『お金に関する「時代遅れ」で有害な6つの常識』は正しいか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
ビジネス・インサイダーに掲載されていたお金に関する記事です。
アメリカの記事ですので日本とは若干考え方が異なる可能性はありますが、確かに古い常識が存在しています。
日本でも共通する点があると感じたのでご紹介していきます。
とあるアメリカ人が思う"時代遅れのお金の常識"
まずは今回の記事で紹介されていた"6つの常識"を見ていきましょう。
1.クレジットカードを何枚も持つな
2.1に貯蓄、2に貯蓄、3・4がなくて5に貯蓄
3.離職するなら「生活防衛資金」を構築してから
4.「不要不急」の支出を切り詰めろ
5.学生ローンは悪である
6.お金の話はするな
「なるほどね」と思ったというのが正直な感想です。
日本でも言えそうなものが多いです。
「貯蓄」より「投資」の流れには逆らえない
特に2番目の貯蓄に関しては、親世代から教えられた人も多いでしょうから、忘れなければいけないと思います。
残念ながら昔とは異なり、貯蓄では全く持ってお金を増やせません。
下のグラフは野村アセットマネジメント様のwebサイトからお借りした金利の推移です。
引用元:https://www.nomura-am.co.jp/sodateru/start/why_invest/01_interest_Rates.html
1990年12月末時点で金利6%ですよ。
信じられません。
そりゃリスクを負って投資しようとは思わず、貯金しておけと考えるのは当然です。
しかしこれからは「貯蓄は安全で、投資はギャンブルで危ない」という認識は絶対に捨てなければいけません。
現金は物価上昇に伴い価値が目減りします。
貯金では物価上昇に追いつけません。
投資についての詳細は省略しますが、早くから投資を始めておけば、貯金をはるかに凌ぐ資産に育つ可能性があります。
学校では金融教育も始まりますので、貯金だけでなく投資についての理解を深めておくべきでしょう。
残り5つも多くは同意
残りの5つはというと、クレジットカードは複数持ちでも良いのでは?と個人的には思っています。
用途によって使い分けて、本人が支出管理できているならば、複数枚でも問題ありません。
ただし、引っ越しとかがあるといろいろ面倒なので、手間を考えると少なめがよいでしょう。
3.の生活防衛資金はどうでしょうか。
お金がある程度貯まっていたほうが会社を辞めてからの保険の意味合いもあり、多少の不安は和らぐでしょう。
ただ、お金がないから貯金してから会社を辞めるという意味ならば、話は変わってきます。
モチベーションのない仕事をやり続けるのは本人も会社もメリットがありません。
お金がなかろうがすぐに辞めたほうがよいでしょう。
4.の支出削減は、程度によると思います。
私は基本的に「節約反対派」で、我慢を強いるタイプの節約は辞めるべきと考えています。
お金を使おうと思わないようになることで、自然と支出を減らしていけるのがよいはずです。
一方で記事内の「支出を増やせ」の主張は理解できます。
簡単に実現できませんが、トライすべきでしょう。
5.の学生ローンは日本では奨学金と言い換えられるでしょうか。
奨学金はすべてが悪というわけではありません。
どうしても進学の際に頼らなければならない世帯はあるはずです。
可能であれば無利息の奨学金を利用したいところです。
そして6.の「お金の話はするな」ですが、これは賛否両論あるのではないでしょうか。
内容にもよると思います。
資産をどれくらい持っているかは話さない方がいいと思います。
特に多額を持っている人は外部から変な輩がたかってくる危険性があります。
また他の人の収入を聞いて、自分ももっと収入を上げたいという気持ちになるかもしれませんが、上を見過ぎると過ちを犯す危険性も増してきます。
よってお金の話はほどほどにしておいたほうがよいのではないでしょうか。
子どもに伝えるなら「貯金、そして投資」
そもそも6つのうち後半に紹介した5つは「常識」とまで言えるのかどうか、といった内容でした。
もちろん参考にはすべきだと思います。
もし自分に子どもがいて、お金に関して何かを伝えようと思ったら、「貯金、そして投資」です。
貯金だけではお金は増えないことは教えなければいけません。
その上で支出を減らすことの重要性と収入が多いことの優位性を話すでしょうか。
一方で「お金の話はするな」とは子どもにもすると思います。
クレジットカードは枚数が重要なのではなく用途の問題だと思っているのと、教えるなら「リボ払いはするな」ということを教えるでしょう。
まとめ
以上『『お金に関する「時代遅れ」で有害な6つの常識』は正しいか?』でした。
いかがでしたか?
これからの時代は「貯蓄より投資」。
投資の重要性は説いていかないといけません。
ただし性格的に合う・合わないが絶対にあります。
子どもに教えるとしたら、お金のことに限らず「他人と比較しない」ことを重要視するかもしれません。
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