歴史的な株価下落!新NISAから投資を始めた初心者の対応策6選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
7月の後半から連日株価が大きく下落しています。
8月2日の日経平均株価の下げ幅は「ブラックマンデー以来2番目の大きさ」というセンセーショナルなワードで話題にもなりました。
さらに週を明けた8月5日はそれを上回る過去最大の下げ幅を記録。
今後も予断を許さない状況が続きそうです。
2024年は新NISAが始まり、それをきっかけに投資を始めてみた人も多いはず。
何に投資するか時間をかけて考え、そして意を決して始めてみたら、半年を経過してこんなことになろうとは夢にも思わなかったはずです。
そこで今回は、私の経験から投資初心者が下落相場でできる対応策をご紹介していきます。
下落相場の対応策1.全部売却して撤退し、投資スタンスを見直す
下落相場の対応策1つめは「全部売却して撤退し、投資スタンスを見直す」ことです。
まず最初にはっきりさせておきますが、現在の私なら絶対にこの選択肢はありません。
理論的には一番やってはいけない選択肢です。
しかし、投資初心者の中にはすでにメンタルをやられた人もいるではないでしょうか。
「今後さらに下落するのではないか」との不安から、夜も眠れないかもしれません。
仕事をしていても株価の値動きが気になり、仕事が手につかないといった状況に陥っているかもしれません。
それは、まさに投資を始めたばかりの私の姿です。
思い出すのはライブドアショックです。
大暴落をした日、私はすべての株を売却しました。
精神的には落ち着いたのですが、残ったのは数十万円の損失です。
撤退しましたので、もう取り戻せません。
本来なら市場に留まり続け、回復すまで待つことを推奨するのですが、精神的にやられている人に「我慢しろ」とは言いづらいところがあります。
ですので、精神的につらい人は一旦撤退してください。
そして、自分の投資スタンスを見直すことをお勧めします。
「下落して精神的につらい」ということは、自分のリスク許容度を超えた投資をしているからです。
毎月の積立額を精神的につらくならない程度の金額まで下げるとか、投資からしばらく離れるとか、考えてみると良いのではないでしょうか。
特に目標も持たず、「周りが始めたから自分もやってみよう」みたいな人は投資をじっくり考え直す良い機会かもしれません。
下落相場の対応策2.一部売却し、積立額を減らす
下落相場の対応策2つめは「一部売却し、積立額を減らす」ことです。
精神的につらいけれど、その傷はまだ浅い人に向いている対応策です。
あとは売却するのは良くないと一応頭の中では理解できている人向けとも言えるでしょうか。
自分の損失を受け入れられる程度まで投資額を減らすことで、精神的に落ち着こうという目的です。
繰り返しになりますが、売却せずに積み立てを継続できるのが一番良いのですが、残念ながら精神面に影響が出ている場合、無理強いはできません。
我慢は体に良くないです。
胃に穴が開く想いをしてまで投資はするべきものでもありません。
自分が精神的に落ち着けるラインまで下げることをお勧めします。
その塩梅はなかなか難しいとは思いますが、自分の資産状況などを考慮して決めるとよいでしょう。
下落相場の対応策3.ひたすら積み立てを継続
下落相場の対応策3つめは「ひたすら積み立てを継続」ことです。
初心者にして、すでに鋼のメンタルを持っている人は継続で何ら問題ありません。
また、自分のリスク許容度などを考慮し、控えめに投資をしていた人や今回の下落も受け入れられている人であれば、そのまま積み立てを継続すればよいだけの話です。
この対応策が一番の理想と言えるでしょう。
なぜなら、積立投資は10年以上先を見据えているわけで、目先の下落など気にしていられないからです。
大切なことは辞めないこと。
積立投資においては下落しても狼狽売りせず、淡々と積み立てを継続するのが最適解と言えます。
下落相場の対応策4.長期的な運用方針を確認する
下落相場の対応策4つめは「長期的な運用方針を確認する」ことです。
そもそも、あなたは何のために投資を始めたのでしょうか?
「老後資金を貯めたい」のかもしれませんし、「とりあえず資産を増やしたい」だけだったかもしれません。
何にせよ、選択した投資手法は新NISA制度を利用した投資です。
つまり「長期投資」です。
特に「つみたて投資枠」であれば、最低でも10年間は積み立て続けないと本当の意味での成果は期待できません。
1回株価が大きく下落したとしても、長い目で見れば戻ってきて、そして超えていくのが長期投資の醍醐味です。
ですから、本来であれば積み立て始めたばかりの人は慌てふためく必要などないのです。
一時的に大きなマイナスを喰らうことはよくある話です。
そんなときは「15年かけて1800万円を積み立てる」とか、「30年かけて1800万円積み立てる」とか最初に決めたはずの方針をもう一度思い出すと良いでしょう。
あとは、先ほどのリスク許容度の話と重なりますが、余剰資金で投資しているのかどうかです。
無くなっても困らないお金で投資しないと、下落したときに動揺することになります。
投資は100%自己責任です。
下落相場の対応策5.投資のことは忘れる
下落相場の対応策5つめは「投資のことは忘れる」ことです。
これがある意味理想形です。
積立投資の設定を証券会社の管理画面のおこなう。
その後は一切管理画面を見ない。
投資のことは忘れて、日々の生活を送ることです。
では、株価が上がったり下がったりすることに対して、私たちにできることはありますか?
あなたは自分でコントロールできる範疇に株価は含まれていますか?
残念ながら何もできません。
だとしたら、投資のことは忘れ、他のことに集中すべきです。
ごく普通の日常生活を送り、人生を楽しんだほうがマシです。
そして気づいた頃に資産が増えていたら、それはラッキーではないでしょうか。
もし投資のことを忘れられないのだとしたら、それはリスク許容度を超えている可能性がありますから、投資額を見直すべきです。
下落相場の対応策6.投資を辞める
下落相場の対応策6つめは「投資を辞める」ことです。
株価が下落して、慌てふためいている人は投資が向いていない可能性があります。
おそらく投資を始めたときに株価の下落の可能性を考慮できず、「資産が増える」ことしか考えていなかったのでしょう。
投資にはリスクがあるということを身をもって経験し、投資の怖さを知ることなったのではないでしょうか。
この怖さを知ると、もはや「投資はしたくない」と思う人もいるはずです。
だったら、投資を辞めればよいだけの話です。
投資は人生において必須のものではありません。
現金の価値は物価の上昇とともに目減りしていきますが、それを凌駕する貯金をすればよいだけの話です。
投資をせずに地道に貯金で資産形成していけばよいのです。
まとめ
以上『歴史的な株価下落!新NISAから投資を始めた初心者の対応策6選』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.全部売却して撤退し、投資スタンスを見直す
2.一部売却し、積立額を減らす
3.ひたすら積み立てを継続
4.長期的な運用方針を確認する
5.投資のことは忘れる
6.投資を辞める
開始したばかりでいきなり大きな下落局面に遭遇するのは損した気分になると思います。
一方で、大幅下落を経験できるのは貴重でもあります。
そもそも、投資に対して「お金が簡単に増える魔法」のごとく期待が大きすぎるのではないでしょうか。
投資は少し資産が増えるかもしれない"スパイス"程度のものと認識し、過剰な期待を抱かないのが身のためです。
以下関連記事です。
資産8億円超でFIREしたかんちさんによると、生活は「毎日が日曜日」だが注意していることが3つあるそうです。
実際にFIREした人が「FIREなんて辞めておけ!」と語っています。一体なぜでしょうか?
「お金持ちになれる人は若い頃から違う」とFIRE達成者も断言しています。