FIRE達成者が20代・30代で退職する前に知っておきたかった6つのこと
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
毎度おなじみ「ビジネス・インサイダー」からです。
今回は海外にて20代・30代でFIREを達成した方々が自身の経験から本音を語ってくれていますので、それをまとめました。
FIREについて良いことばかりではなく悪いことも含め、FIREする前に知っておきたかったことを語ってくれました。
1.何もしない生活に慣れるまでに時間がかかる
まず一人目は33歳でFIREを達成した男性です。
「心を落ち着け、リラックスできるまで少なくとも6カ月かかることを知っておきたかったね」
半年がかりでようやくFIRE生活になじむとは、なかなか時間がかかっています。
「毎日少しぐらいは生産的なことをしたい欲求に駆られて」と語っていることから、どちらかというと仕事が嫌というわけではない人かもしれません。
その手のタイプの人には、仕事のない日々は刺激のない日々となったことでしょう。
また、仕事が嫌でFIREしたタイプの場合、最初はのんびりできても、しばらく経つと時間を持て余してしまい、毎日をどう過ごすかで悩んでしまうかもしれません。
FIREを目指す際には、会社を辞めてからどのように過ごすのか具体的なイメージを持っておくのが良さそうです。
2.人生の目標と夢が変わるが、それは悪いことではない
二人目は30歳でFIREした『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』の著者グラント・サバティエ氏です。
「私は5年と3カ月をほとんど休みなく働き、30歳で経済的に自立できるようになって退職したが、そのとき、自分がすっかり変わってしまったことに気づいたのだ。24歳で計画を実行し始めたころとは、夢も、目標も、好きなものも、変わっていた」
よく資産が貯まると心境に変化が起こると言われますが、サバティエ氏は身をもって実感したようです。
FIREするつもりで資産形成していたけれど、しばらくしたら仕事の苦痛が薄らいでいくかもしれません。
考え方がどう変化するかは自分にも読めないはずです。
あとは将来に影響を与える要因として、年齢や家族も無視することはできないでしょう。
3.FIREを達成後も収入を得ることが可能
三人目は28歳という若さでFIREを達成した男性です。
「自分は、ソファに座ってお菓子を食べたり、夜更かししたりする生活を求めているのだな、と想像していた。でも、実際にそうしてみると、結局は退屈になって、積極的に以前とは違う趣味や行動をするようになっていた。そして最終的には、そうした活動のいくつかから収入が得られるようになったのだ。日々変わらずに過ごしていて、それでも楽しくお金を稼ぐ方法が見つけられないのは苦痛でしかなかった」
FIREしても何らかの活動を通じ収入を得られるのはFIRE志向者にとっては勇気づけられるかもしれません。
しかし、働きたくない人たちが多いのでしょうから、やはり大きな資産を築くべきでしょう。
あと、気になるのは「結局は退屈になった」という点。
やはり無計画なFIREは将来的に息詰まる可能性がありそうです。
4.大切なのはお金だけではない
四人目は34歳でFIREした男性です。
「大人になってからずっと、私はお金を貯めることをモチベーションにして生きてきた。だが、いざ十分な蓄えができると、別のモチベーションが必要になった。そしてそれは、自分で想像していたものとはまったく異なっていた。もしそのことに前から気づいていれば、私は人生の新しい局面に対して、もっとしっかりと準備ができていただろう」
恐らく多くのFIRE志向者は、FIREするためにお金を貯めているはずです。
しかしこの男性曰く「お金は重要ではない」とのこと。
真の経済的自由を手に入れると、お金は重要ではなくなるようです。
家族や健康はお金に代わる重要なものの筆頭格に挙げられるでしょう。
FIREしてこの境地に辿り着けない人は、真の意味で経済的自立ができていないかもしれません。
5.いちばん難しいのは仕事をやめること
五人目は37歳でFIREした男性の意見です。
「経済的に自立するという目標を立てるのは簡単だった。だが、その目標を達成するのはとても大変だった。なかでもいちばん難しかったのは、仕事をやめて、早期に引退することだ」
「お金の奇妙な性質は、どれだけあってももっと必要だと思えること。もう十分な額をためていても、まだ足りないと感じてしまうのだ」
これ、ものすごくよく分かります。
私も「5000万円貯まったらセミリタイア」と言っていましたが、気づけば必要な金額は8000万円まで増えていました。
最後の最後で踏み切れない自分がいます。
ただ、私も分かっています。
人生における数々の局面において最も重要なものは「勇気」であると。
6.批判されるかもしれない
六人目は38歳でFIREした男性です。
「FIREを実践する人は自分の人生に関する重い批判に耐える必要があるという点は、もっと強調されてしかるべきだろう」
「友人、家族、そしてネット上の人々が、FIREという選択を批判する。リタイアする年齢が若ければ若いほど、批判は強くなる。本当に『憎しみ』を感じるほどだ」
FIREは早期に会社から離脱するため、一定の層からは批判を受けます。
ある意味、仕方ないことかもしれません。
妬み、やっかみもあるでしょう。
赤の他人ならともかく、家族さえも理解してもらえないことさえあるでしょう。
それらの批判の声に動じないメンタルが長いFIRE生活を乗り越える上で必要となるようです。
まとめ
以上『FIRE達成者が20代・30代で退職する前に知っておきたかった6つのこと』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.何もしない生活に慣れるまでに時間がかかる
2.人生の目標と夢が変わるが、それは悪いことではない
3.FIREを達成後も収入を得ることが可能
4.大切なのはお金だけではない
5.いちばん難しいのは仕事をやめること
6.批判されるかもしれない
人間は経験してみないと分からないことがたくさんあります。
現代に生きる私たちは、ありがたいことにネットで先達の声を簡単に聞けるようになりました。
FIREすると様々な変化が生じたり、どのような困難が訪れるかが分かりました。
あとはどのようなビジョンを描き、ゴールをイメージするか。
FIREで幸せになれるかどうかは、あなた次第です。
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