気楽に働いて自由な時間も増やせる!「FIRE」より難易度の低い「ゆるFIRE」という生き方

気楽に働いて自由な時間も増やせる!「FIRE」より難易度の低い「ゆるFIRE」という生き方

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

2022年1月に出版された新たなFIRE本です。

「ゆるFIRE」とやら一体どのようなFIREなのでしょうか?


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「ゆるFIRE」とは?著者はどんな人?

まずは「ゆるFIRE」の説明から。

「ゆるFIRE」とは、生活費の一部を好きな労働でまかない、残りを資産運用収入でまかなうというライフスタイル。「今より気楽に働いて、自由な時間も増やしたい」という願いを叶えるのに合った手段なのだ。

生活費の一部を好きな労働でまかなうということは要するにサイドFIREですね。

フルFIREと比較してハードルが低いのは間違いありません。

ちなみに著者はどのような人かについては次の一節に記載がありました。

著者のちーさんは、30代前半で3000万円の資産を作り、現在「ゆるFIRE」を実践中という人物。元々、ちーさんは年収300万円の事務職OL、12時間労働の社畜人間だったというから驚きだ。投資の才能があったわけでも、何かひと山当てたわけでもない。そんな彼女は一体どうやって「ゆるFIRE」を実現したのか。この本では、3つのタイプ別にお金の貯め方から具体的な投資まで「ゆるFIRE」を目指すための方法を教えてくれる。

そもそも30代前半で3000万円の資産を作るという点にハードルの高さを感じます。

私でも3000万円の資産を築けたのは41歳のときでした。

ゆるFIRE達成までの道のりは決してゆるくないような気がします。

調べてみたところ、実は著者は結婚していることが判明。

旦那は仕事をし続けているというではありませんか。

これを「FIRE」と呼べるかは賛否両論あるように思います。

必要なのは「人よりちょっと多い努力だけ」は本当か?

3000万円貯めるまでのハードルを考えると、次の一節もちょっと怪しく感じます。

「ゆるFIRE」を目指すためには、極端な節約生活やリスクの高い資産運用は不要。「人よりちょっと多く努力するだけ」だとちーさんは言う。完全なFIREは、FIRE後の生活費のすべてを運用資産でまかなうため、給与の70~80%を投資につぎ込むこと必要があり、かなりハードルが高い。だが、「ゆるFIRE」で目指すのは貯蓄率50%。一人暮らしの生活費の平均額は約18万円、そして、現在の平均年収は433万円だから、手取りでは330万円程度。平均値よりちょっと頑張って手取り360万円を稼ぎ、平均値よりちょっと節約して年間生活費を180万円にすれば、貯蓄率50%は確保できるとのこと。努力は必要だが、完全なFIREに比べれば、難易度は格段に低いことが分かるだろう。

そもそも3000万円以上の資産を有するアッパーマス層でさえ上位20%に入る水準です。

30代前半で3000万円以上はなかなかレアな存在なのではないでしょうか。

40代で3000万円であれば達成の可能性はだいぶ高まると思います。

あとはFIRE後の生活がより重要になるのですが、夫婦でFIREではなく自分だけFIREしたことになっています。

結婚して夫が正社員として仕事を続けているのであれば、個人的にはFIREとしては成立して無いんじゃないかと思います。

ではいくらあれば「ゆるFIRE」できる?

結局「ゆるFIRE」にはいくら必要かが紹介されていました。

「ゆるFIRE」では、年間生活費の20倍の資産を作って、そこから得られる資産収入と労働収入のハイブリッドで生活していく。資産から取り崩す額を投資元本の2.5%以内におさえることで(2.5%ルール)、セミリタイア後も資産を減らさずに暮らしていくのだ。では、実際に「ゆるFIRE」するために、最初に必要となる資産額はいくらなのか。まずは年間の生活費を割り出し、セミリタイア後にどのくらい稼げるかを考えてみる必要があるという。例えば、年間生活費が200万円で、「ゆるFIRE」後は年収133万円(手取りで約100万円)を稼げる場合は、生活費のうち100万円を資産でまかなうため、「100万円÷2.5%=4000万円」が「ゆるFIRE」スタート時に必要となる。まずは必要なお金を割り出し、「稼ぐ(本業×副業)」「貯める(ミニマムライフ)」「増やす(投資)」をコツコツとこなし、準備資金を作り上げていくのだ。

3000万円ではなく4000万円必要と書かれています。

もちろん生活費と労働収入との兼ね合いもありますから、人によっても変わってくるでしょうが、それでも4000万円はかなり高いハードルです。

やはり収入がある程度あり、かつ貯金・投資に資金を回す行動を継続できる一部の限られた人のみの目標となりそうです。

独身の人にとっては決してゆるくないFIREであることが分かります。

「ゆるFIRE」を本気で捉えるというのはちょっと厳しいかなということで、割り引いて読むべきではないかと感じました。

まとめ

以上『気楽に働いて自由な時間も増やせる!「FIRE」より難易度の低い「ゆるFIRE」という生き方』でした。

いかがでしたか?

結局フルFIREよりサイドFIRE本でした。

若干怪しいですが、資産を蓄えサイドFIREを目指す本として読んでみようと思うのであれば参考になる点はあるかもしれません。


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日本ならフルFIREよりサイドFIREのほうが適しているかもしれません。

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