【検証】資産が5000万円あったら何年暮らせるか計算してみた

【検証】資産が5000万円あったら何年暮らせるか計算してみた

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日は「お金がたくさんあったらどうなるだろう」シリーズ第2弾。

今回は「資産が5000万円あったら何年暮らせるか?」です。

前回の3000万円がそこそこの反響でしたので、調子に乗って検証してみました。

各人がいろいろとシミュレーションを立てていることと思いますが、セミリタイアを目指す50歳男性目線で調査していきたいと思います。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

5000万円は支出次第で何年暮らせるか変わる

5000万円という金額も決して多い金額ではありません。

ただ、3000万円のときより2000万円増えていますから、当然暮らせる年数は長くなります。

よって、5000万円貯まるとFIREを考え始める人も増えてくるでしょう。

もちろん5000万円で十分かと問われれば、年齢次第にもなりますが、十分とは言い難いと考えています。

そこで、まずは支出がいくらかによってどうなるかを見ていきます。

1.支出が月15万円の場合

まずは支出が月15万円の場合です。

月15万円なら年180万円ですから、1年を200万円以内で生活可能です。

暮らせる月数は、5000万円÷15万円=333.3ヶ月です。

333.3ヶ月は27年10ヶ月です。

27年とは長いですね。

改めて計算して気づきました。

ただし、あくまで月15万円で暮らせればの話です。

2.支出が月20万円の場合

そこで次に支出が月20万円の場合で計算してみます。

つまり年間支出は240万円に増加します。

240万円でも十分少ないんですけどね。

では年間支出240万円なら何年資産は持つのでしょうか?

5000万円÷20万円=250ヶ月です。

250ヶ月は20年8ヶ月となりました。

21年目で資金が枯渇しますが、20年は乗り切れる計算です。

3.支出が月30万円の場合

では月の支出が30万円だったらどうでしょう。

月30万円だと高支出の単身世帯だけではなく、支出を低く抑えられる夫婦世帯も想定されます。

5000万円÷30万円=166.7ヶ月です。

よって14年10ヶ月目で資金が枯渇します。

30万円でも15年近く暮らせるようです。

思いのほか長く暮らせることに自分でも驚いています。

5000万円は物価上昇次第で何年暮らせるか変わる

さて、ここまでは単純に支出が毎月いくらかで何年暮らせるかを見てきました。

しかし、やはり現実にはこんな単純に話が進むわけがありません。

資産の増減は他の様々な要素にも影響を受けます。

そこで今回もまずは「物価上昇」を加味して計算してみます。

1.支出が月20万円で物価上昇率2%の場合

では先ほどの月20万円の支出のパターンで物価が上昇した場合を考えてみましょう。

今回も15万円パターンは省略します。

15万円以下で生活できる人は何ら問題ありませんから。

物価上昇率は政府目標の2%を参考に、単純に支出が毎年2%増えていくとします。

一体何年暮らせるかというと、次のテーブルのようになりました。

年数支出額残金
1年後¥2,400,000¥47,600,000
2年後¥2,448,000¥45,152,000
3年後¥2,496,960¥42,655,040
4年後¥2,546,899¥40,108,141
5年後¥2,597,837¥37,510,304
6年後¥2,649,794¥34,860,510
7年後¥2,702,790¥32,157,720
8年後¥2,756,846¥29,400,874
9年後¥2,811,983¥26,588,892
10年後¥2,868,222¥23,720,670
11年後¥2,925,587¥20,795,083
12年後¥2,984,098¥17,810,985
13年後¥3,043,780¥14,767,204
14年後¥3,104,656¥11,662,548
15年後¥3,166,749¥8,495,799
16年後¥3,230,084¥5,265,715
17年後¥3,294,686¥1,971,030
18年後¥3,360,579¥-1,389,550

厳密には17年8ヶ月目に赤字に転落します。

物価上昇を無視した場合は20年8ヶ月でしたから、資産寿命が2年短くなりました。

それでも17年暮らせると考えれば十分かもしれません。

2.支出が月30万円で物価上昇率2%の場合

続いて月の支出が30万円の場合はどうでしょうか。

物価上昇率は同様2%で計算してみましょう。

年数支出額残金
1年後¥3,600,000¥46,400,000
2年後¥3,672,000¥42,728,000
3年後¥3,745,440¥38,982,560
4年後¥3,820,349¥35,162,211
5年後¥3,896,756¥31,265,455
6年後¥3,974,691¥27,290,765
7年後¥4,054,185¥23,236,580
8年後¥4,135,268¥19,101,311
9年後¥4,217,974¥14,883,338
10年後¥4,302,333¥10,581,004
11年後¥4,388,380¥6,192,624
12年後¥4,476,148¥1,716,477
13年後¥4,565,670¥-2,849,193

結果は13年5ヶ月目に資金が枯渇し、赤字転落となりました。

物価上昇を考慮しない場合は14年11ヶ月目で資金が枯渇しましたから、1年半早まりました。

物価が上昇すれば支出額が増え、資産寿命が短くなることが分かりました。

自分で資産寿命を計算をするときには、物価上昇を織り込んでおかないと何年暮らせるかの計算が狂うため注意が必要です。

5000万円は投資の資産増加次第で何年暮らせるか変わる

しかし、ここで終わるわけではありません。

支出が物価上昇で増える可能性がある一方、資産を投資に回していれば資産が増える可能性もあります。

となれば、先ほどの物価上昇率を加味した場合より資産寿命を延命できます。

そこで今回は5000万円をフルインベストメントしたと仮定して、資産寿命がどこまで延びたかを見てみましょう。

1.支出が月20万円で物価上昇率2%で利回り3%の場合

まずは支出が月20万円で物価上昇率2%のパターンです。

もし仮に利回り3%で運用した場合、何年暮らせるでしょうか?

結果としては23年9ヶ月目に赤字に転落しました。

投資しない場合は17年8ヶ月目に赤字に転落しましたので、実に6年もの資産延命となりました。

2.支出が月30万円で物価上昇率2%で利回り3%の場合

続いて支出が月30万円で物価上昇率2%のパターンです。

結果は15年2ヶ月目に赤字に転落しました。

投資なしの場合は13年5ヶ月目に資金が枯渇しましたので、1年年以上延命しました。

また物価も投資も考慮しなかった場合は14年10ヶ月目でしたから、投資の効果は多少ありました。

やはり投資をすることで資産が増加しますから、物価上昇にも多少は耐えられることが分かりました。

ただし注意点は「フルインベストメントしている点」でしょう。

仮に5000万円が全財産だった場合、本当に全額投資に回せるだけの胆力を持った人がどれだけいるでしょうか。

いつかは暴落が起こりますから、メンタルが耐えられるかどうかがポイントとなりそうです。

5000万円での完全リタイアは年齢と年金次第

それにしても実際に計算してみて、5000万円だったらリタイアが結構現実的に見えてきそうだな、とは感じました。

私は慎重派なので、完全リタイアとなるとまだ勇気が必要です。

何と言っても家を買わなければいけないという事情がありますので。

あとは5000万円貯まった時点の年齢次第かなと思いました。

要するに、年金受給開始までの年数次第ということです。

そして年金の額次第です。

年金の額によっては毎月取り崩す必要が生じます。

取り崩して資産がどこまで保てるかといった計算も必要になります。

ただ、3000万円と比較して早期リタイアが明らかに現実的なものとなっています。

サイドFIRE(セミリタイア)なら十分実現可能性が高いのではないでしょうか。

まとめ

以上『【検証】資産が5000万円あったら何年暮らせるか計算してみた』でした。

いかがでしたか?

今回はあくまで例であって、実際には自分の条件で計算をすべきです。

自分の条件で計算することで、実際にリタイア可能性がどれくらいかをより正確に把握できます。

ちなみに私は投資のメンタル弱男なので、すでに貯めた5000万円だけは投資に回さず保有する予定です。

以下関連記事です。

投資をメインに資産5000万円を貯めると生じる変化をまとめてみました。

別の方の準富裕層になると生じる変化の動画もご紹介しています。

金融資産5000万円に到達すれば精神的余裕を持てる5つの理由を説明しています。

スポンサーリンク