間違いだらけの老後不安「終活平均費用700万円」はウソだった

間違いだらけの老後不安「終活平均費用700万円」はウソだった

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後のお金の不安は増すばかり。

年金に物価高に税負担増に、とどまることを知りません。

老後にかかるお金の一つが「終活」です。

老後というか死後なのですが、実は意外にも安価で済ませることは可能というのが今回の話です。

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終活費用は全国平均で約700万円

葬儀、お墓、遺品整理といった終活費用。終活関連ポータルサイトを運営する鎌倉新書が実施するアンケートを基に計算してみたところ、なんと合計額は700万円にもなった。

さて、まずはタイトルにあった「終活費用700万円」ですが、根拠となる鎌倉新書のアンケートを調べてみると、おそらく以下10項目の全国平均を足し上げていったものと思われます。

項目金額(万円)
葬儀119.19
飲食費31.38
返礼品33.76
お布施23.69
お墓の購入135.12
仏壇購入73.16
遺品整理47.17
遺言(弁護士等)費用68.61
相続(行政書士等)費用49.30
空き家処分110.41
合計691.79

試しに計算したところ691万円になりましたので、700万円と大きくズレていません。

700万円はなかなかの金額です。

実態はどうなのでしょうか?

実際は700万円も必要ない

ここからはFPさんが登場。

実際は700万円もかからないと言います。

「最近は『お墓はいらない』と墓じまいしている人も多いですし、遺品整理の費用にしても、生前に不要なものを処分しておけば、よほどのお金持ちでない限り、10万円ほどあれば事足ります」

遺品整理は、よほどお金持ちでない限り10万円ほどで足りるとのこと。

一部の高額だった人たちが平均を引き上げている可能性が高そうです。

お墓も改めて用意する必要がある人より、すでに家族・親族で用意がある人のほうが多いのでは?

だとしたらお墓の費用も多額はかかりません。

葬式費用も葬儀の形式次第です。

「葬式費用についても戒名や格式にこだわる家柄ならば、数百万円かかるかもしれませんが、火葬だけなら20万円以下のプランもあります。それに、最近注目の合葬墓の樹木葬なら数十万円で足りますし、お墓を買う予定がなく、こだわりもなければ終活費用は数十万円あればお釣りがきます」

私も試しに実家付近で家族葬にしたらいくらになるのか調べてみました。

すると自宅で家族葬なら25万円程度になることが分かりました。

先のアンケート結果で葬儀費用は119万円ですから90万円以上も安く済みます。

見栄が大敵なのは終活も同じ

記事では葬儀にかける費用がどれくらいかの調査結果も出ていました。

葬儀費用の割合

この「葬儀費用」はどこまでを含めるのか分かりませんが、過半数が100万円未満に抑えています。

現在の経済状況から考えても、今後はさらに葬儀費用の削減傾向が高まるものと思われ、50万円未満・50万円~100万円未満の割合は大きくなるでしょう。

節約術では「見栄は大敵」とよく言われます。

見栄や強いこだわりが無ければ、そこまで大きな支出にはならないでしょう。

上手く節約すれば、終活費用は100万円以内で収まるでしょう。

ただし「空き家処分」だけは要注意。

取り壊しが必要な場合、そこそこの費用は発生せざるを得ないでしょう。

まとめ

以上『間違いだらけの老後不安「終活平均費用700万円」はウソだった』でした。

いかがでしたか?

葬儀やお墓などは家によっていろいろとあるはずですので一概には言えませんが、一般的には700万円もかからないだろうと推測されます。

老後資金を貯める際には「終活費用」も考慮しておきましょう。

そして一定額を残すような計算をしておくと遺された親族に迷惑をかけずに済みます。

以下関連記事です。

老後のためにお金を貯めたのに全然使わないという衝撃の実態が浮き彫りになっています。

せっかく老後資金を貯めても、お金の貯めに使った時間は返ってきません。

老後不安の正体は「誤解」です。正しい知識を身に付ければ多少は不安を解消できるでしょう。

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