【資産形成の闇】金融資産5000万円達成の裏で失ったもの7選

【資産形成の闇】金融資産5000万円達成の裏で失ったもの7選

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

おかげさまで47歳のときに金融資産5000万円を達成しました。

決して早くはありませんが、準富裕層という一段高い層に到達したのは自分にとっては嬉しい出来事でした。

他の人より大きな資産を手に入れた一方で、実は失ったものも数知れず。

そこで今回は、資産形成の裏で失ったものをご紹介していきます。

これから資産形成に励みたい方は、お金を貯めるのと引き換えにどのようなものを失うかを知り、そのバランスの重要性を認識してもらえればと思います。

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1.好奇心

失ったもの1つめは「好奇心」です。

資産形成の大敵は「ムダな支出」です。

自分に必要なもの・不要なものを見極め、どんどん支出を減らし、40代で一気に資産を増やしました。

ただ、ムダな支出を発生させたくないあまり、新たなチャレンジが無くなっていきました。

外食もしなくなりましたので、新しい店を開拓することもしません。

外食どころか外出もほとんどしなくなりました。

不要な支出を削りに削った結果、多くのことに対し無関心となった自分が残ってしまったのです。

支出を削りすぎたことがリタイア後にやりたいことの思いつかない最大の理由かもしれません。

2.思い出作りの機会

失ったもの2つめは「思い出作りの機会」です。

ベストセラー『DIE WITH ZERO』で、「人生は思い出作り」と書かれており、大きなショックを受けました。

私は40代に入ってから資産形成を優先させるあまり、思い出に残るような体験が大幅に減少していたからです。

特に40代後半はコロナ禍もあり、ほぼ外出しない生活を送っていました。

そのため、『DIE WITH ZERO』を読んだとき、ほぼ何も思い出せない自分にショックを受けたのです。

元々「楽しさ」より「落ち着き」を求めるタイプではありました。

そして出不精で面倒くさがり。

人より旅行をはじめとするレジャー体験が極端に少ない人間でした。

それをコロナ禍で正当化させてしまっていた、というのが事実でしょう。

3.人間関係

失ったもの3つめは「人間関係」です。

元々人付き合いの少ない人間でしたが、資産形成を進める過程で激減しました。

最大のポイントは会社の同僚との飲み会です。

40代の半ばに差し掛かった頃から本格的に飲み会の回数も減少させ、社内の主要な飲み会以外はほぼ参加しなくなりました。

結果として支出が減少したのは間違いありません。

加えて2020年からのコロナ禍は飲み会そのものを消滅させ、交際費が発生することは無くなりました。

その後、リモートワークを解消し、出社するようになっても同僚との飲み会はほぼ不参加状態が続いています。

人間関係は希薄を通り越え、皆無に近づきつつあります。

孤独に耐えられるタイプとはいえ、今後の人生において何らかの影響を与えかねません。

4.今を大切にする気持ち

失ったもの4つめは「今を大切にする気持ち」です。

本来、人間は「今」を生きているはずです。

しかし、貯金が行き過ぎると、将来に備えるが故、「今」が犠牲になっていることがあります。

今、お金を使うことは資産目標の達成が遅れることを意味します。

気づくと、先のことばかり考え、今の楽しみを先送りした状態が続いていました。

先の『DIE WITH ZERO』にもつながりますが、非常にマズいことだと思いました。

将来に向けて資産形成をしているものの、見据えている何十年後に生きている保証など無いからです。

資産形成にハマると、最も若い「今」が一番大事であることを忘れがちになります。

5.仕事のやる気

失ったもの5つめは「仕事のやる気」です。

元々仕事はちゃんとやって結果を残し、一応部門を任されたりしていました。

その裏ではセミリタイアを目標に資産形成していました。

セミリタイアの一つの目安として設定していた目標金額が5000万円でした。

5000万円が近づくにつれ、仕事を頑張ろうという気力が失せていくのが分かりました。

そこには「自分は仕事を辞めるのだから」という気持ちもあったはずです。

やる気のどん底を迎えていたとき、ちょうどコロナ禍に突入しました。

2020年4月からコロナ禍の影響でリモートワーク化したのは、私にとっては救いでした。

もはや仕事のやる気がゼロに近づきつつあったのを誤魔化せたのです。

騙し騙し仕事をこなし、どうにか乗り切ることができました。

今ではモチベーションが多少回復したものの、以前のようなやる気は戻って来ません。

6.向上心

失ったもの6つめは「向上心」です。

仕事のやる気を失ったことは、自分を成長させようという意欲も奪いました。

結果として、仕事を続ける上で重要なスキルアップのための勉強をしようという気が起きなくなりました。

だから、今の私のスキルは6年くらい前で止まり、成長しておらず、時代の変化に対応できなくなりつつあります。

世の中的には「リスキリング」という新しいスキルの獲得が叫ばれていますが、全然できておらず、昔の経験で何とか乗り切っているような状態が続いています。

これからの時代は、私のようなマネジメントを中心に行ってきた人間は「現場力」を取り戻さなければなりません。

しかし、頭では分かっているものの気持ちが追い付いてこないという状態が続いています。

7.投資の再開タイミング

失ったもの7つめは「投資の再開タイミング」です。

47歳で5000万円達成は決して早いとは言えません。

なぜ47歳まで遅れたかというと、投資の後押しを得られなかったからです。

30代前半で辞めた投資をなかなか再開できませんでした。

何と言ってもリーマンショック以降の最大の株価上昇期を逃したのは痛恨でした。

本音を言えばもっと早く5000万円を達成したかったですし、もっと大きな資産を築いていたかったです。

しかし、投資に対する恐怖心をどうしても払拭できませんでした。

ようやく重い腰を上げたのは、つみたてNISA登場まで待たなければなりませんでした。

2019年になってようやく投資を再開し、含み益は200万円以上に育っています。

まとめ

以上『【資産形成の闇】金融資産5000万円達成の裏で失ったもの7選』でした。

いかがでしたか?

資産形成が行き過ぎると、多くのものを失うことがお分かりいただけたでしょうか?

お金を貯めるということは、そのお金で手に入れられたはずのものを失う「機会損失」とも言えます。

では、お金を使って今を充実させすぎれば、将来の備えが不足するという極めて悩ましい状態にあります。

そのため、冒頭で述べたように「バランス」が重要なのです。

資産を増やしたい余り、「今」を犠牲にしすぎないよう気を付けて資産形成に励んでいきましょう。

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