【驚愕の結果】新NISA利用者の意識調査から見えた投資が長続きしない理由とは?

【驚愕の結果】新NISA利用者の意識調査から見えた投資が長続きしない理由とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」が実施した投資と新NISAに関するアンケートのプレスリリース記事です。

先日の株価の大幅下落を受け、狼狽売りした人たちも多かったようです。

個人的には新NISAをきっかけに投資を始めた人たちがどのようなことを考えているのかも知りたかったのですが、まさにうってつけと言えるアンケート結果を見つけました。

興味深い結果が掲載されていましたので、ここでご紹介していきます。

なお、調査した時期は2024年6月ですので、まだ8月の大幅下落前のものとなっております。

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新NISA参入層の驚くべき「投資を始めた理由」

では、今回の本題とも言える調査結果をご紹介しましょう。

それは「投資をする理由を教えてください」という質問です。

結果はこちら。

投資をする理由

グラフの並び順が回答者の多い順ではないので混乱をきたしそうですが、1番多いのは「老後の資金を増やすため」で、2番目が「資金を効果的に運用し、収益を得るため」です。

そして、気になるのが赤字になった上から4つの回答です。

「銀行/証券会社に薦められたから」「TVで見たから」「知人から薦められたから」「国や自治体から薦められたから」の4つ。

誰かから薦められたという回答が意外と多いです。

そして、すでに投資をしたことのあった人と新NISAから投資を始めた人とを比べると、他人から薦められて投資している人の割合が明らかに違うことが分かりました。

その結果が次にスライドです。

他人から薦められて投資を開始した人の合計

なんと新NISAから投資を始めた人のうち、他人から薦められて投資を開始した人の割合が既存投資層の約3倍にも及ぶことが分かりました。

これはかなりの差異だと思います。

36%の人が自分の意思で投資を始めていないことになります。

そして自分の明確な意志ではなく、薦められたからなんとなく投資を始めたのだとしらたら、大幅下落時に辛抱強く保有し続けるのは無理だろうなと思いました。

正直こういう動機で投資を始めた人に全く気付けず、盲点でした。

新NISA参入層ほど新NISAに不満あり

また、投資の満足度も調査しており、結果が紹介されていたのですが、これも興味深い結果でした。

まずは「新NISAの現状の運用成績に対する満足度」ですが、既存投資層と新NISA参入層とで比較する形で紹介されていました。

結果は下のグラフなのですが、非常に興味深い結果となっております。

新NISAの現状の運用成績に対するお気持ち

新NISA参入層は運用成績に対し60%以上が不満を持っていることが分かりました。

調査時期である6月は年初と比較すれば株価は上昇しており、多くの人は含み益が出ていてもよさそうです。

にもかかわらず不満を抱いている人が多いのです。

これは一体なぜでしょうか?

その理由として考えられそうな調査結果が一緒に紹介されておりました。

それが「投資の運用期間はどれくらいを想定しているか」です。

結果はこちら。

投資の運用期間はどれくらいを想定しているか

既存投資層は最も多いのは「10年以上」であるのに対し、新NISA参入層で最も多いのは「1年以上~2年未満」となっています。

この結果から、新NISA参入層は明らかに短期間での結果を期待していたことが分かります。

この短期間での結果を期待していたことと、先ほどの「他人に薦められて投資を始めていること」と併せると、それでは8月の大幅下落で保有し続けようと思うはずがないでしょう。

以前、当ブログでは2024年1月で早くも「新NISA損切り民」が続出したことをご紹介しておりました。

1週間で投資をやめてしまうなど何のために投資を始めたのだろうか?と疑問を抱きましたが、どうやら回答が見えてきました。

端的に言えば、投資を甘く見ていた、簡単に儲かるものと見ていたのでしょう。

そして、はっきり言えば「深く考えていない」というのが答えになるのではないかと思いました。

それは次の質問でもよく分かります。

新NISA参入層ほど自分で投資先を選んでいない

最後に「投資先の選定基準」についてのアンケート結果です。

投資先の選定基準を教えてください

他者のブログやらで取りあげていたのが多い点については、私は別に悪い事ではないと思っています。

それに、最近はいろいろな人がネットで情報を発信しますから、自ずと他者から情報を得る割合は高くなると思います。

しかし問題なのは、入手した情報をどうしたかです。

それが「集めた情報を比較した」の回答割合が既存投資層の46.7%に対し新NISA参入層が24.3%と半分近くまで下がることです。

つまり、得た情報をそのまま鵜呑みにして投資を始めていることになります。

これもいかがなものでしょうか?

自分のお金なのに、自分で責任を持たず、お金を預けてしまったような感じがします。

やはりこの結果を見ても、一旦株価が下がったらすぐに辞めるのは理解できます。

投資を始めるにあたっての注意点

今回の調査結果で判明したことは、投資の始め方に疑問を抱かざるを得ない人が多いことでしょう。

本気で資産形成を始めようとしたのではなく、単に周りに流されただけ。

これでは続くはずがありません。

投資を本気で始めるなら、以下の3点に注意すべきです。

1.投資を開始する際に目的・目標を明確にする
2.投資先の情報を集めて検証する
3.投資を始めたら、10年間は続ける

3つとも今回のアンケート結果から導きだされた結論です。

この3つをちゃんとできれば、あとは株価が上がっているのを信じるのみ。

株のことは気にせず、普通に生活を送りましょう。

株価が上がったり下がったりするのは当然のことです。

最初のうちはマイナスになることもあり得ます。

ゴールは10年後ですから、株価などきっと気にならなくなることでしょう。

まとめ

以上『【驚愕の結果】新NISA利用者の意識調査から見えた投資が長続きしない理由とは?』でした。

いかがでしたか?

今回のアンケートを読み進めていくうちに、投資詐欺がなくならない理由もなんとなく分かったような気がします。

これは騙される人は後を絶たないでしょう。

自分で考えていないのですから。

投資は自己責任です。

くれぐれも他人のせいにすることのないよう、自分の頭でしっかりと考えて、納得した上で投資を始めましょう。

1年未満で売却してしまうなど以ての外です。

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