退職金で投資デビューは絶対に禁物!証券会社出身夫婦が考える老後資金のリアル

退職金で投資デビューは絶対に禁物!証券会社出身夫婦が考える老後資金のリアル

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ダイヤモンド・オンラインに掲載された経済アナリスト・大江英樹氏の記事です。

当ブログでもたびたび取り上げ、若干ピントのズレた発言を指摘してきました。

今回は私も同意できる内容だったため取り上げてみました。

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なぜ退職金で投資デビューしてしまうのか?

当ブログでもたびたび退職金を投資で溶かした記事を紹介してきました。

おそらく今後も絶えることはない退職金投資の話題。

人はなぜ退職金で投資デビューしてしまうのでしょうか?

大江氏は以下のように原因を考えています。

人間の行動を最も強く促す要因は「欲望」と「恐怖」です。

高い洋服や高級な自動車を買いたいのは、よい物がほしいという欲望があるからですし、それほど必要のない保険に入るのも、何かあったらという恐怖がそうさせます。

ところが投資の金融商品を購入する理由は、老後不安という「恐怖」と、あわよくば儲けたいという「欲望」の両方があるので、けっこう厄介なのです。

なるほど、「欲望」と「恐怖」ですか。

分からなくもありません。

老後のお金はいくらかかるか分かりません。

お彼が足りるか分からない以上、増やしておきたいという心理が働きます。

気持ちは分からなくもないのですが、大きな問題があります。

老後に向けた投資スタンスの一案

大きな問題とは、なぜ退職金を今までやったことのない投資にぶち込むのか?ということです。

例えば他の人が投資で儲けたという話を聞いたり、ネット界隈で投資で儲けた話が流れているのを見て、自分もいけると思うのでしょうか。

個人的には運の要素が多分に含まれると思います。

タイミングによっては暴落に巻き込まれることもあるでしょう。

だからこそ、個人的には老後の投資は極力行わないほうがよいというのが私の考え方です。

退職金が手に入ったとしてもです。

老後を迎えるまでが勝負で、それまでにいかに老後資金を貯めておくかだと考えています。

この思考に至った理由は、私が退職金のない会社に勤務していることも影響しています。

あとは、老後は長いとはいえ資金が意図せず減少することを回避する目的もあります。

この思考も、元々私が投資には消極的だったことが影響しています。

これはあくまで私の考え方であり、正解ではありません。

自身の老後のプランもあるでしょうし、年金をどれだけ受け取れるか、相続で資産を受け取る可能性があるか、といったいろいろな要素が絡みます。

自分はどうなのかをすべて洗い出し、計算してみるとよいのではないでしょうか。

おひとりさま老後に頼れるのはお金だけ

大江英樹氏の妻、加代さんは英樹氏よりはるかに現実的な発言をしていることが多いです。

それは加代さんのほうが若く、老後を一人で過ごさなければならないとの自覚があるからと思われます。

私が1人になった時の年金収入の手厚さに執着するのは、年金収入が少なければ、自分の資産から取り崩していく額が大きく、資産が底を着くのではないかという恐怖があるからです。

年金の少なさから来る恐怖を感じるのが普通だと思います。

英樹氏は奥さんがいるので、あまり深く考えていないのではないかと推測されます(苦笑)。

おひとりさまの老後となると、未知と頼りどころのなさで不安は大きいはずです。

最大の不安は医療と介護でしょう。

医療については以下のように書かれていました。

医療についていえば、治療費や入院費を支払うことになるのはもちろんですが、入院や手術をするときには、身元保証人や手術の同意をする人が必要です。身元保証人に求められる役割は、治療費などの支払いの保障と、転院が必要になったときや死亡したときのサポートや引き取りです。

夫が入院した場合は私が対応するのですが、私が高齢でそうなったとき誰に頼むのか――。自分の子がなく、年下の兄弟姉妹もいない私は、外部のサービスを利用するしか方法がありません。

おひとりさまでは親族か外部のサービス利用となりそうです。

親族であれば、おせわになる以前からの付き合いが大事。

外部サービスとなれば、事前の調査と依頼がマストです。

介護については以下の通りです。

介護についても、体力や気力の低下、認知症の発症などにより、1人での生活が難しくなったときに、食事の世話や洗濯や掃除などの家事といったことを頼む必要があります。施設に入れば一気に解決ですが、そこへたどり着くまでは、自宅で有料サービスを利用しながら暮らすことになります。

こういう記事を読んでいると、だんだん自分のプランに不安を感じてしまいます。

やはり施設に入ることを検討したほうがよいのだろうか、と。

さらには亡くなったときの各種手続きとかも誰かにやってもらわなければいけません。

そう考えると、おひとりさまの老後は想像以上に大変なのかも、と今更ながら思うのでした。

まとめ

以上『退職金で投資デビューは絶対に禁物!証券会社出身夫婦が考える老後資金のリアル』でした。

いかがでしたか?

英樹氏は相変わらずですので、奥さんのほうの声を聞いておくと近しい感覚で学べると思います。

とりあえず退職金をぶち込む投資は避けること。

そして、老後の医療・介護といった費用と誰に任せるかを考えておくこと。

このあたりが老後に向けた宿題となるようです。

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