【積立投資派への指南】米国株式に難路続く?長期積立投資の意義を再認識
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
一旦は回復基調に乗ったように見えた米国株価ですが、大きく下落することとなりました。
今回は楽天証券「トウシル」の記事を引用しながら、現状と今後の対策を見ていくことにしましょう。
直近の株価下落の要因は「CPIショック」
まずは直近の株価下落の要因は「CPI」であると説明されています。
米国市場では、10日に発表された5月のCPI(消費者物価指数)が前年同月比+8.6%と市場予想を上回ったことで、金融引き締め強化を巡る思惑が先行。株価は続落基調となり、S&P500種指数は過去最高値(1月3日)からの下落率が2割を超える「弱気相場」入りを確認しました。
なるほど、CPIが予想を上回ったことで金融引き締め強化に動くのではないかという思惑が先行したとのこと。
人の想いで株価はどちらにでも動くということです。
下のグラフは過去1年間の株価の相対パフォーマンスですが、大きく下落していることが分かります。
各人にいろいろな思惑があると思いますが、今後どのように動くかは誰にも分かりません。
正直なところ急上昇して、ダウが最高値を更新するような展開になるとは思えません。
一方で長期投資派は株価を予想したところでやれることも大してありません。
ここはプロの意見を参考にしてみましょう。
株価が急落した局面は「積み増し買いに有利」
米国株のこれまでの株価の動きについて筆者は端的に述べています。
米国市場はこれまで幾度も株価下落を経験してきました。株価が下落する局面では、投資家は先行きに不安を感じ「弱気」に陥りやすいものです。ただ、「米国株式は長期投資を続ける辛抱強さに応えてきた」といえます。
そうです。
これまでも米国株は何度となく暴落を経験しながら、それを乗り越えてきた歴史があります。
投資経験の浅い人たちにしてみれば過去の話はあくまで過去の話かもしれません。
しかし過去の歴史があるからこそ米国市場へ期待し、そして投資しているのではないでしょうか。
だとしたら、直近の株価下落が投資に影響することは無いはずです。
むしろ下落時はチャンスであるとも言えます。
下の図は、今世紀中で最も株価が下落したリーマンショックの直前に米国株式の積立投資を始めた場合の投資成果を検証したものです。
積立投資を継続することで、ドルコスト平均法と複利の効果で長期的に「累計投資口数」は着実に増加し続けています。
S&P500が下落していた5月末時点で、時価資産は約1,950万円と累計投資額(簿価ベースで522万円=3万円×174回)の約3.7倍に膨らんでいます。
今後もここまで資産が大きくなるかは分かりませんが、期待はできます。
どうしても弱気相場になると投資をやめようとする人が増えますが、特に長期の積立投資の場合は得策ではありません。
むしろ下落局面は口数を多く買えるという意味でプラスに捉えることができます。
記事の最後にも次のように書かれています。
株式市場に一時的な乱高下はつきもので、その度に売ってしまうのは合理的ではないと考えます。売ってしまった後に再び買い戻すタイミングを正確に当て続けることは専門家にとってさえ難しいからです。
むしろ、株価が急落した局面は「積み増し買いに有利だった」ことに注目したいと考えています。米国株式への投資には長期的視野と時間分散効果を重視して向き合いたいと思います。
下落局面は将来へのまさに投資期間だと思って、気長に待つのがよいのでしょう。
つみたてNISA・VYMはプラスだがVTIはマイナス
ここで私の投資の状況も少しばかりご紹介しておきます。
私の場合、つみたてNISAの3商品とVYMはコロナショック以降の大幅上昇分がありプラスです。
しかし、ここ数日間の大幅下落を受け、プラス幅は縮小しました。
一方4月から始めたばかりのVTIはマイナスです。
まだ3口しかありませんので、金額的には8千円くらいで大したマイナスではありません。
今月は分配金の出る月ですので、さらに1口買い増しし、その際にVYMを1口売却して購入資金に充てたいと思います。
個人的には円安が今後も進むと思っており、ドルで資産を持っておきたいと思っています。
実はすでに約80万円程度をドルで保有しており、徐々にVTI購入に充てていきます。
1ドル105円のころにもっと多額をドルに換えておくべきだったなとちょっとだけ後悔しておきます。
つみたてNISAとVTIが10年後、20年後にどこまで成長するのかが楽しみです。
まとめ
以上『【積立投資派への指南】米国株式に難路続く?長期積立投資の意義を再認識』でした。
いかがでしたか?
積立投資派にできることは結局「買い続けること」、それだけです。
下落局面はメンタルを試されることになりますが、揺れる必要もありません。
もし不安が大きいなら、それは投資額が大きすぎです。
金額を減らすなどして買うことだけは辞めないようにすべきです。
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