結局いくら必要なの?「老後資金2000万円問題」の解き方

結局いくら必要なの?「老後資金2000万円問題」の解き方

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

産経新聞に掲載されていた、久しぶりの「老後資金2000万円問題」についての記事です。

話題になったのは2019年ですから、すでに4年が経過しました。

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「老後資金2000万円問題」が大騒動になった理由

そもそも老後に2000万円も必要なのかどうか?

2000万円という金額はあくまで目安でしかありません。

老後に必要なお金は世帯ごとによって異なります。

当たり前のことだと思うのですが、当時は「老後に2000万円必要」と話題になり、新卒の女の子も「どうしよう」などと言っていたことを思い出します。

なぜこれほどまでに大きな話題となったのでしょうか。

その答えはFPさんの次の指摘が正しいと思います。

そもそも、なぜ老後資金がこれだけ世間で問題になったのか。FPの深田晶恵氏は「日本の年金制度は、現役時代の収入を100%保証する制度設計になっていないことを認識していない人が多い」ことを指摘。「いつの時代も老後生活において年金収入で足りない分は、現役時代にためたお金を取り崩すことが基本となる」と強調する。

多くの人が老後を年金で過ごせると思っていたであろうことのほうが衝撃でしかありません。

いかに見立てが甘いことか。

そりゃ、貯金しようなどと思うはずがありません。

「老後資金2000万円問題」は事実関係はともなく、多くの日本人に老後のお金に関する問題提起をしたという点においては非常に有効だったと言えます。

自分のデータで今と将来の家計を算出しよう

そもそも「老後資金2000万円問題」は、2019年当時のデータを元に約2000万円が不足するとして発表されました。

しかし翌年には不足額はほとんどありませんでした。

年によってデータが変わるので、「老後資金2000万円問題」はたまたま2019年時点でそれだけの金額だったという話でしかありません。

また、繰り返しになりますが、あくまで平均のデータから算出したのが「老後資金2000万円問題」です。

よって、自分の家計がそのまま当てはまるとは限りません。

いや、当てはまることはないと考えてよいでしょう。

要するに、老後資金の必要な額は自分で計算するしか分からないのです。

ですから自分の世帯に合わせた計算をしてみましょう。

計算方法は記事では以下のように紹介しています。

ず、家計簿アプリなどを用いて、現在の家計を算出することから始める。老後の年間支出は「現役時代の7割程度といわれている」(井戸氏)。これに25~30年を掛けて年金総額を引き、「さらに住宅修繕や病気に備えた特別支出(500万~1千万円)を加えれば必要な老後資金の目安を算出できる」(深田氏)。

かなりざっくりとしていますが、最初のうちはこれで十分ではないかと思います。

そもそも最初の「現在の家計を算出すること」が正確にできる世帯がどれだけあるかが疑問です。

まずは現在の家計の把握。

その上で将来の家計の予測という順番になります。

将来を予測しづらい「物価」と「年金」

私自身も将来の家計は予測せねばならず、実際に計算しています。

しかし、これがなかなか難しい。

あまりにも遠い先の話すぎて、実際のところどのようになるかが見えないからです。

さらに将来の予測を難しくする要素が二つあります。

一つは「物価」です。

近年、値上げのニュースが頻発しています。

今後も物価上昇は続くでしょう。

私の場合、毎年支出が2%ずつ増加していく計算をしています。

もう一つは「年金」です。

金額は徐々に減り、受給開始年齢が引き上げられる可能性もあります。

現時点では65歳から支給開始、年金額は毎年0.5%ずつ減額で、100歳までの収支を計算しています。

私の場合、支出の少なさもあり、100歳まではなんとか生き残りそうです。

老後資金に不安を抱えていると言っても、漠然と不安を抱えていたところで対策の立てようもありません。

まずは自身のプランで老後資金がどれくらい不足するのかをしっかり計算してみましょう。

まとめ

以上『結局いくら必要なの?「老後資金2000万円問題」の解き方』でした。

いかがでしたか?

「老後資金2000万円問題」は2000万円で考えるのではなく、自分の家計ならいくら必要かを算出すべきと分かりました。

計算すると、実は2000万円では済まない可能性もあります。

大きな資金を貯めるには長い時間がかかりますから、早めに必要額の計算はしておいたほうがよいです。

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