【必見】50歳からの資産形成で絶対にやってはいけない投資7選

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

2024年から新NISAが始まり、投資界隈は盛り上がっていました。

しかし、7月後半からの株価下落、そして8月上旬のブラックマンデー超えの暴落が続き、盛り上がってきた機運に冷や水を浴びせられた格好となりました。

そして、結果として資産を減らしたり、マイナスになった人も現れ、早くも売却に走ってしまった人もいたようです。

そこで今回は改めて「やってはいけない投資」と題し、特に50歳以降の投資初心者が手を出さないほうがよいであろう投資をご紹介していきます。

やってはいけない投資1.集中・一括投資

50歳からやってはいけない投資1つめは「集中・一括投資」です。

新NISAの「つみたて投資枠」は「長期・分散・積立投資」であり、その対極にある投資手法です。

集中・一括投資のメリットは「リターンの大きさ」と言えるでしょう。

積立投資はどうしてもリターンが大きく育つまでは時間がかかりがちだからです。

しかし、集中・一括投資はリターンを大きくする上で購入タイミングが非常に重要となってきます。

このタイミングを図るのはプロでも非常に難しいです。

そして、マイナスに振れたときのダメージは大きくなります。

年齢が高くなってから始める投資は、ダメージを回復させる時間が若い人より短いため、回復できない可能性があり、要注意です。

にもかかわらず50歳以降でやりがちなのは、退職金の一括投資です。

しかも、退職金で投資デビューといった無謀とも言える話も少なからず耳にすることがあります。

50歳以降で投資デビューするなら、「増やす」ことも大事ですが「減らさない」こともそれ以上に大事です。

この後にも続きますが、リスクが高すぎる投資は避けるのが無難です。

やってはいけない投資2.高コストの金融商品

50歳からやってはいけない投資2つめは「高コストの金融商品」です。

投資信託を購入・保有する上でコストは気にする必要があります。

投資信託にかかるコストは、「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」などがあります。

近年は「ノーロード」と呼ばれる販売手数料がかからない投資信託が増えました。

コストは案外馬鹿にできず、わずか数パーセントで大きな差の生じる可能性があります。

下の表は日本経済新聞の記事を参考に、1990年以降月3万円積み立て投資した場合の2023年9月末の資産を表したテーブルです。

コスト想定される商品2023年9月末の資産差額
信託報酬年0.1%低コストインデックス投信6,640万円
信託報酬年1.0%割高なインデックス投信5,450万円1,190万円
信託報酬年1.6%アクティブ投信4,790万円1,850万円
総コスト年2.6%ラップ型商品4,220万円2,420万円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB21AWG0R20C24A2000000/ を参考に管理人が作成

これを見ると、低コストのインデックス投信と比較して、コストの高い商品は資産額が大きく減少していることが分かります。

eMaxis slimのオルカンやS&P500といったシリーズが人気なのは、低コストにも理由があるわけです。

投資信託や投資商品を選ぶ際には、手数料にも意識を向けたほうがよいでしょう。

やってはいけない投資3.不動産投資

50歳からやってはいけない投資3つめは「不動産投資」です。

不動産投資はメリットとして、安定した家賃収入が得られます。

そのため一定の人気を誇っている投資手法です。

しかし、投資初心者が50歳を過ぎてから初めて手を出すべき投資手法かと問われれば、いささか疑問が残ります。

何と言っても、頭金が高く、場合によってはローンを組むことになるからです。

会社員として残された時間が短いところへ来て、あえて借金をする必要はあるでしょうか?

また、物件選びを間違えれば期待するリターンは得られませんし、ほったらかしで済むインデックス投資とは異なり、いろいろと手間をかけるビジネス的な側面もあります。

よって、よほどの熱量が無い限り、推奨はしづらい投資手法であると言えます。

やってはいけない投資4.金融機関の推奨する投資

50歳からやってはいけない投資4つめは「金融機関の推奨する投資」です。

金融機関の営業マンは、あなたにとって必ずしもプラスになるとは限らない金融商品を勧めることがよくあります。

なぜなら、金融機関が勧める金融商品は、売れれば金融機関にとってメリットがあるからです。

利益が高いとか、営業マンのノルマであったりとか、が考えられます。

故に、例えば高コストの商品であったり、一般の人には分かりにくい商品を勧めてくることが多いです。

詐欺とまでは言いませんが、金融機関の推奨商品は「裏がある」と疑ってかかったほうがよいでしょう。

やってはいけない投資5.ハイリスクの投資

50歳からやってはいけない投資5つめは「ハイリスクの投資」です。

ハイリスクの投資とは、例えば仮想通貨、FX、バイナリーオプション、レバレッジを利用した取引などが挙げられます。

これらの商品も上手く利用している人はいますが、投資経験の乏しい初心者が50歳過ぎの人間が手を出すタイプの商品としては不向きです。

ハイリスクの投資は、ハイリターンを期待できますが、値動きの激しいものが多く、場合によっては大きな損失を被る可能性があります。

繰り返しますが、50歳以降は資産を増やしたい気持ちも分かりますが、資産を減らすリスクを極力小さくしたほうがよいでしょう。

やってはいけない投資6.毎月分配型の投資信託

50歳からやってはいけない投資6つめは「毎月分配型の投資信託」です。

どうやら年齢高めの人には、いまだに一定の人気があるようです。

なぜなら、年金感覚で毎月のように一定の分配金を得られるからでしょう。

しかし、実は分配金は収入から支払われるのではなく、元本を取り崩して支払われることがあります。

そのため、投資資産は減少している可能性がある点は要注意です。

また、先ほどのコストの話で言えば、毎月分配型はコストが高いこともあり、おススメしづらいです。

よって、資産形成には不向きとも言えます。

やってはいけない投資7.貯金や生活費を取り崩した投資

50歳からやってはいけない投資7つめは「貯金や生活費を取り崩した投資」です。

本来、投資は余剰資金で行うべきものです。

資産減少のリスクがあるため、必要なお金まで投資に回してはいけません。

例えば、すでに貯めたお金を投資に回す場合、その金額が大きすぎると資産を減らす危険が出てきます。

確保しておきたい貯金には手を付けず、無くなっても受け入れられる金額で投資すべきです。

そもそも、50歳以降に無理をしてまで投資しなければいけない状況になっていたら負けです。

50歳までに一定の資産形成をしておくことが重要と言えるでしょう。

まとめ

以上『【必見】50歳からの資産形成で絶対にやってはいけない投資7選』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

50歳からの資産形成で絶対にやってはいけない投資7選

1.集中・一括投資
2.高コストの金融商品
3.不動産投資
4.金融機関の推奨する投資
5.ハイリスクの投資
6.毎月分配型の投資信託
7.貯金や生活費を取り崩した投資

50歳以降は労働収入を得られる残り時間が少なくなっていきます。

そのため、リターンを追うよりリスクを回避するほうに重きを置いたほうがよいと考えています。

投資経験が無い場合は、なおさらです。

より慎重な判断と計画性が求められることになるでしょう。

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