「銀行預金だけの人」必見!あなたの未来は本当に暗いのか?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

タイトルを見る限り「預金では未来が暗い」ように思えます。

しかし本当にそうなのでしょうか?

詳しく見ていくことにしましょう。

私が「預金派」になった理由

まず大前提として、私は「預金派」です。

親からは「投資は危ない」と言われ続けて育ちました。

母親はいまだに「昔は金利が高かったのに」と嘆いています。

そんな親の元に育ちましたが、投資への興味関心は強く、2004年か2005年ごろにSBI証券ではなくSBIイー・トレード証券に口座を開設したような気がします。

株式投資で儲けてやろうと意気込んで取引を開始しましたが、すぐに異変に気づきました。

株を保有していると株価が気になってしまい、仕事中何度も株価をチェックするようになりました。

時には眠れなくなる、とは言い過ぎですが、不安が私を襲うようになりました。

どうやら投資は私にとって性格的に合わなかったようです。

いわゆる「リスク許容度」が低いというやつです。

メンタルが弱すぎました。

中途半端な取引を繰り返した結果、100万円ほどの損失を出し、投資から離れました。

その後はずっと預金オンリーで蓄財を重ね、2019年からつみたてNISAを利用して投資を再開。

他にも配当金欲しさに米国高配当ETFなどに少額だけ手を出しました。

そして2021年に金融資産が5000万円を突破したのでした。

現状の金融資産に占める投資の割合はわずか3%です。

銀行預金は安全ではない?

今回の記事を読んでの率直な感想は「ちょっと強引」です。

気になった最後の一節がこちら。

たとえ2000万円の預貯金がつくれたとしても、30年後に「さあ、使おう」と思ったときにものの値段が上がっていて、実質的な価値は2分の1とか3分の1、あるいはそれ以下になっているかもしれません。

どうですか? それでも「銀行預金が安全」と言えますか?

確かに銀行預金にはデメリットがあります。

記事ではデメリットが強調されています。

銀行預金のデメリット

1.利息が低すぎてお金が増えない

2.物価が上がれば相対的にお金の価値は下がる

この2つのデメリットは事実です。

悲しくなるほどの利息で、銀行にお金を預けても増える期待はできません。

また、物価が上がることによって預金の価値は低下していきます。

現在の1000万円は20年後も同等の価値があるとは限りません。

だからと言って「銀行預金は安全ではない」と言い切れるでしょうか?

「銀行預金は安全である」と言える理由

私は「銀行預金は安全である」と言い切ります。

その理由は以下の通りです。

銀行預金が安全である理由

1.元本保証のため減ることはない

2.銀行が破綻しても1000万円までならペイオフ対象

3.タンス預金と異なり災害・盗難リスクが低い

最近の世の中は「貯蓄より投資」です。

ですが、投資は減る可能性があります。

銀行が破綻しても1000万円と利息までは保証されます。

仮に家に現金を置いていて火災や盗難に遭ってしまえばアウトですが、銀行に預けておけばなんとかなります。

これらの意味で言えば「銀行預金は安全」と言えます。

資産増加スピードは投資が圧倒的に早い

ただ、お金は増やしたいのが本音で、お金を増やそうと思ったら投資が圧倒的に有利であることは間違いありません。

私がもしメンタルが強く、預金だけでなく投資も併用しながら資産形成をしていれば、アベノミクスの恩恵を受けもっと早く5000万円に到達していたでしょう。

今頃は5000万円どころかもっと多くの金額に達していた可能性が高いです。

一方で銀行の利息はもはや無いに等しいです。

銀行に預ける理由は「家には置いておけないから」が正しいかもしれません。

また、投資で減ることを恐れている人の中には自分の支出の中に「無駄遣い」と言えるような支出もあるでしょう。

その「無駄遣い」が投資に回ったらどうでしょう。

「浪費」したお金は返ってきませんが「投資」したお金は増えて返ってくる可能性があります。

その確率も宝くじに比べれば圧倒的に高いです。

無駄遣いするお金があるなら、無駄遣いをやめて投資に回せばあなたの資産形成にとってプラスになるのではないでしょうか。

どうしても無理なら投資はしなくてもいい

ここまで読んでみて、やはり「投資は無理」と思った場合はどうすればよいでしょうか?

答えはもちろん「投資しなければいい」です。

投資は必須ではありません。

私もようやく心に余裕ができて、少額から投資を始めることができました。

株価の値動きに心を乱されることもなく平穏無事に生きています。

仮に預金だけだとしても本人が納得しているならば、それはそれで問題ないのではないでしょうか。

そもそも一定額以上の預金があるならば「預金できない人」に比べたら全然マシです。

投資で資産を増やしている人を見ると羨ましくなってしまうかもしれません。

しかし貯金の大敵は「他人と比較すること」です。

「よそはよそ、うちはうち」、おかんの精神で地道に預金を積み重ねていきましょう。

まとめ

以上『「銀行預金だけの人」必見!あなたの未来は本当に暗いのか?』でした。

いかがでしたか?

預金派は確かに苦しい未来になるかもしれません。

しかし「真っ暗」なわけではありません。

預金だって立派な資産形成の手法なのです。

一定額以上貯めれば長い老後だってなんとか乗り切れるはずです。

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Posted by いわい