「老後資金の準備」は50代からの積立投資でも十分間に合うのか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
煽り系メディア「幻冬舎ゴールドオンライン」に掲載された老後資金に関する記事です。
今回はちょっと巷で話題のセゾン投信創業者の中野晴啓氏の記事です。
いろいろあって「創業者」という肩書になってしまいました。
今回は"積立王子"による積立投資の推薦理由です。
積立投資をお勧めする理由
なぜ50代からの資産形成に積立投資をお勧めするのか?
その理由は以下の2つです。
1.少額でも投資を始められるから
2.「時間分散(ドルコスト平均)効果」が得られるから
ちょっと疑問ですよね。
今回のポイントは50代からの資産形成です。
にもかかわらず次のような一節が書いてありました。
たとえば毎月1万円を20年間積み立て、それを年平均5%で運用できたとしても、20年後の資産額は411万円程度です。でも、これを40年間続ければ、資産額は1,526万円程度になります。
毎月1万円積み立てて、40年間続ければ資産額は1526万円になるとのこと。
確かに大きな金額ですが、50歳からスタートしたとして90歳時点での話です。
はたしてこれが期待されている資産形成なのかどうかと言われれば疑問です。
もっと早い段階で2000万円程度の資産が用意されることが理想ではないでしょうか。
だとすれば、少額で投資を始められるのは積立投資のメリットではありますが、50代から始める点を考えればいかがなものかと思います。
積立投資はどんどん投資額を増やしていくべき
50代から積立投資を始めるとして、さすがに毎月1万円では大きな資産を早く形成することは不可能です。
そこで重要になってくるのは毎月の投資額です。
単純に考えれば、投資する金額が多ければ多いほど資産増加スピードは早くなります。
よって、少額からスタートしたとして、投資に慣れてきたら金額を増やしていくべきでしょう。
ポイントになるのは、やはり支出の削減です。
50代に入ると、劇的な収入増加は期待できない人が増えるはず。
中には役職定年などで収入が減少する人もいるでしょう。
そんな中で投資に回す金額を増やすにはどうすればよいのか。
年齢的には教育費や住宅ローンに目途が立ってくる時期でしょうから、支出は一気に減少する可能性はあります。
その他支出を見直すことで貯蓄は増えるはずなので、あとはどれだけを投資に回すかです。
投資に回す金額は人それぞれ可能な金額があるでしょうし、資産が常に上下動することにメンタルが耐えられるかどうかも左右します。
よって適正な金額は自身で計算する必要があります。
私は6年間で約2000万円貯めた
今回、この記事を取り上げた理由はもう一つあります。
「老後資金の準備は50代からで間に合うのか?」という疑問を抱く人も多いと思います。
私は十分間に合うとの認識です。
なぜなら私は40代になってから6年間で約2000万円を貯めることができたからです。
支出の削減と積立投資の組み合わせで達成しました。
ポイントは積立投資よりも支出の削減です。
イメージとしては毎月30万円貯金し、その一部を積立投資に回すことになります。
簡単ではないかもしれませんが、年収が高い50代だからこそ短期決戦で勝負することは可能なはずです。
あとは繰り返しになりますが、徹底した支出削減が重要です。
収入増は見込めない年齢になりますから、支出を削減し、どれだけ貯金できるかです。
まとめ
以上『「老後資金の準備」は50代からの積立投資でも十分間に合うのか?』でした。
いかがでしたか?
私の事例を考えれば、50代からでも老後資金の準備は間に合います。
積立投資は老後資金形成の助けとなってくれる可能性はあります。
もちろん支出を削減し、収入が減少しないことが大前提となります。
そして、老後資金の準備中に株価が暴落しないことを願わなければなりません。
以下関連記事です。
老後にお金で困る人には共通して「貯金の間違った2つの思い込み」があるようです。
積立投資は下落時に絶対やめてはいけません。
資産を増やしたければ老後まで質素な生活を続け、支出を抑え続けるのがよいでしょう。