定年直前の会社員が膝から崩れ落ちた「個人年金保険」驚愕の利回り
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
老後資金対策として個人年金保険を利用している人が一定数いるようです。
商品によっては正直メリットがあるのかどうかよく分からないというのが正直なところ。
今回は改めて商品の内容を確認したところ気づいた衝撃の実態です。
加入した個人年金保険の驚愕の利回りとは?
今回の記事の主人公Aさんは「リスクを取りたくない」とのことでした。
そして「円建て個人年金」に加入しました。
問題だったのは57歳で加入したこと。
加入当時に契約内容をきちんと把握しておらず、改めて見て気づいた驚愕の事実がこちら。
これは、たしかに為替や運用による変動リスクはありませんが、いまの日本は超低金利のため、ほとんど増えることはありません。また、Aさんの保険内容は、定年後10年以上も保険料を払い続ける必要があるもので、保険料総額720万円(毎月3万円ⅹ240ヵ月)に対し、一括受け取りの場合の金額は722万円、利回りを計算すると約0.08%。年金として受け取った場合の総額も約735万円、利回りは約0.1%でした。
「利回りは約0.1%」とは低すぎやしませんか?
例えばauじぶん銀行でいろいろ連携すれば、普通預金の金利で最大0.2%になります。
わざわざ保険料を支払って0.1%の金利では割に合いません。
しかも保険料の支払いは240ヵ月ですから20年ということになります。
なぜこのような保険に加入してしまったのでしょうか?
ただただこの一語に尽きます。
内容をあまり確認もせず保険に加入するなど考えられません。
大変申し訳ないですが、本人のミスと言わざるを得ず、救いようがありません。
定年前必ず見直すべき「2つの保険」
今回の記事では他にも保険を見直すべきとして2つの保険を挙げています。
一つは「医療保険」、もう一つは「死亡保険」です。
まずは医療保険のチェックポイントから。
加入している医療保険のチェックポイントはいくつかあります。まず確認したいのは、「保障期間」です。終身タイプのものでしたら一生涯の保障がありますが、一定の年齢(80歳など)で保障が終了してしまうものもあります。保障が必要なときに保険金を受け取れなくなるので、必ずチェックしておきましょう。なお、現代は医療技術が進歩しており、治療法によっては高額な医療費がかかる場合があります。そのため、「生活習慣病」や「がん」などの医療保障も確認しておきましょう。
個人的には医療保険は公的なものがあるので、基本的には不要かなと思っています。
ただし、確かに治療法によっては保険が効かないものもあるので、そればかりは運の要素が強いかと思っています。
続いて死亡保険のチェックポイント。
お子さんの成長に伴って、必要な死亡保障の金額は減っていきます。特にAさんのようにお子さんが独立した場合は、高額な死亡保障は不要です。死亡保険には、終身保険という掛け捨てではない保険商品がありますが、掛け捨てでない分保険料が高いという特徴があります。
ただし、高いからといって簡単に解約してしまったり別の保険に乗り換えてしまったりするのはもったいない場合もあります。いまから約30年以前に契約した保険は予定利率が5.5%を超えるものがほとんどで、払い込んだ保険料の総額に対して受け取れる保険金が非常に多くなります。「お宝保険」ともいわれるものですので、若いときに加入した終身保険や個人年金等はすぐ解約せず、慎重に検討しましょう。
ちなみに当ブログでは保険の話題をあまり取り上げません。
理由は「私が民間の保険に加入していないから」です。
やっておくべき老後資金対策とは?
私が思う老後資金対策としては、何と言っても「支出を減らすこと」だと思っています。
現役時代から支出を減らせば、貯金が増えます。
そして老後を迎えても毎月の生活費を安く抑えられます。
若いうちからミニマムの生活を身に付けておき、収入増でも生活を大きくしないようにしておくと、きっと老後にも役立ちます。
貯金が増えれば増えるほど、老後へ向けての安心材料ともなります。
定年が近づき、慌てて老後資金対策に走らずに済みます。
資金に余裕があれば、NISAやiDeCoも使ってさらに老後資金の対策をおこなうこともできます。
もちろん老後のためだけにお金を使わずに暮らすのは問題です。
そのあたりのバランスは絶妙に難しいのですが、少なくとも「欲しいものを何でも買う」「過度なコレクション意識」「ギャンブル」などは避け、無駄遣いをしないようにするだけでも違うのではないかと思います。
まとめ
以上『定年直前の会社員が膝から崩れ落ちた「個人年金保険」驚愕の利回り』でした。
いかがでしたか?
個人的には個人年金保険は不要と思っています。
それよりはiDeCoのほうがマシかと。
あとは自身がどのようなライフプランを抱いているかにもよります。
老後資金準備は時間がかかりますから、早めに目覚め、早くに対策に取り掛かりましょう。
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無計画に老後を迎え、お金に困り、後悔する人たちがたくさんいます。同じ道を辿らないようにしたいものです。
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