3児の父がFIRE達成!貯金とは無縁な人でも資産を作れた理由
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
マネックス証券のメディア「マクネリ」から久しぶりのFIREに関する記事です。
「3児の父でもFIRE達成」という"みもじ"さんの記事です。
当ブログでも過去2回取り上げたことのある方です。
今回はマネックス証券のメディアということで、投資手法に関しての話がメインとなっています。
FIRE達成者も最初はお金を貯められなかった
みもじさんは40代前半の個人投資家です。
妻、3児と5人暮らし。
現在保有している資産はインデックス投資(投資信託)を軸にETF、株主優待銘柄、暗号資産だそうです。
ここでみもじさんに関して、ちょっと分からない点が一つ。
それは、何歳のとき、どれくらいの資産でFIRE達成したのかがどうやら公開されていないこと。
本も出版されているのですが本の中でも、Twitterなどでも明かされていない模様です。
そのため、ここから先も具体的な数字が出てこない点は注意が必要です。
みもじさんは、ふとしたきっかけから「人生の節目毎にかかる費用の目安」を調べ、将来のお金を準備しておく必要があると思い、資産形成をスタートさせています。
資産形成において重要だったのは奥さんの存在のようです。
奥さんのお金の使い方が上手だったため、奥さんからお金の使い方を学び、コツコツ貯金を増やしていきました。
まずは地道な貯金が大事ということです。
その後「余剰資金が貯まった」ところで株式投資を始めました。
最初の頃の投資で失敗した理由
みもじさんは最初に始めたころの投資について問われ、以下のように回答しています。
株式投資を始めた頃は、優待品が魅力的な日本株の個別銘柄に投資しました。ただ、長期間にわたって特定の企業に投資するのは難しいと感じ、インデックス投資にシフトしました。現在は、インデックスファンドを中心に積立投資を続けながら、日本株、ETF、暗号資産を少し運用しています。
まずは優待投資だったようです。
投資のきっかけとしては比較的分かりやすいところかと思います。
ただ、この手のタイプだと個別株投資で利益を得続けるのは難しいでしょう。
短期投資であれば売買を繰り返して利益を上げていくことになるのでしょうが、優待目的だとそうはいかないでしょう。
また、投資で失敗したことを質問され、「ナンピン買い」と回答しています。
「ナンピン買い」とは、投資した株式銘柄の価格が下落した際に追加で購入する手法です。
みもじさんは失敗した理由の心境を次のように語っています。
当時、「自分だけは大丈夫」と過信して、株価が下がれば下がるほど買い増ししてしまったことが失敗の原因だと思います。常に冷静さを保つためには、投資に関する知識や過去の動向を学んでおくことが大事だという教訓を得ました。
初心者だけでなく経験者でもやりがち。
「取り返そう」という気持ちが強すぎたり、ルールのない取引で損を出したりすることがあります。
このような失敗を経験した後、インデックス投資が向いていると投資手法を切り替えるに至ったようです。
FIRE達成のためにやったこと
みもじさんがFIRE達成したのは2021年12月のこと。
FIRE達成までに約15年ほどかかったそうです。
みもじさんがやったことは、結局のところ地道な節約とインデックスファンドへの継続的な追加投資です。
結局のところ、この地道な積み重ねが苦にならなかったことがFIRE達成の理由と言えそうです。
投資対象としてはインデックスファンドのほかETF、株主優待銘柄、暗号資産もあるようですが、比率がどれくらいかは不明です。
本人が「支出はかなり少ない」と語っていますので、その分を投資に回せていると想像します。
あとは本業の収入がどれくらいかも謎のため、投資に回せていた金額がどれくらいなのかも分かりません。
子どもが3人いてFIREに踏み切るのですから、相応の資産、想像するに1億円は軽く超える金額になっているのではないでしょうか。
FIREに向き・不向きはある
今回の記事では、みもじさんがこれからFIREを目指す人たちに向けてメッセージを送っています。
まず一つは「FIREにおける向き・不向き」です。
何か目標や野望がある人には合っていると思います。ただ、資産があるという理由だけで仕事を辞めてしまったら、やることがなくて暇をもてあますことになるでしょう。暇になることで仕事の大切さに気づくなど、何かしら得られるものがあれば、結果的にFIREして良かったと言えるかもしれませんが。
これは当ブログで再三語ってきたことですが、FIRE後にやりたいことがあるかどうかです。
会社を辞めて、やることが無ければ本当に暇になりますから、「何のためにFIREするのか?」は真剣に考えておいたほうがよいでしょう。
明確なFIRE後にやりたいことが無い場合はこちらのアドバイスがよいでしょう。
リタイアすることより、経済的自立を目指すことをおすすめしたいです。仕事や公的年金からの収入だけでなく、金融資産から不労所得が得られる仕組みを築けるとよいのではないでしょうか。
本当にこれ。
FIREを目指さぬとも、資産形成に何ら損はありません。
将来「こういうことがやりたい!」と思ったとき、お金がなくて選択できないことが最も避けたいことです。
であれば、思い立ったが吉日。
今から何かを買うのをやめ、支出の削減に取り組み始めましょう。
まとめ
以上『3児の父がFIRE達成!貯金とは無縁な人でも資産を作れた理由』でした。
いかがでしたか?
節約だけで本当にFIREできるかと問われれば、もちろん無理でしょう。
その節約、支出削減も相応の規模感で行われたと想像できます。
無茶な節約はやらないほうがよいですが、適切な支出削減は資産形成において不可欠と言えます。
あとは本業で稼ぎ、できるだけ多くを投資に回す。
こんなところでしょう。
投資は今後も良い相場が続くとは限りませんが、早くから始めるに越したことはありません。
奇しくも2024年から新NISA制度が始まり、1800万円は非課税で投資できます。
新NISA制度も上手く活用しながら、FIRE達成ないし大きな資産を築くことを目指していきましょう。
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