【ひとりの老後】おひとりさま世帯の年金月額と貯蓄額平均はいくら?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今日は久しぶりに「LIMO」から老後資金に関する記事です。
老後が気になるお年頃ですし、おひとりさまに焦点を当てた記事となれば、なお気になります。
改めて客観的なデータを見ながら、老後に向けた対策を考えてみたいと思います。
70歳以上の約4割「去年より生活感が低下している
まずは内閣府の「国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)」の中の調査の一つ、「去年と比較した生活の向上感」についての回答をご覧ください。

これを見ると気づくことは、年齢が上がるにつれて「低下している」と回答する割合が高くなっていることです。
特に70歳以上は「低下している」と回答した割合が38%と最も多いです。
年齢が上がり、老後を迎えると生活感が低下する恐れがあることを私たちは理解しておかなければいけないようです。
おそらく原因は収入の少なさになるでしょう。
シニアのおひとりさま世帯は年々増加傾向
続いて厚生労働省「2023年 国民生活基礎調査の概況」によると、65歳以上の単身世帯が年々増加していることが分かります。

65歳以上の最新データを見ると31%が単身世帯となっています。
この単身世帯の増加は、やはり時代の流れなのでしょう。
今後ももうしばらく増加傾向が続くでしょう。
そして15年後には私もこの中に含まれます。
【70歳代の単身世帯】「貯蓄ゼロ世帯」の割合も少なくない現状
では、ここから本題に入っていきます。
まずは「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」による70歳代の単身世帯における貯金額の割合を円グラフ化したものが下の図です。

70代で金融資産非保有世帯が27%もいます。
大変申し訳ないのですが、私からすると信じられません。
さすがに年金だけで老後に想定されるハプニングに対応しきることは不可能ではないかと思います。
一方で、70歳の時点で3000万円以上保有しているのが正解かどうかは分かりません。
どういう老後を送ろうとしているかによるかでしょうから、答えは「人による」ことになるのでしょう。
使わないお金も無駄であることを忘れてはいけません。
老後まで誰かの口座に眠ったままのお金は経済にも誰にも役に立たないお金です。
『DIE WITH ZERO』を目指してもらいたいものです。
70歳代の「平均厚生年金月額」はいくらか?
そして、厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、70歳代の平均厚生年金月額もまとめられていました。
それが下の表です。

およそ14万円から15万円の間でした。
ただし、年金額もあくまで平均であり、実際の支給額は個人によって異なります。
それに、この数字はあくまで今の70歳代です。
これから70歳代を迎える私たちの世代はもっと少ない額になっていることが予想されます。
「ねんきんネット」でシミュレーションして、自分がもらえる金額がどれくらいなのかを把握しておくべきです。
年金額を把握していなければ、老後資金をいくら貯めればよいかも計算できません。
老後にどのように備えるか
よって、老後に向けて備えるために何をすればよいかを知りたいなら、私はまず「年金額をシミュレーションしてください」と答えます。
それと、「どういう老後を送りたいのか、具体的にどのような生活をしたいのか考えてください」と答えます。
受け取れる金額で理想の暮らしが送れるかを計算し、不足する金額があれば単月でいくら不足し、30年でいくら不足するかを計算します。
この答えが必要な老後資金になってきます。
プラス介護の費用で500万円追加しておけば、万全とは言い切れませんが、かなりいい線に近づいていると思います。
あとは、算出された金額を貯めればよいだけですから、現状との差額をいかに貯めるか施策を考えればよいわけです。
貧しい老後を送りたいのか、余裕のある老後を送りたいのか、どのような老後を送りたいかで今の行動は決まるはずです。
まとめ
以上『【ひとりの老後】おひとりさま世帯の年金月額と貯蓄額平均はいくら?』でした。
いかがでしたか?
おひとりさまだろうが二人以上世帯だろうが、最低限の老後の備えは必要です。
やはりお金は無いよりあったほうがマシだと思います。
余らせすぎはいかがなものかと思いますが、全くないのはもっと問題だと思っています。
今を楽しむのもよいですが、老後資金も多少は準備しておきましょう。
以下関連記事です。
『DIE WITH ZERO』の著者ビル・パーキンス氏が老後資金に関するインタビューに答えてくれた記事を紹介しています。
65歳以上の人に聞いた老後資金の金額の回答がなかなかセンセーショナルでしたのでご紹介しています。
老後をすごすために念願の田舎暮らしを手に入れても、地域に馴染めなければ暮らし続けていけません。