物価上昇が20年続くと老後資金は2000万円から4000万円必要に
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「老後資金2000万円問題」は2019年に浮上しました。
あれからもうすぐ4年が経過します。
その間いろいろとあり、今回の記事では「老後資金4000万円問題」になるとの指摘です。
老後資金は4000万円必要になる?
2022年は色々な商品・サービスで値上げの連続でした。
デフレ時代が長く続き、それに慣れた日本人にとってはかなりの衝撃だったように思います。
給料が上がらない中、物価が上がることは実質的な収入減にもつながります。
今後は税金や社会保険の負担も大きくなることが予想されるため、ますます厳しい家計のやりくりを迫られることでしょう。
問題は物価上昇がいつまで続くか、毎年のように上昇し続けるかどうかです。
例えば現在1000円の商品があるとします。
もし今後20年継続して物価上昇率3%で値上がりし続けたとすると、20年後には1,806円になる計算です。
もし4%だった場合は2,191円になります。
約20年がかりで物価が2倍になる計算です。
単純に考えれば「老後資金2000万円問題」は、20年後を見据えると実は「老後資金4000万円問題」になるということです。
物価上昇時の運用目標は「大幅上方修正」を
今回の記事は楽天証券に掲載されたものということで、資産運用について触れています。
現在設定した目標のまま今後も資産運用を継続すると「老後資金4000万円問題」では将来老後資金が枯渇する可能性が生じます。
よって目標の上方修正が必要です。
よりハイリスクな投資に手を出すことは推奨しませんので、実行するとなれば投資する金額の増加でしょうか。
積立投資であれば毎月の拠出金額の増加です。
つみたてNISAベースで投資しているなら、毎月33,333円のところ、別途33,333円投資して2倍となる毎月66,666円にしておくとか。
いきなり2倍はきついので、物価上昇率や昇給に合わせて拠出額を徐々に増やすとか。
どちらにせよ、将来の資産目標をどこに置くかにもよりますが、現状のままだと20年後に資産が増えたと思ったら物価上昇に飲み込まれている可能性がある点は念頭に置いておくべきかもしれません。
FIRE(早期リタイア)って無謀なのでは?
そう考えると、昨年末に続出した「FIRE卒業」という名のFIRE失敗民たち。
これ、当たり前なのだろうと思います。
FIREして会社を辞めていますから追加投資がない状態になったはずです。
そして株価が低下し物価が上昇。
これでは少額で無謀にもFIRE生活に突入した人はひとたまりもなかったでしょう。
一定の労働収入を得るサイドFIREでも資産の小さい人では苦しかった可能性大。
今後も物価上昇が続くなら、さらなる"卒業生"が出てくるでしょう。
まとめ
以上『物価上昇が20年続くと老後資金は2000万円から4000万円必要に』でした。
いかがでしたか?
物価上昇はすべての国民にとって大きな問題として立ちはだかります。
セミリタイアを志向する者にとってもそうです。
将来貯めておくべき資産の上方修正を迫られるからです。
そもそもセミリタイアが現実的かどうかも含めて考え直さなければならないのかもしれません。
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