『しくじり先生』で学ぶ遺産相続。梅宮アンナの体験談が参考になる件

『しくじり先生』で学ぶ遺産相続。梅宮アンナの体験談が参考になる件

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日は先日見たテレビ番組から。

テレビ朝日の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』にて、梅宮アンナが遺産相続について語りました。

父・梅宮辰夫は2019年12月に亡くなりました。

今回の授業は、相続手続きにおける大混乱で泣いている暇もなかったという話です。

私のようにまだ相続を経験していない人間からすると参考になる点が多かったのでご紹介します。

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親が亡くなった後の手続きの多さに驚愕

まず番組序盤での驚きは、親が亡くなった後の手続きの数です。

梅宮アンナが「こんな手続きがあります」と言って画面に映し出されたのが以下23項目にも渡る手続きでした。

1:葬儀・寺の手配
2:死亡届の提出・火葬許可書の取得
3:通夜、葬儀、初七日・繰り上げ法要、火葬の執行
4:世帯主の変更
5:年金受給停止手続き
6:遺族年金、寡婦年金、死亡一時金等の給付手続き
7:国民年金、健康保険、介護保険などの資格喪失届
8:パスポート・運転免許証の返納
9:葬儀費・埋葬費の給付申請
10:高額医療費支給申請
11:死亡保険金の受取り申請
12:銀行等の金融機関への連絡
13:有料サービス等の解約手続き
14:遺言書の確認、検認
15:相続人の調査
16:相続財産の調査
17:相続財産の評価
18:遺産総額と相続分の確定
19:相続放棄の検討
20:所得税の準確定申告
21:遺産分割協議、遺産分割協議書の作成
22:預貯金等の払戻し、名義変更、登記移転
23:相続税の申告、給付

多い。。

梅宮アンナの説明によると、一番重要なのが23の「相続税の申告、給付」とのこと。

この手続きを怠ると追徴金を払うことになります。

日本での平均追徴金はなんと約641万円。

相続税が発生するということはそれなりの資産ですから、追徴金もそれなりの金額になるのでしょう。

番組では1~13、14~23と二つに分けて、中から重要なものを紹介してくれました。

親が亡くなった後に訪れる2大ミッション

梅宮アンナの家で遺産相続に苦労した最大の理由は、父・梅宮辰夫が家のことを何でもすべてやっていたからだそうです。

梅宮アンナ曰く、母クラウディアは「地球に住んでいて、こんなに何も知らない人がいるのか」と思うほど何もできないとのこと。

家事全般もすべて父・辰夫氏がやっていたようです。

だから亡くなられた後、家のことを何も把握できておらず、世間的なことを何も知らないため、大きな苦労につながったのだそうです。

まずは亡くなられた直後に税理士さんに言われたことがこちら。

「世帯主・年金・健康保険の手続きは14日以内に行わないとペナルティが発生します」

世帯主変更は14日以内に行わないと5万円以下の罰金。

国民年金の停止も14日以内に行わないと不正受給となります。

厚生年金だと10日以内に行わなければいけません。

そして国民健康保険の喪失手続きも14日以内に行わないと不正受給だそうです。

その他、親が加入していた有料サービスの停止手続きも行ったそうですが、携帯電話の解約だけは見送ったほうがよいそうです。

しばらくは亡くなった親の知人からの連絡などがあるため、だそうです。

逆に、親が亡くなった直後にやってはいけないことも紹介されました。

親のお金を引き出すのは、資産を勝手に使うことにつながり、相続問題が発生します。

遺言書を勝手に開けるのは、5万円以下の罰金。

そして親のコレクションを勝手に処分するのは、親の私物は遺産扱いになるため、これも相続問題につながります。

梅宮アンナはどうにかここまではクリアしたそうです。

しかし、相続の本当の問題はここからでした。

相続税の手続きは10ヵ月以内に完了しなければならない

続いて梅宮アンナが税理士さんに言われた言葉がこちら。

「10ヵ月以内に相続税の手続きを完了しないとペナルティが発生しますよ」

確かに資産を放置しておくと様々な問題が生じるため、相続には期限が設けられています。

ここからは先ほどの項目の14番目以降が該当します。

番組内で紹介された相続税申告の一般的なスケジュールは以下のとおり。

スタートは、被相続人の死亡。

7日以内に死亡届の提出。

3ヵ月以内に相続放棄または限定承認。

4ヵ月以内に相続人の確定、準確定申告。

そして10ヵ月以内に相続税の申告と納税となります。

梅宮アンナは父・辰夫氏の口座数など全く把握していなかったそうですが、「大事な資産はエンディングノートに書いておいて」と頼んでいたため、安心しきっていたようです。

しかしエンディングノートに書かれていたのは資産ではなく料理のレシピだったそうです(笑)。

どうにか税理士さんにも協力を仰ぎ、なんとか資産を調べあげました。

ちなみに銀行口座数だけで12個あったそうです。

もし見つけられなければ、一生迷宮入り。

銀行の側から教えてくれるはずもありません。

梅宮辰夫氏の資産としては、自宅や上記の銀行口座のほか、土地、車、さらには釣具や包丁、高級ワインまで資産として計上されたようです。

そして注意点として借金も相続の対象だと紹介されました。

親は連帯保証人になっていないかも注意です。

最終的に梅宮アンナは税理士さんを始め、いろいろな方のご協力のおかげでどうにか相続をクリアしたそうです。

最後の教訓は以下の通り。

「終活は1人ではなく家族で行うもの。親の資産・借金について生前に必ず話し合っておこう」

30分番組で情報が凝縮されており、スピーディーに展開されていきましが、実際の作業としてはものすごく大変だったはずです。

相続する遺産の中には知らなかった熊本の土地があったそうで、実際に見に行ったと語っていました。

限られた期間の中で数多くの手続きをこなさなければならず、サラリーマンにとってはものすごく大変なことだと思いました。

この時期に簡単ではありますが相続の一端を知ることができ、私にとっては参考になりました。

まとめ

以上『『しくじり先生』で学ぶ遺産相続。梅宮アンナの体験談が参考になる件』でした。

いかがでしたか?

放送されたのが年末だったことも、ある意味ラッキーと言えるかもしれません。

なぜなら年末年始には実家に帰省する人が多いから。

年末年始に実家へ帰省したら、少しは親と資産の話をしておいたほうがよいのではないでしょうか。

以下関連記事です。

私は一応両親以外の相続人にもなっており、そこそこの金額を相続できる可能性を持っています。

地方のド田舎の家を相続したらどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

人生の最期にはどれくらいのお金がかかるのか、あらかじめ知っておくべきです。

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