「超階級社会 貧困ニッポンの断末魔」日本に明るい未来はない

「超階級社会 貧困ニッポンの断末魔」日本に明るい未来はない

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「ダイヤモンド・オンライン」の有料記事です。

雑誌『週刊ダイヤモンド』に掲載された特集「超階級社会 貧困ニッポンの断末魔」から一部WEBように加筆・修正された記事になっています。

現在の日本に起こる「格差社会」を超えた「階級社会」についてです

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「階級社会」とは?

まずは現状の把握から。

金融資産別の世帯数のピラミッドが今回の記事でも紹介されておりました。

超・階級社会化した日本の純金融資産額別の世帯数

準富裕層とアッパーマス層の間に黄色の線が引かれ、「格差が拡大」と書かれています。

理由は前回調査時と比較して準富裕層以上は世帯数が増えており、アッパーマス以下は減っているからでしょう。

そして注目は各階層に「上級国民」「中級国民」「下級国民」と書かれていることです。

マス層は「下級」扱いであることには多少のショックを覚えます。

そして「階級社会」は下剋上が起こりづらいことが特徴であり、大きな問題となります。

似た言葉で「格差社会」がありますが、「格差社会」とは「経済格差が存在する社会」のことです。

要するに「貧富の差」です。

ただし程度の差はあれ貧富の差が生じる理由は個人の資質や努力などによることもあり、ある意味仕方のないことで、当たり前のことです。

よって努力や運次第で大きな資産を手に入れ、立場を逆転させることが可能です。

問題なのは格差が生まれもって定着しており、もはや立場を逆転できないことです。

これが階級であり、階級上位家庭が優位に立ち、格差を通り超えた「差別」が生じます。

現在の日本は下層にいると、もはや上昇が難しくなりつつあると指摘されています。

日本版カースト「新・階級社会」の5階級

実は当ブログでは2019年5月に日本の「新・階級社会」について取り上げています。

その際に紹介した日本の新・階級がこちら。

平成に出現した階級社会の最底辺は「アンダークラス」

新しい日本の階級は以下の5つです。

・資本家階級
・新中間階級
・正規労働者階級
・旧中間階級
・アンダークラス(パート主婦含む)

「資本家階級」は主に企業経営者。

「新中間階級」は大企業エリートやホワイトカラーの管理職など。

「正規労働者階級」は単純事務職や販売・サービスに従事する人たち。

「旧中間階級」は自営業者や家庭経営従事者など。

そして「アンダークラス」は非正規雇用者という分類になっています。

主に年収をベースに作られたこの階級。

今回大きな判明したのは現在の日本において全ての階級で平均年収が減少している事実でした。

コロナ直撃の下位階級は大打撃

今回ダイヤモンド編集部でコロナショック前後で日本の階級構造がどう変化したのか、階層調査を実施しました。

調査対象は東京圏、名古屋圏、京阪神圏に居住地を持つ住民4.4万人です。

数百人、数千人程度の調査結果とはまさに桁違い。

そしてこの調査結果から浮かび上がってきたのは残酷な実態でした。

以下の表は『週刊ダイヤモンド』に掲載されていた表になります。

コロナショック後の階級別に見た収入・貧困率と仕事に関する変化

世帯平均年収を2019年と2021年で比較すると、すべての階級で減少していることが分かります。

ただ、旧中間層とアンダークラスの2階級は仲でも減少率が他の3階級と比較して大きくなっています。

旧中間層とアンダークラスの貧困率の上昇幅も他の3階級を大きく上回っており、格差が拡大していることを物語っています。

これは「一億総中流の崩壊」と指摘されており、これからの日本において大きな問題となっていくかもしれません。

さらに言えば、全階級で資産が減少し、貧困率が上昇している調査結果から、「一億総没落」の様相を呈しています。

自らの資産形成で自分を守るしかない

では、国として現在の格差社会ないし階級社会化を改善しようという動きがあるかというと、正直なところ明確なものはないと言わざるを得ません。

そもそも富裕層は格差是正に否定的です。

自分の資産を他社に再分配したいなどと積極的に思う人は少ないはずで、それは当然のことと言えます。

そもそも資産や貧困に関する問題は「自己責任の範疇」との捉え方が一般的というか支配的のようにも思います。

正直に言えば、私も同様の考え方をしています。

よほど政治が大きく変わらない限り、現在の格差はますます拡大し、本当に階級化しかねません。

平和で安全な国といった日本のイメージも今後変わってしまう可能性すらありそうです。

下位層から脱出するためには、若くてまだ未来への可能性を持っている人は、より多くの収入を見込める職種・業種への転職を図ったり、副業したりして多くの収入を手に入れること。

その収入は無駄遣いせず、支出を徹底的に抑えること。

貯金の一部を投資に回して、資産をより増加させることなど、個人レベルでの基本とも言える資産形成をおこない、まずはアッパーマス層に到達することが最重要課題となりそうです。

まとめ

以上『「超階級社会 貧困ニッポンの断末魔」日本に明るい未来はない』でした。

いかがでしたか?

あまり不安を煽るばかりの悲観的な記事は書きたくないのですが、楽観視できる材料が乏しいのも現実です。

また自助努力ばかりを勧めるのもいかがなものかと思いつつ、自力でなんとかしなければならないのも現実です。

最後にあなたに質問です。

「あなたの世帯は中流ですか?」

以下関連記事です。

階級社会の最下層「アンダークラス」とはどのような人たちかをご紹介しています。

40代は金持ち父さん・貧乏父さん、どちらへ歩むかの分かれ道です。

貧乏の遺伝から抜け出すためには節約&投資を地道に実行していくほかないでしょう。

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