結婚が遅く、子供を高齢で授かった場合の老後資金はどうする?

結婚が遅く、子供を高齢で授かった場合の老後資金はどうする?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回も「All About」の老後のお金の調査結果シリーズです。

今回は私も過去にあまり見てこなかったタイプの人です。

記事のタイトルだけ見ると「66歳男性・金融資産6600万円」と書いてあり、そこそこ資産形成に成功した人と思っていました。

しかし、記事を読み進めると何やら怪しい匂いがしてきたので、珍しいパターンと思いつつ、今回取り上げてみました。

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今回の動画は『【重要】金融資産5000万円を超えても資本主義はバグらない理由』です。Youtube上には「資産5000万円で人生が変わる」系の動画が非常に多いです。 確かに資産5000万円という金額は一般的に見れば非常に多額であり、そう簡単には到達できる金額でもありません。 しかし、実際に5000万円を貯めた私私の人生は全然変わっておらず、ピンと来ない動画ばかりです。 そこで今回は「資本主義のバグ」とは何かをご紹介するとともに、資本主義の仕組みをいかに利用するかが重要かを学んでいきたいと思います。
また、『【必見】貯金が5000万円を超えたら生じた5つの変化』も公開しています。非常に高評価の多い動画となっておりますので、併せてご覧ください。
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回答者のプロフィールと年金額

まずは今回の回答者のプロフィールです。

回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、妻(60歳)、娘(14歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の職業:自営業・自由業
リタイア前の年収:850万円
現在の金融資産:預貯金3000万円、リスク資産3600万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金41年10カ月

何と言っても目を引くのが「娘(14歳)」です。

66歳で14歳の娘さんがいるという。

個人的にはちょっと驚きですが、結婚が遅くなってきているご時世ですから、こういうパターンもありうるのでしょう。

資産は預貯金とリスク資産を合計して6600万円。

しっかりと資産形成はおこなってきていますので、老後に対する備えの意識は持っていたと想像できます。

一方、年金や家計の収支に関する情報は以下のとおりです。

老齢基礎年金(国民年金):なし(受給年齢を繰り下げ)
老齢厚生年金(厚生年金):21万2730円(加給年金を含む)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金4万1857円

年金以外の収入:自営業の収入約28万円(月平均)、配当金約3万円
配偶者の年金や収入:なし
ひと月の支出:約50万円

支出が50万円と非常に多い点が気になります。

しかし、年金収入と自営業の収入でなんとか賄えているようです。

支出が多い意外だけど意外ではない理由

なぜこんなに支出が多いのかが気になりましたが、その一端と思えるコメントがありました。

一つは「現役時には年に数回は海外旅行に行っていたし、現在もそうできている」。

もう一つは「定年後は時間があり、元気で行動できるので、現役時と変わらないくらい金を使っている」。

これは老後資金を貯める上でヒントになる発言です。

旅行をあまりしてこなかった私には「海外旅行って年に何回も行くものなの?」という別の疑問が生じてますが(苦笑)、老後もまだまだ元気というのはポイントです。

しかも仕事をセーブすれば現役時代と比較して格段に多くの自由な時間が生じます。

では空いた時間で何をするか?

それは遊びに行きたいですよね。

私も老後は現役時代にやってこなかった旅行はしたいと思っています。

しかし、旅行に行くなら当然お金がかかります。

ということは老後は娯楽に関する支出が大幅に増加する可能性があるということを示唆してくれています。

ちなみに私の父親は80歳になりましたが、いまだに自動車を乗り回し、たまにゴルフに行ってます。

「老後資金は6000万円確保するのが理想」と考えた理由

今回の男性は老後に関していろいろと考えていたようで、当初は5000万円を目標にしていたそうです。

そして老後資金に関して考え行動してきた様子が記事の中身からも伺えます。

まず、今後の収入に関する見立ては次のとおりです。

株式投資等での運用や、個人年金保険を65歳からもらうのを延期しているので、(当時の高い予定利率である)5.5%のまま運用できており、80歳までは所得が500万円(年額)を確保できる見込み

80歳まで年500万円の収入ですから、月40万円程度ということでかなりの収入に思えます。

しかし、最大のポイントは「子供がいる」ことです。

この「子供」の存在が目標老後資金5000万円につながったようです。

「52歳の時に子どもが生まれたため、ファイナンシャルプランナーの資格をとり、子どもの教育費、生活費をどうするか、何度もシミュレーションをして出た結果である。60歳から85歳まで25年間、毎年200万円引き出せる」

素晴らしいシミュレーションを立てています。

ちゃんと自分の条件で試算して、必要な金額を計算した結果が5000万円だったということが分かります。

「老後2000万円問題」を真に受けてしまえば、絶対に不足することになります。

「老後2000万円問題」は高齢夫婦二人世帯で計算されていますので、子供がいる想定はしていません。

子供がいる場合は、教育費の負担が大きくのしかかりますから2000万円どころの話ではなくなるはずです。

ですから、実際にはいくらかかりそうかという試算と、いかに算出した目標額を貯めるかが重要になります。

ちなみにこの男性は5000万円を以下のように貯めようと考えていたそうです。

「個人年金保険で65歳から75歳までの10年間は対応できるので、実質は3000万円。退職金(約2000万円と推察)の他に、1000万円を貯蓄しようと考えていた」

そして計画をしっかり実行でき、さらにプラスアルファまでできたという経緯のようです。

支出の多い本当の理由とこれからの人へのアドバイス

あとは、老後の夫婦生活について、面白いことが書かれていました。

「自宅外にアパートを借りていて、日中は妻子と顔をあまり合わせないので。コンフリクト(争い)はあまりない」

これが支出の多かった本当の理由です(笑)。

確かに老後になると、ずっと夫婦で家に二人いるってのはストレスが溜まりそうです。

セカンドハウスなどは収入があるからこそできる賜物。

やはり収入が多いのは正義です。

最後に男性はこんなアドバイスを残してくれました。

「ファイナンシャルプランナーの資格を取れる程度の知識を得て、老後のシミュレーションをすること。何も考えずにいると、不安が付きまとうが、シミュレーションをすることで、不安を無くせる」

老後資金を貯められない多くの人は、結局のところ「何も考えていない・何も行動していない」のです。

老後の準備はまずシミュレーションからというのは真実だと思います。

老後のお金が不安なのであれば、まずはどのような老後を送るつもりなのか、実際にシミュレーションを立ててみることから始めてみましょう。

まとめ

以上『結婚が遅く、子供を高齢で授かった場合の老後資金はどうする?』でした。

いかがでしたか?

非常に珍しいケースではありながら、それ故にしっかりとした老後の準備をしていて大変勉強になりました。

実際に計算どおり資産形成に成功したところも立派です。

一方で、あなたは「老後が不安」と言っておきながら実は何もやっていない、ということになっていませんか?

老後が不安なのであれば「まずはシミュレーションから」というのは覚えておくべきです。

何事も目標が無ければ始まらないのは、社会人として働いていれば当たり前のこととして理解しているはずです。

以下関連記事です。

老後資金を準備できない多くの人は「老後の生活設計をしていない」という衝撃の事実が判明しました。

ある条件を満たせば、年金が少なくても、そして働かなくても老後のお金について不安が少なくて済みます。

老後資金は2000万円ではなく5000万円必要になってくると唱える人も出てきましたので、その理由をまとめました。

 

 

 

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