FPの節約指令に激怒するアホ親父。自分の子育ての問題だろ!

FPの節約指令に激怒するアホ親父。自分の子育ての問題だろ!

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「プレジデント・オンライン」に掲載された記事です。

FPさんに来た相談の記事です。

当初は老後資金の記事だと思い読んだのですが、何やら違う話になってきて面白かったのでご紹介します。

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試算では息子が60代で貯蓄は完全に底を突く

相談者は長年大手メーカーで働き、60歳で定年後も再雇用され継続勤務した65歳男性でした。

コツコツためた貯金は3200万円あり、悠々自適な老後生活を思い描いていましたが、大きな問題を抱えていました。

それは29歳になる引き籠りの長男がいたことです。

相談者の家族構成・資産はこちら。

◆相談者の家族構成
相談者:父親:65歳(年金生活) 年金収入:230万円
 母親:62歳(専業主婦)
 長男:29歳(無職・ひきこもり当事者)

◆資産
・預貯金:3200万円
・住んでいる自宅マンション(評価額2600万円)

一応一定額の貯金はあり、マンションも保有。

しかし生涯一度も働いたことのない子どもがいるという致命的な欠陥のある家計です。

FPさんの診断の詳細は割愛しますが、結果として息子が60代で資産を底を突く計算になりました。

節約を進言するFPに父親は怒り爆発

FPさんとしては家計の改善提案が必要です。

じゃあ何を提案すべきかとなれば、手っ取り早いのは「節約」でしょう。

毎月の支出を減らすことで資産減少スピードを遅らせる。

まずは誰もが思いつく方法です。

FPさんも節約を提案していたところ、父親が怒鳴り始めたそうです。

その一節がこちら。

私が操作しながら、説明を続けていると、突然父親が怒鳴り始めました。

「それじゃあ、話にならん。『節約をしろ』だって。それだったら、だれでも言えるじゃないか。あんた、専門家なんだから、もっとなんか、うまい方策を教えてくれんのか」

どうやら父親は、私に相談することで、劇的に状況が改善する方策を教えてもらえると思っていたようです。私のアドバイスが「節約」で、それでも不足するという状況でしたので、イライラが爆発したようです。

なぜ怒るのでしょうか?

私からすると、この父親はアホでしかありません。

会社員として働き続け、3200万円もの資産をつくってきた人なのに、理解できないとは。

世の中から投資詐欺がなくならない理由を垣間見た

ただ、この記事を読んで気づいたことがありました。

それは、世の中に投資詐欺がなくならないことです。

投資に期待されていることは、一気にお金が増える「魔法」なんですよね。

以前、当ブログでも「つみたてNISAを2年間やって資産が増えないと嘆く人」という記事を書いたことがあります。

つみたてNISAを2年間やって、増加資産は4万8千円程度。

なんと「騙された」と語っています。

積立投資や投資そのものに対する理解が無いのだと思いました。

世の中の多くの人が欲しているのは、一気にお金の問題を解決できる「魔法」なのだと感じました。

投資を始めれば、お金が一気に増える。

しかし、投資は一気に資産を増やしてくれるものではありません。

まして少額ずつの積立投資など10年、20年単位の話です。

そんな長い時間をかけてお金を増やすことを第一希望で考えている人などいません。

だからこそ利率の高い詐欺の投資話に飛びついてしまうのです。

魔法など存在しないのにです。

今回の記事の登場人物に至っては、子どもが引き籠りになってしまうという子育ての問題も含まれています。

自分の子育ての失敗からFPに節約を提案させたのに、FPのせいにしてしまっている。

よく会社員として長年仕事ができていたなと思います。

おそらく、飲食店の店員とかにも横柄な態度を取る、自分より下と見たら強気に当たる、人としてもクズなのでしょう。

お金の問題を解決するには、本人の努力が必要です。

一気に解決できる魔法など存在しません。

魔法が存在するならば、お金の問題を解決する前に、子どもを就職させる魔法を探したほうがよいでしょう。

まとめ

以上『FPの節約指令に激怒するアホ親父。自分の子育ての問題だろ!』でした。

いかがでしたか?

久々に気分の悪い記事を読みました。

自分の子育てが上手くいかなかった結果、FPに八つ当たりしているかのようです。

きっと良いことだけを信じるタイプの人で、こういう人が詐欺に騙されるのでしょう。

賢明な人なら「魔法は存在しない」と理解し、地道な方向へ進んでいくはずです。

以下関連記事です。

「ずっと投資を避けている人」は老後になって「投資しておけばよかった」と後悔することになるかもしれません。

65歳をすぎて「老後破産」におちいる人たちには、ある意外な共通点があります。

つみたてNISAをたった2年間しかやっていないのに資産が増えないと嘆く人がいるようです。

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