【お金の真実】宝くじで「400億円」を当てた男の“残念な末路”

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「ダイヤモンド・オンライン」の全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の連載記事です。

今回はお金を持つことに対する意識の問題です。


米国史上最高金額の宝くじに当たった男の末路

まずは、宝くじに当選した男性のエピソードが紹介されています。

ジャック・ウィテカーという名の男性は、2002年に米国史上最高額(当時)となる3億1400万ドル(約400億円)を引き当てたのでした。

税引後の賞金1億1300万ドル。

アメリカの宝くじは税金がかかるようです。

ジャックがこの後どうなったか?

この手の記事ですから、何となく想像がつくでしょう。

賞金を手にしてから2年も経たないうちに、ジャックの孫娘が死んでいるのが発見された(薬物の過剰摂取によるものと見られている)。

妻とは疎遠になり、ジャックはギャンブルや娼婦に湯水のごとく金を使った。

酒に酔って車を運転するのも当たり前になった。

結局、賞金はすべてなくなった。

予想通りの話でした。

すべての宝くじ当選者が落ちていくとは思いませんが、実際にいるのは間違いないでしょう。

自分のことを金持ちではないと思っていた?

ところが、です。

この話は普通の話ではありません。

このジャック・ウィテカーという人は普通の人ではなかったのです。

だが、ジャック・ウィテカーのケースは少しばかり話が違う――彼は、すでに金持ちだったのだ。

そう、人生を変える宝くじを買う前から、ジャックには1700万ドル以上の資産があった。

ウェストバージニア州の請負会社「ディバーシファイド・エンタープライズ・コンストラクション」社長として事業で大きな成功を収め、すでに多額の報酬を得ていた。

なんと企業の社長で1700万ドル以上の資産を保有していたのです。

これだけの資産を保有していたにもかかわらず、彼は宝くじを購入していたのです。

自分が十分な資産を保有していると自覚していれば、宝くじを買うようなことはしなかったはず。

他の人よりはるかに多くの資産を保有していたのに、不安を感じていたか、満足していなかったのでしょう。

普通の人にすれば全く理解不能な話ではないでしょうか。

しかし、本人がどう感じていたかは本人しか知ることはできません。

そして、宝くじを当てたことで人生を大きく狂わせてしまったのです。

億万長者でも「お金持ち」と実感できない

世間一般的に見て「お金持ち」と見える人が、「自分はお金持ち」と実感していない例は他にもあります。

何もジャック・ウィテカーだけの話ではないようです。

例えばゴールマンサックス証券の元CEOで億万長者のロイド・ブランクファインは、自身をお金持ちだとは思っておらず、「暮らし向きがいいだけ」と表現しています。

「何を言ってるんだ?」と思うかもしれません。

しかし、この人がジェフ・ベゾスとよく接していると聞いたらどうでしょう。

ジェフ・ベゾスと言えばAmazon.comの創業者で世界一の大富豪です。

そんな人と自分を比べたら、自分の資産などちっぽけなものに感じたのでしょう。

これがお金持ちが「自分はお金持ちではない」と感じる理由です。

上には上がいるのです。

これではどんなに資産があっても幸福感を感じることはできないでしょう。

そこで本書では非常に重要な示唆を与えてくれています。

それは「自分より裕福な人のことばかり見ず、自分がいかに恵まれているかを考える」ことです。

節約系の話でも「他人と比較しない」ことが挙げられます。

「よそはよそ、うちはうち」という"おかんの理論"はあながち間違っていないのです。

まとめ

以上『【お金の真実】宝くじで「400億円」を当てた男の“残念な末路”』でした。

いかがでしたか?

宝くじの話かと思いきや、自分が恵まれていることを考えるという全く別の話でした。

他人を羨むとロクなことがないのでしょう。

あまり背伸びしすぎず、現状に満足することも時には大事なのかもしれません。


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