5人のFPが本音を明かす、「FIRE」を巡る5つの厳しい現実

2023年6月23日

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

最近取り上げることの多い「BUSINESS INSIDER」からFIRE関連の記事です。

昨年後半からFIREに対するポジティブな記事は減少している印象です。

今回もネガティブとまでは言いませんが、「慎重論」と言った雰囲気になっています。

5人のFPさんは海外の人ですが、一体何を語ったのでしょうか?

1.「FIREムーブメントは良いものだ。極端な選択さえしなければ」

まず一つ目はFIREを好意的には見てくれている意見です。

実際、私もそう思います。

例えば、分相応の生活をするという点に関しては、FIREを実践していない人も見習うべき習慣だ。 さらに、「早期退職を目指す人は、退職するまで何十年も楽しいことを先送りにするのではなく、今の生活を充実させることを重視する傾向がある点も素晴らしい」とケリー氏は言う。

無駄な支出を抑え、小さな生活を送ることは資産形成を行う上では基本となりますから、非常に重要です。

そして『DIE WITH ZERO』的観点から言えば、やりたいことを早期に実現させようとする行動も考えさせられる点は多いです。

しかしFPさんは以下のように警鐘を鳴らしています。

「極端な事例がとてもシンプルで魅力的に見えてしまう。それを実現できる人もいるかもしれないが、根本的なミニマリストの考え方を持っていない大多数の人がこのような危険な選択をすると、経済的に身動きが取れなくなってしまう」とケリー氏は危惧する。

要するに、小さな暮らしにも「合う・合わない」があり、万人がFIRE生活をこなせるかというとそうではないのでしょう。

2.「”早期退職”を、必ずしも目的にしてはいけない」

2つ目は耳の痛い話です。

多くの人は「会社を辞めたいからFIREしたい」になっているのではないでしょうか。

FPさんは以下のようなことを話しています。

「私の若手クライアントは、経済的自立を達成することで、出世のために必死で働くことがなくなると考えている。そのうえで勤務時間を減らし、自分の時間を増やして、スタートアップと事業を展開したり、自分で起業できるというわけだ」と、フィゼル氏は語る。「仕事とは、自分の目的を果たすためのものであるべきで、単なる生活費を賄うためのものではない」

会社を辞めることで時間を作り、本当にやりたいことをやる。

これがFIREの本来あるべき姿です。

3.「社会の趨勢を見極めることも、FIREには欠かせない要素」

3つ目はFIREの計画を考える際には必要なことです。

例えば、FIRE信奉者は長生きする想定で計画を立てて欲しいと、ハッジンス氏は主張する。取材した当時、彼は祖母を99歳で亡くしたばかりだった。医療技術の躍進により、私たちの多くが今まで考えていたよりも長生きする可能性があるのだ。

その間、インフレや市場自体よりも速く、医療費が高騰することを彼は指摘する。

早期退職を目指しているのに、長寿や医療費の上昇を考慮した計画を立てていない人は、いずれ苦境に陥るだろう。そして、それに気付いた時はもう手遅れなのだ。

FIREはまだまだ新しい考え方で、「FIRE達成」とはあくまで会社を辞めただけ。

本当の「FIRE達成」とは、死ぬまで乗り切れたらです。

記事はアメリカがベースのため医療費の話が出ていますが、日本なら物価高でしょうか。

FIRE計画は生活費が年々上昇する計画になっていないと将来資金が枯渇する危険性があります。

4.「FIRE信奉者は、“最善を望み、最悪に備えよ”」

4つ目もFIRE計画を立てる上では不可欠なことです。

早期退職に向けて資金計画を組むということは、市場が良い時も悪い時も乗り越えて行けるポートフォリオを構築することにつながるが、過去10年は非現実的な例として考えた方が良い。

「堅実な資金計画で次の大不況を乗り切れる人もいれば、耐えられない人も出てくるだろう」

一時期話題になった"FIRE卒業"は、永遠に株価が上昇し続けると錯覚し、甘い計画で退場させられた人たちのことです。

株価は低迷し続け、時には暴落します。

最悪の事態も想定した準備が必要です。

5.「FIREのおかげでパーソナルファイナンスが“クール”になった。だが、誰にでも実現できるものではない」

そして最後の5つ目は、FIREについての現実を示しています。

しかし、実際FIREを目指しているのは、すでに経済的にゆとりのある専門職の富裕層が大半を占めていると、彼は指摘する。それ自体は悪いことではないが、FIREムーブメントとその中核的な思想が広がり続けることを、シュラム氏は願っている。

「高収入のミレニアル世代のあいだで、FIREをきっかけに始まった金融リテラシーに対する意識が低所得者層にも広がり、彼らも経済的成功を収められるようになったら嬉しい」

ポイントは「実際FIREを目指しているのは、すでに経済的にゆとりのある専門職の富裕層が大半を占めている」という一文。

日本ではどうでしょう。

富裕層ではない、ごく普通のサラリーマンが貧乏FIREを目指している印象です。

そして実際にFIREを達成できるのはごく限られた一部の人たちのみ。

残念ながらFIREは夢で終わる可能性が高いと理解しておくべきでしょう。

まとめ

以上『5人のFPが本音を明かす、「FIRE」を巡る5つの厳しい現実』でした。

いかがでしたか?

FIREは目指すのは自由です。

しかし実際に到達できるのは一部の人。

死ぬまで乗り切れる人はどれだけいるのでしょうか。

これからの日本はどうなるのか読みづらく、FIRE計画をいかに綿密に立てられるかが重要になるような気がします。

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