年収1000万円あっても「満足のいく生活ができる」わけがない
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
株式会社ビズヒッツが現在仕事をしている女性348人、男性152人を対象に、2021年10月に聞いた調査結果だそうです。
面白い内容でしたので取り上げてみました。
年収1000万円あったらお金をかけたいこと
まずは「年収1000万円あったらお金をかけたいこと」トップ10は以下のとおりでした。
ランキング | 年収が1000万円あったらお金をかけたいこと | 人数 |
1位 | 家の購入・リフォーム・ローン返済 | 144 |
2位 | 旅行/レジャー | 82 |
3位 | 生活水準を上げる | 74 |
4位 | 子どもの教育資金 | 73 |
5位 | 投資/資産運用 | 65 |
6位 | 貯蓄 | 52 |
7位 | 美容 | 40 |
8位 | 車 | 38 |
9位 | 趣味/習い事 | 33 |
10位 | 親孝行/親の介護費用 | 20 |
いかにもという回答が並んでいます。
具体的な回答も一部紹介されていたので、上位5位までを見ていきましょう。
1位 家の購入・リフォーム・ローン返済
・賃貸マンションから引っ越して、戸建てを買いたい(30代 女性)
・家のローン返済に充てたい(50代 男性)
・持ち家のリフォーム費用にしたい(40代 女性)
1位は住宅関連でした。
戸建てを買う、住宅ローンの返済、リフォーム費用。
年収が上がっても他への支出を増やさなければ住宅関連へお金を回せるとは思いますが、はたして支出を増やさずにいられるでしょうか?
2位 旅行/レジャー
・旅行にお金をかけたい。素敵なホテルに泊まったり、美味しいものを食べたりしたい(40代 女性)
・家族で毎年行っている国内旅行を海外旅行にしたい(30代 女性)
・1番お金をかけたいのは旅行。行ったことない国にたくさん行きたい(40代 男性)
2位は旅行・レジャーでした。
気持ちはよく分かります。
現状よりグレードアップさせるのは悪いことではないでしょう。
ただし、その前に旅行費用をちゃんと捻出できるのでしょうか?
収入が増えたら支出も増やすタイプの人なら旅行以外にお金を使ってしまい、旅行資金を貯めることも難しいかもしれません。
3位 生活水準を上げる
・日々の食事にお金をかけたい。シャインマスカットを夕飯に毎回出したり、牛肉を松阪牛にしたり、ランクアップしたい(40代 女性)
・栄養バランスを考えたおいしい食事を毎食食べたい。安い食材を購入してそこから考えられるメニューを作るのではなく、食べたいものありきで、必要な食材を購入したい(30代 女性)
・家具や家電を買い替え生活水準を上げたい。冷蔵庫をもっと大きいものにしたり、キッチン用品をティファールで揃えたり(20代 女性)
3位は「生活水準を上げる」でした。
年収1000万程度でシャインマスカットを毎日食べるのは不可能だと思います(笑)
食べたいものを食べ、買いたいものを買う。
収入が増えたら支出を増やしたいという人が多いのがよく分かります。
4位 子どもの教育資金
・子供の教育に力を入れたい。習い事などやりたい事はできるだけさせてあげたいし、周りの環境が良い学校に入れてあげたい(20代 女性)
・これからの塾代と大学費用を積み立てたい。お金が無いからできない、というのを無くしてあげたい(40代 女性)
・息子の大学費用を奨学金ではなく、全額払ってあげたい(50代 女性)
4位は子どもの教育資金でした。
子どものためにお金を使うのは良いことだと思います。
奨学金を子どもに背負わせるのは可愛そうです。
5位 投資/資産運用
・今は独身なので、投資にもっとお金を回したい。そしてみんなより早めにセミリタイアしたい(30代 女性)
・生活水準は変えずに、将来早く仕事を辞めてもいい安心材料を投資を通して作りたい(30代 男性)
・老後の資金のため、積立投資をしたい(50代 男性)
5位は投資/資産運用でした。
投資にお金を回すのも悪いことではありません。
焦らずコツコツと時間を味方にじっくりと資産を構築していくのは良いことだと思います。
夢を抱くのは自由だが現実は甘くない
ここまでランキングを見てきましたが、ただし結局は妄想です。
夢を抱くのは構いませんが、現実的に年収1000万円にたどり着ける人はごくわずか。
まず大半の人は年収1000万円まで届きません。
自身の収入の中でやりくりするしかないのです。
もし仮に年収1000万円に到達しても、その時には現実を知ることになるでしょう。
思いのほか裕福ではないという現実を。
あくまで年収1000万円は額面の話であり、手取りではありません。
もし仮に年収1000万円の人の給与明細を見たら、差し引かれる金額と手取りの少なさに驚くことでしょう。
特に子どもがいれば、大した贅沢はできないはずです。
ただし繰り返しますが「年収1000万円にたどり着けたら」という仮の話であり、大半の人はたどり着けないのが現実なのです。
まとめ
以上『年収1000万円あっても「満足のいく生活ができる」わけがない』でした。
いかがでしたか?
妄想するのは構いませんが、生きているのは現実世界です。
目の前のことに集中するのが一番です。
収入を増やしたいのであれば、仕事で結果を残すのみです。
そして資産形成を急ぎたいのであれば、少しでも投資に回すのが最短距離ではないでしょうか。
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