老後資金準備の実態~他の人たちは1年間でいくら貯蓄しているの?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

多くの人は老後資金を準備する必要があると認識していますが、一体いくら準備すべきと考えているのでしょうか?

また、その老後資金を貯めるために実際に拠出している金額はどれくらいなのでしょうか?

今日はニッセイの実態調査の結果を見ていきたいと思います。

老後のために準備する必要があると考える金額は2000万円

最初の質問は「あなたが、老後までに準備する必要があると考える金額(ご結婚されている方はご夫婦での総額)を教えてください。」でした。

まずはざっくりとした結果ですが、中央値は2,000万円となったようです。

平均値中央値
既婚者4,419万円2,000万円
独身者4,070万円2,000万円

2000万円必要と考える人が多い理由は2019年の「老後資金2000万円問題」が影響しているのではないでしょうか。

なぜなら、ちょうど2000万円と回答した人の割合が、既婚者全体の約28%、単身者全体の約27%であったからです。

いまだに影響が見られることから「老後資金2000万円問題」は多くの人にインパクトの大きな出来事だったと推測されます。

老後のための貯蓄や投資に1年間で拠出する必要があると考える金額は100万円

次の質問は「あなたは、老後のための貯蓄や投資に、1年間で何万円程度拠出する必要があると考えていますか。(ご結婚されている方はご夫婦での総額をお答え下さい)」でした。

結果は以下の通りで中央値は100万円となったようです。

平均値中央値
既婚者282万円100万円
独身者242万円100万円

1年間で100万円拠出すると回答した人が最も多く、既婚者全体の約27%、単身者全体の約24%だったそうです。

おそらくキリのよい数字であることが理由ではないかと想像されます。

ただ老後資金は2000万円必要と考えているなら、1年間で100万円拠出すると20年間で貯まる計算になります。

それぞれの回答者がどのような計算をしているのかが見えてこないのが残念です。

老後のための貯蓄や投資に現在1年間で拠出している金額は10万円未満

次の質問は「あなたは、老後準備のための貯蓄や投資に、現在1年間で何万円程度拠出していますか。(ご結婚されている方はご夫婦での総額をお答え下さい)」です。

いよいろここからが実態です。

理想と現実はどれだけ異なるのか。

実際のところ回答者のボリュームゾーンは有配偶者、独身者に関わらず、どの年齢層でも「10万円未満」でした。

平均値中央値
既婚者150万円50万円
独身者108万円16万円

そして0円と回答した人の割合は、有配偶者全体の約19%、独身者全体の約21%だったそうです。

100万円拠出するのが理想としながら実態はこんなものです。

実際に100万円以上を貯蓄や投資に回せているのは既婚者で38%、独身者で24%でした。

個人的には独身のほうが貯めやすいと思うのですが、なぜ100万円以上拠出できないのでしょうか?

単純に世帯収入が低いのが原因なのか、単に危機意識が薄く消費支出が多すぎるのか定かではありません。

だとしても中央値の16万円はちょっと少なすぎるのではないかと感じました。

過半数が老後資金のための拠出額が目標に達していない

最後は「あなたは、老後準備のための貯蓄や投資に、現在1年間で何万円程度拠出していますか。(ご結婚されている方はご夫婦での総額をお答え下さい)」でした。

結果として老後資金を貯めるための拠出額が目標に達しているのは、有配偶者全体で約38%、独身者全体で約35%でした。

3分の1は目標到達ということですが、はたしてこれをどう見るかです。

結局、周りとの比較は何の意味もなく、自分で立てた目標を達成すべく黙々と行動するのみだと思います。

収入が少なければ収入の多い人より老後資金のために貯蓄するのは不可能ですから、他人との比較などしていてはおそらく身が持たないでしょう。

かといって老後資金などどうでもよいと考え、パーッとお金を使うというのもどうかと思います。

最後は生活保護という手段があるとはいえ、批判が多い制度であることも事実です。

年金に限らず生活保護だって今後どうなるか分かりません。

過度に貯めすぎ、お金を使わなくなるのもどうかと思いますが、全く貯めないのは後々後悔することになりかねません。

非常に難しい問題ですが、私は老後資金は貯めておいた方が良いと考えている派なので、しっかり貯めておきたいと思います。

まとめ

以上『老後資金準備の実態~他の人たちは1年間でいくら貯蓄しているの?』でした。

いかがでしたか?

自身の目標通りの金額を貯蓄できていれば上位3分の1には入れるという計算です。

ただし「上位」と言ってもあくまで目標達成の意味であって金額的上位ではありません。

上位に入るには既婚者なら200万円、独身ならせめて100万円というラインで貯めていかないといけません。

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