「貯蓄2,000万円」でも…余裕のはずが一転!「老後破産」に陥る理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

煽りの酷さで知られる「資産形成ゴールドオンライン」から、老後資金の記事です。

相変わらずタイトルの煽りが酷いです。

早速記事の中身を見ていきましょう。

「老後資金2000万円問題」は根拠が薄い

まずは「老後資金2000万円問題」について改めて言及しています。

「老後資金2000万円問題」が登場したのは2019年のこと。

もうすぐ4年が経とうとしています。

改めて「老後資金2000万円問題」がおかしな問題であることを指摘しています。

以下が毎年の調査結果に基づく老後資金の不足額です。

【2017年~2022年「無職・65歳以上の夫婦世帯」不足額】

2017年:▲5万2,120円/▲62万5,440円/▲1,876万3,200円

2018年 :▲3万9,534円/▲47万4,408円/▲1,423万2,240円

2019年 :▲4万2,331円/▲50万7,972円/▲1,523万9,160円

2020年 :1,111円/13,332円/39万9,960円

2021年 :▲1万8,525円/▲22万2,300円/▲666万9,000円

2022年 :▲2万2,270円/▲26万7,240円/▲801万7,200円

※数値左から、1ヵ月の不足額/1年の不足額/30年の不足額

これを見てもらうと分かりますが、毎年調査結果によって不足額が変わっています。

これだけバラつきがあるということは、「老後資金2000万円問題」に真っ当な根拠がないことは明白でしょう。

あくまで平均値から算出されただけの話です。

だから「老後資金は2000万円不足するとは限らない」のです。

だからといって「老後資金2000万円問題」がなくなるわけではない

「老後資金2000万円問題」の根拠の薄さがわかったところですが、別問題があります。

それは「老後資金2000万円問題」はなくなるわけではないのです。

これからの老後には3つのリスクが存在しています。

3つのリスクにより結局2000万円必要になる可能性は残り続けます。

老後一転の理由①:物価高騰

まず一つ目のリスクは物価高騰です。

昨今、世間を賑わせている物価高騰。たとえば1ヵ月の電気代。総務省統計局『小売物価統計調査』によると、直近底値だった2021年1月は平均1万1,936円(従量電灯、最低料金制、441kWh)。今年1月と比較すると、この間、30%ほどの値上がりとなりました。収入が年金だけというケースが多い高齢者世帯。物価高に対しては非常に弱く、一気に生活苦に陥ってしまいます。

記事では電気代にのみ触れられていますが、食料品をはじめいろいろな商品・サービスが値上がりしています。

先日、所有する革靴のヒール交換に靴修理店を訪れたのですが、コロナ前と比較して約1000円値上がりしていてビックリしました。

原材料の値上がりとのことでしたが、改めていろいろな方面の物価が上昇していると感じました。

今後どこまで物価が上昇しつづけるか分かりませんが、老後資金に大きな影響を与えることになります。

老後一転の理由②:年金減額

二つ目のリスクは年金減額です。

将来の年金がどうなるか……そのひとつの指標が所得代替率です。年金を受け取り始める時点における年金額が、現役世代の手取り収入額と比較してどのくらいの割合かを示す値で、2019年の財政検証では61.7%でした。2046年~2047年には50.8%~51.9%となるとシミュレーションされています。50%以上を維持できると予測されていますが、逆を言うと、年金は今後2割ほど目減りするということ。現段階の年金額を基準に老後のライフプランを検討すると痛い目にあうでしょう。

物価上昇が続く可能性があるのに、年金は物価上昇率に追いつきません。

非常に厳しいと思います。

さらに年金制度維持のため、年金の支給開始年齢が65歳から引き上げられる可能性もあります。

年金が年間150万円だとして70歳支給開始に変更されれば、5年分の750万円を穴埋めしなければいけなくなります。

年金制度変更の議論のニュースは要チェックです。

老後一転の理由③:長寿

そして三つ目のリスクは長寿です。

2022年、日本人の平均寿命は男性で81.47年、女性で87.57年。今後さらに延びることが想定されています。また、この平均寿命はあくまでも平均値。多くの人が平均寿命以上に生きるわけです。そのようななか、平均寿命を基準にしたマネープランだとすると、当然、長生きすればするほど生活が苦しくなることは明らかです。

寿命は人それぞれです。

何歳まで生きるかは誰にも分かりません。

それ故に老後資金をいくら準備すればよいか分かりにくいです。

当然、長生きすればするほどお金も必要になります。

90歳までで老後資金を計算していても、100歳まで生きれば老後資金は枯渇します。

読めない部分が多いため、老後資金は十分だと思っていても、未来に状況が一変する可能性は否定できないのです。

まとめ

以上『「貯蓄2,000万円」でも…余裕のはずが一転!「老後破産」に陥る理由』でした。

いかがでしたでしょうか?

そもそも必要な老後資金は人それぞれです。

2000万円も必要ない人もいれば、2000万円では全く足りない人もいるでしょう。

大事なのは自分の数字で計算する習慣です。

ネットの記事を鵜呑みにするのではなく、自分に置き換えて考えるようにしましょう。

そうすれば、ネットの記事に振り回されることはなくなるでしょう。

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