50代でも間に合う｢老後資金作り｣FIRE成功者の投資系YouTuberの技

2023年5月1日

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「東洋経済オンライン」に掲載された「ぽんちよ」氏の記事です。

FIREを達成したぽんちよ氏が50代でも間に合う老後資金の作り方について語っています。

投資の割合は資産の「100%－年齢」でいいの？

まずは金融資産における投資割合について。

50代だと蓄えに回せるお金のうち、貯蓄が50％、投資が50％ということになりますが、全額投資に回して万一運用に失敗すると、数十年かけて蓄えてきたお金なのに目減りすることになってしまいます。万一損失が出た場合、30代であれば時間をかけてリカバリーすることができますが、50代だと時間が少ない分、取り戻すのが難しくなります。

投資割合は難しいですよね。

そもそも投資に回せる資金がどれだけあるかが人によります。

収入が少ない人は収入が多い人と同じ金額を投資に回せません。

割合が同じでも金額が少なければ必要な老後資金に辿り着かない可能性が高いです。

また、資金を投資に回していけるだけのメンタルがあるかどうかは、さらに人によります。

私の場合、50歳手前ですが、投資に回している資金の割合は5%に満たない状況です。

しかし5500万円の資産がありますから、無理に投資に回す必要もないのです。

投資で老後資金を作りたいのであれば、それまでに貯めた資金と投資に回せる資金との兼ね合いで決めていくべきです。

年齢が高くなるにつれ、投資の割合を減らしていくというのは賛成です。

参考にしたいのはGPIFのポートフォリオ？

続いてポートフォリオ（投資先の分割割合）について。

ぽんちよ氏はGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）のポートフォリオが参考になると言います。

ちなみにGPIFのポートフォリオは以下のとおり。

非常にきれいにバランスが取れています。

が、しかし。

これって資産が増えますか？

これだけ綺麗に分散しているということは、利益をが大きくなるというより損失が小さくなる投資を意識しているからです。

「50代でも間に合う」なんて表現をしているわけですから、老後資金をもっと貯めなければいけない人でしょう。

だとすれば、もっとリスクを負って投資しなければいけないのではないでしょうか。

定期的にリバランスできますか？

さらに記事では「リバランス」を推奨しています。

リバランスの説明についてはこちら。

頻繁な売買や個別銘柄の選定というのはまったくといっていいほど行っていません。先ほども述べたように国内債券、外国債券、国内株式、外国株式をそれぞれ25％ずつ保有していますが、定期的にリバランスしています。リバランスとは、持っているポートフォリオの構成比バランスが運用の都合で崩れてしまった場合に、元の構成比に戻すことを指します。

最近は積立投資による「ほったらかし投資」がよく言われるようになってきました。

積立の設定さえしておけば、あとは何もやる必要なし。

放置しておけば自然と増えていくという理屈が積立投資です。

それに比べて定期的に売ったり買ったりして比率を修正するのはちょっと面倒です。

はたしてちゃんとリバランスできるでしょうか？

投資に過度な期待は禁物

というか、そもそも投資で老後資金を作るというのがいかがなものでしょうか？

投資は経済成長に乗っかるわけで、資産が増えるとしても3～4％程度です。

投資をすれば一気に2倍、3倍と資産が増えていくわけではありません。

前述しましたが、そもそもどれだけの資金を投資に回せるかどうかがカギです。

投資前提というより、まずは貯金を増やすことを前提に支出を減らす努力をしたほうが圧倒的に良いような気がします。

支出を減らしていけば、年金生活に入ってからも小資金で生活していけます。

というか、50代で勝負しなければならない状況になることが問題です。

50代からの老後資金作りに励むのではなく、50代までにある程度の老後資金を貯めておくのが理想ではないでしょうか。

まとめ

以上『50代でも間に合う｢老後資金作り｣FIRE成功者の投資系YouTuberの技』でした。

いかがでしたか？

老後資金作りは投資手法云々ではないと思っています。

まずは支出を減らし、貯金を増やす。

投資に回すのはそれからです。

投資手法の前に、まずは普段のお金の使い方の見直しから行いましょう。

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