親の最晩年の「お金・介護・墓」、連休に親子で話し合いたい大事な話

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

私の場合は両親が健在であることもあり、この手の記事は気になって仕方がありません。

早速記事の中身を見ていくことにします。

親の「最晩年」を意識したとき親子は何を話し合うべきか

あなたは親と「お金」のことについて話をしたことがありますか?

私は今のところほとんどありません。

私の親は人前でお金の話をすることを「はしたない」と思っているようで、子どもである私とすら話をしません。

私は就職後一時的に実家から通っていたこともあったのですが、その際に家に入れるお金の話を持ち掛けたところ「いらない」と一蹴されました。

現在は家を離れて東京で暮らしていますが、年金のみの親へ仕送りなどもしようと話かけたことはあるのですが、やはり不要ということでした。

正直に言って、親がいくらの貯金があるのか全く知る由もありません。

株などの投資はおそらくやっていないとは思いますが、本当のところは分かりません。

「借金は無い」とだけは言ってくれましたが、本当かどうかも分かりません。

コロナ禍が若干落ち着いた2021年末に帰省した際、年金だけでちゃんと暮らせているかは聞きましたが、「何の不自由もない」とだけ言っていました。

結局何も分からずじまいです。

通帳や印鑑のありかも分かりません。

おそらくネット銀行の口座はないと思います。

倒れてしまっては会話もままならないわけで、いつかはお金の話をしなければならないのですが、それがいつにかるかは分かりません。

本人たちが話しておかねば、と思うまでは何も話してくれないのでしょう。

私のような立場の人は少なくないような気がします。

しかし親の年齢が高くなってくれば、いよいよ何も対策を取らないわけにもいきません。

そこで参考になりそうなのが今回の記事でした。

親のお金を守る3つの対策

経済評論家の山崎元氏は父の亡くなった際、次のような3つの対策をおこなったとのことです。

親のお金を守る3つの対策

1.金融機関との取引の整理

2.「2世代」を考えた運用

3.親の認知症の可能性に備えた対策

まず1つめは「金融機関との取引の整理」です。

私の場合は親が投資をやっているとは思えないので大丈夫だとは思いますが、投資をやっているとしたら必要な対策なのでしょう。

山崎氏の場合、父が毎月分配型の投資信託を結構な額でもっていたそうです。

証券会社の営業マンに頼まれて買ったのではないかと推測しているようですが要注意です。

証券会社も利益を上げなければならないわけですが、高齢者を狙って商品を売りつけようとするのです。

どんな金融商品を保有しているのかきちんと把握しておいたほうがよいのだろうと思いました。

2つめは「2世代を考えた運用」です。

資産の運用は、もちろん資産の持ち主本人のライフプランを踏まえて行う必要があるのだが、加えて、資産の相続人の利益やリスク負担能力を考えないのだとすると非合理的だ。「高齢になったら、債券や預金の比率を増やす」という、よくあるファイナンシャル・プランニングは、運用を「2世代」で考えると合理的ではないことが多い。

なるほど、確かに本人だけで考えればリスクを減らす運用商品への切り替えはいいのかもしれません。

しかし子どもの世代まで含めて考えると、最適なポートフォリオなのかと言われれば疑問符がつく可能性はあります。

これは親の資産に限らず、今後の自分の資産にも言えるでしょう。

私は子どもがいないので考える必要はありませんが、もしあなたに子どもがいるのであれば、どのように子どもに相続してもらうかも考慮した運用を考えるべきなのでしょう。

介護の問題は最重要

そして3つめは「親の認知症の可能性に備えた対策」です。

ちなみに山崎元氏の家のルールは以下のとおりです。

筆者の家のルールはシンプルだ。「親の最晩年にあっては、親について子どもが適切だと思う処置を決めて、親はそれに従う」。補足すると、意思決定に当たっては、子ども自身の活動の自由と都合を優先するのがいいとされている。

親の都合より子どもの都合を優先させるほうがよいとのことです。

文章は以下のように続きます。

子どもが親を、いつ介護施設に入れるかどうか、どこの介護施設に入れるかどうかを決定する。そして、その介護施設の費用は親が持っている資産で賄うのが基本だ。

子どもいつ・どこの介護施設に入れるかを決定する。

費用は親の資産で賄う。

この2点はかなり重要な気がします。

特に後者。

介護費用は親負担。

親負担にしなければ子ども自身の介護費用が用意できなくなってしまう恐れがあります。

また介護は自宅介護より介護施設を勧めている理由は以下のとおりです。

自宅介護をしないのか。してもいいけれども、それは基本ではない。

理由が二つある。一つ目は、親はできるだけ子どもの活動の制約になりたくないということだ。もう一つの理由は、プロによる介護の方が作業の効率がいいことだ。

この一つ目については、実際に私も親からは感じています。

父親は「もし俺が一人になっても帰ってくるな」と言ってます。

これは私の制約になりたくないとの意思の表れではないかと思います。

ただし、費用面や施設のキャパシティーを考えると誰しもが施設に入れるとも限りません。

よって現実的には訪問介護を活用したりすることになるのではないかと思っています。

これは今後調べる必要がありますし、介護については両親の希望を聞いたこともありません。

こうして見てくるとまだまだ親の件については不安が多く残されていることに気づきました。

お墓もそうです。

ゴールデンウィークはまだ土日の連休が残されていますから、対面する機会のある人は話をしてみるとよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『親の最晩年の「お金・介護・墓」、連休に親子で話し合いたい大事な話』でした。

いかがでしたか?

改めてこの手の記事を読むと親のことでよく分からず、会話が進んでいないものがあることに気づかされます。

自分の資産ばかり気にしているからこうなってしまうのでしょう。

今年はお盆も帰省しないかもしれませんが、今度実家に帰ったときにはお金や介護の話に再びトライしたいと思います。

以下関連記事です。

介護離職は避けたいですが、会社の同僚は会社を辞めて地元に戻りました。

最悪なのは介護費用がかさんで、親子共倒れになることです。

自身の介護費用も含めれば老後資金は3000万円必要になります。