定年直前59歳会社員の独身女性が絶句。働かない選択肢は無い?

定年直前59歳会社員の独身女性が絶句。働かない選択肢は無い?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

『現代ビジネス』に掲載された老後に関する記事です。

記事に登場する相談者の女性は「老後に働きたくない」という意向を持っているようです。

決して珍しいことではないでしょう。

はたして働かない老後を生きることが可能なのか?

いや、私の中で結論はすぐに出てしまいました。

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この女性に「働かない老後」は無理

FPさんは相談を受けたので懇切丁寧に解説していますが、私は無理だと思いました。

その理由はこの女性の貯金額です。

この女性の資産状況は、退職一時金が800万円と確定拠出年金が700万円です。

そして肝心の貯金が550万円。

わずか550万円です。

住宅ローンの支払いがあったとはいえ、40年間働いて確定拠出年金と合わせて1250万円しか貯められなかったことになります。

年金収入は158万円、1ヵ月に13万ちょっと。

だとしたら、そこそこの収入は得ていたのでは推測されます。

老後資金は合計2050万円。

プラス毎月13万円ちょっとの年金で、はたしてやっていけるのかどうか。

それなりにお金を使ってきたであろうこの女性が生活を切り詰めるのは無理だと思います。

これからの日本は物価上昇も織り込んで老後資金を計算しなければならず、月13万円では立ち行かなくなるでしょう。

現在の月の収支が分かれば、もっと詳細が掴めるのですが、データが無いので想像で語るしかありません。

住宅ローンの金額次第では、生活を切り詰めていた可能性があるため、その場合はぎりぎりなんとかなる可能性はあるでしょう。

老後に働かずに済むには?

「老後まで働きたくない」という気持ちはものすごくよく分かります。

FIREを目指す人の多くは「働きたくない」という理由でしょう。

働き続けるのは常にいろいろなストレスが付きまといますから。

私自身もセミリタイアを志向し始めたきっかけは「長く働きたくない」という素直な気持ちからです。

しかし、働かずに済む老後を迎えるにはそれなりの準備が必要です。

何と言っても「お金」が必要です。

年金を毎月もらえるとはいえ、もらえる金額がはたしてどの程度になるか。

そして年金をもらい始めてからの物価がどうなっているのか。

本当に読めないことが多すぎます。

今回の女性はすでに60歳目前ということで、まだ読みやすいと思います。

しかし私のような50歳目前だと、年金をもらうまでに15年ほどかかるわけで、その間に物価も上がるでしょうし、年金制度自体がどう変わるかも分かりません。

不確定要素が多すぎるため、とにかく資産を増やしておくという対応策にならざるを得ません。

老後も働けばお金の不安以外も緩和される

この女性の場合、老後のお金の不安を緩和したいなら、働けばいいだけの話です。

働けば定期収入が入ってくるわけです。

お金の不安を抱えて生きるより、働くことで収入を得て、安心感を手に入れたほうがよほど精神衛生上良いのでしょうか。

また、老後の労働はお金ばかりではなく健康面や精神面でもプラスになる可能性があります。

老後にやるべきことがあり、外出するのは悪いことではありません。

以前の私であれば「老後は働きたくない」の一点張りでしたが、考え方が多少変わってきました。

お金のためではない労働であれば、週1~2回程度なら悪くないのではないでしょうか。

まとめ

以上『定年直前59歳会社員の独身女性が絶句。働かない選択肢は無い?』でした。

いかがでしたか?

この手の記事について「老後不安を煽るな」といったコメントがあるのですが、現実として老後が読めないのは事実です。

特に年金制度と物価が読めなくなってきたのが老後の予測を立てづらくしている原因です。

老後資金は個人的には2000万円ではなく3000万円は貯めておいたほうがよいのではないかと考えています。

以下関連記事です。

私たちを苦しめることになるかもしれない年金5大改悪についてまとめています。

老後資金をせっかく貯めても使わずに亡くなっている実態が見えています。

老後不安は実は誤解から生じているものが多かったりします。

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