FIREの準備は万全に!早期退職を前に考えるべき5つの重要なこと
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
毎度おなじみFIRE関連の記事です。
今回の記事はアメリカの記事がベースとなっていますが、十分参考になると思いましたのでご紹介していきます。
早期退職を考えている人はあくまで少数派
今回の記事はアメリカのFPさんが執筆したようです。
アメリカの早期退職事情は一体どのようなものなのか。
あくまでデータはなくFPさんの感覚的なものですが、どうやら早期退職希望者が増加しているようです。
クライアントと話をしているうちに気づいたのだが、最近は早期退職を望んでいる人が増えているようだ。人々の多くが、より充実した生活を送るために早期退職あるいは部分退職を検討している。しかしながら、実際に早期退職してみると予想とは全く異なる結果に陥ることもある。
「部分退職」というのはセミリタイアないしサイドFIREのようなパートタイム的な労働をしながら生計を立てていくタイプの早期退職ではないかと考えられます。
ただし現実は甘くありません。
早期退職を検討している人は全体で見ればごくわずかです。
早期退職は必ずしもうまくいくとは限らない。従業員福祉研究所(Employee Benefit Research Institute)の2020年の調査によると、現在のところ、60歳以前の退職を計画している労働者の割合は11%に過ぎない。自分もこの11%の1人だという人のために、早期退職に踏み切る前に検討すべき点をいくつか紹介しよう。
アメリカの調査では早期退職の計画者は11%とのことです。
どのくらいの規模の調査か分かりませんが、FIREとか目指す人は少数派だということは頭の片隅にとどめておくべきです。
「早期退職」を前に考えるべき5つの重要なこと
さて、今回の記事の本題は早期退職を前に考えるべき重要なことです。
アメリカの記事ですが参考になるのでご紹介していきます。
1.引退後にできた時間で何がしたいのかよく考える
2.仲間は仕事を続けるので、人間関係・社会生活が希薄になる恐れがあることを忘れない
3.退職後、月々どれぐらいの費用が必要になるかを現実的に考える
4.予期せぬ医療費が必要になった場合に備える
5.財を長持ちさせるために不労所得を確保する
まず、引退後にできた時間で何をしたいのか?です。
早期退職の目的が明確でないと時間を持て余し、ただただ暇なだけです。
最初のうちは何もせずに済む生活は解放感があるでしょうが、一週間も経つと飽きてくる可能性があります。
会社を辞める前にやりたいことを明確にしておいたほうが退職後の生活を充実させられます。
次に人間関係が希薄になることです。
孤独に耐えられない人は要注意です。
思いのほか会社の人間関係が比重を占めている場合は多く、会社を辞めれば一気に人間関係が無くなってしまうからです。
人と一緒にいるのが楽しい人は会社を辞めないほうがよいかもしれません。
そして重要なお金のことです。
退職したら毎月どれくらいの支出が発生するか計算をしておかなければいけません。
生活費はそれまでも発生していますから、多くの人はある程度の正確性で計算できるのではないかと思います。
気を付けたいのは社会保険料です。
会社員時代は健康保険料、厚生年金など天引きされていましたが、自分で支払う必要があります。
また住民税は前年の所得に対してかかりますから、退職した年には収入が減るにもかかわらず大きな支払いが生じます。
またイレギュラーな支出も生じるでしょうから、考えうるものは挙げておき、予算として計上しておくくらいがよいかもしれません。
その代表格が四つ目に挙げられている医療費です。
こればかりは計算が難しいです。
病気の度合いにより金額はピンキリです。
ある程度の金額を確保しておくのが望ましいです。
そして最後に収入源の確保です。
不労所得が推奨されていますが、すべての人が不労所得を用意できるわけではないはずです。
アルバイトなどの軽労働あたりが一定の収入を確保でき、人との交流もでき、しかも健康的で最も良い方法かもしれません。
一度会社を辞めたら戻るのは至難の業
早期退職してしまえばあとは自由です。
自分のやりたいように生きればよいだけ。
限られた人生ですから思う存分楽しまないといけません。
ただし金銭的に行き詰まることだけはないよう注意したいです。
なぜなら年齢が高ければ高いほど再就職が難しくなるからです。
よほどのスキルを持っている人でもない限り収入は退社前より減るでしょう。
大半の人は給与減を受け入れざるを得ないはずです。
再就職できればよいのですが、再就職も厳しいかもしれません。
このあたりは今後の政策でどのようなフォローがあるかどうか。
人生100年時代に向けて高齢者雇用の制度が何かしら整ってくれば、それは助けになるかもしれません。
しかし現時点においては自分が再就職せずに済むよう綿密な準備をするしかないのが実情です。
ただ単に「仕事が嫌」で辞めるのではなく何か目的を持って辞めるのが良いのではないかと考えます。
まとめ
以上『FIREの準備は万全に!早期退職を前に考えるべき5つの重要なこと』でした。
いかがでしたか?
退職は人生における重大局面です。
仕事は大変かもしれませんが、安易な理由で退職すると後が大変です。
慎重に計算し、万全の準備を整えることだけは怠らないようにしましょう。
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