69歳女性が金融資産1億円超でも老後資金に不満を抱く衝撃的理由

2024年11月18日

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後を迎えてからお金に関して後悔する人が後を絶ちません。

今回は「もっとお金を貯めれば良かった」という後悔を抱く69歳女性についてです。

しかし「All About」に掲載された記事を見る限り、ちょっと共感しかねる点も多々あるのが正直なところです。

一体彼女は何をしたというのでしょうか？

69歳女性の保有する「まさか」の資産額

今回の「もっとお金を貯めればよかった」と後悔する69歳女性について、まずは保有する資産額を見てもらいましょう。

回答者本人：69歳女性
同居家族構成：本人のみ
居住地：埼玉県
リタイア前の職業：専業主婦
リタイア前の年収：0円
現在の金融資産：預貯金1700万円、リスク資産1億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明

衝撃の「億り人」です。

専業主婦にもかかわらずです。

からくりは、先に亡くなられたご主人が築いてくれた資産のようです。

それにしても、すごいですね。

1億円もの資産を築かれたということで、ご主人はなかなか素晴らしい方だったのでしょう。

一方の奥さんは謎が多いです。

年金と収支はこちら。

老齢基礎年金（国民年金）：6万2000円
老齢厚生年金（厚生年金）：なし
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
年金以外の収入：株の配当
ひと月の支出：約12万円

年金は国民年金のみで6万2000円。

会社で働いた経験は無いのでしょうか？

そして、年金以外の収入は「株の配当」。

リスク資産の1億円がすべて株だとしたら、3％でも300万円の配当が得られます。

しかし、ひと月の支出は12万円。

非常に質素な生活を送っています。

私は当初もっとお金を使っていて、お金が足りないから「もっと貯めればよかった」と後悔しているのだと思っていました。

一体何を後悔しているのでしょうか？

「老後資金は2000万円で十分と思っていた」と言うが

実は、自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答しています。

1億円の資産があっても「足りていない」と感じているのです。

正直言って理解不能です。

「もっと早く資産運用を考えればよかった」と嘆いています。

また「現役時代は、老後資金として「2000万円」貯めることを目標にしていた」とのことです。

もしかしたら先ほどの資産の中に書かれていた「預貯金の1700万円」がこの女性自身で貯めた金額かもしれません。

だとすれば、年金が国民年金のみなのに、なぜ2000万円だったのかは疑問が残ります。

どのような理由で2000万円だったのかは記事からは見えませんから、良し悪しの判断は難しいです。

昔は「人生80年」と言われていたものが、今や「人生100年」です。

この20年は非常に大きい差異であり、老後資金には大きな影響を及ぼします。

一方で、時代の変化を読めなかったのか？との疑問は残ります。

「人生100年時代」と言われるようになったのは、ここ1～2年の話ではありません。

記事の内容から、年金制度もあまり理解していなかったのではないかとも推測されます。

金銭的に「まったく満足していない」理由

それにしても、です。

年金6万円に加え、夫の遺した資産から得られる配当金なら老後は乗り切れそうです。

にもかかわらず、金銭面では「まったく満足していない」とのことです。

一体何が原因なのでしょうか？

その理由は記事内に以下のように書かれていました。

「持ち家があったので、家賃は払わなくて済むけれど、光熱費、生活費、健康保険料、介護保険料などを合わせると、（年金だけでは）とても生活できません」

年金だけで生活できないことが不満？

会社で働いていないのであれば国民年金のみですから、受け取れる年金が少ないのは当然ではないでしょうか？

やはり、無知が不満の引き金になっている可能性があります。

そもそもの疑問として、1億円以上残っている資産はどうするつもりなのでしょうか？

私個人の頭の中には「いかに使い切るか？」という発想が第一に思い浮かびます。

1億円以上の資産がありながら、69歳の時点で不満を持つとは不思議で仕方がありません。

例えば、介護施設への入居を考えているとか、なら一定の理解ができるのですが、他の情報がないため、何とも言えません。

どちらにせよ、年金に対する不満は無知から来たものと断定して間違いないと思います。

やはり老後を迎えるにあたり、最低限度の金融リテラシーは必要ということでしょう。

以前、「税金をたくさん納めたのに年金が少ない」とぼやいていた人を紹介したことがあります。

普通に考えればあり得ない話です。

しかし、これが世間一般の人なのでしょう。

当ブログの読者であれば、そうはならないよう老後に向けて正しい知識を身につけ、着々と準備をしていきましょう。

まとめ

以上『69歳女性が金融資産1億円超でも老後資金に不満を抱く衝撃的理由』でした。

いかがでしたか？

老後資金が貯められず後悔している人もいれば、1億円以上も保有しながら不満を抱いている人もいる。

世の中にはいろいろな人がいるものです。

あなたはどのような老後を送りたいですか？

自分の理想とする老後に必要なお金はどれくらいでしょうか？

きちんと計算して備えなければ、今回の女性のような不満や後悔を抱く老後を迎えることになることを理解しべおくべきでしょう。

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