的に5万円は貯金する。

これで毎年60万円は貯金できます。

5年間なら300万円貯まっていたはずです。

あとはたまの贅沢が贅沢すぎるので、節約を緩めて、普段の消費をもう少しゆとりあるものしても良いような気がします。

節約がギリギリすぎて、ストレスが大爆発しているような感じがします。

どでかい贅沢をやめられれば、貯金額はもっと増えるでしょう。

消費にメリハリと言っても、貯金したお金を使いきるような消費は結局浪費でしかありません。

何のためにお金を貯めているのかよく分からない本末転倒な節約術でした。

まとめ

以上『ケチケチ生活なのに貯金が少ない30代夫婦の間違った「メリハリ」』でした。

いかがでしたか?

「メリハリ」という言葉は都合の良い言葉のようです。

あなたのお金の使い方はただの浪費になっていませんか?

お金の使い方を見直すきっかけになれば幸いです。

以下関連記事です。

ひろゆき氏も自分へのご褒美は「頭の悪いお金の使い道」と言っています。

節約よりも「お金の使い方」のほうが大事です。

極限まで節約すると気づきがあります。

スポンサーリンク