62歳男性 削れない介護費用で金融資産5500万円でも消えない老後不安

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後に関する現実をお伝えするために「All About」の記事を都度紹介しているシリーズ。

いろいろな方がいるものだと思う次第ですが、今回も新たなパターンが登場しました。

今回は介護が老後資金に影響している方です。

それでは早速行ってみましょう。

回答者のプロフィール&年金額

まずは回答者のプロフィールからご紹介します。

回答者本人:62歳男性
同居家族構成:本人、妻(58歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:850万円
現在の資産:預貯金3500万円、リスク資産2000万円
これまでの年金加入期間:国民年金460カ月、厚生年金460カ月

大阪府在住の62歳男性です。

資産が5,500万円あります。

資産形成は比較的上手くいったほうの部類に入るでしょう。

次に年金に関する情報です。

老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):20万2500円
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:給与収入360万円(年額)

現在62歳ですが、障害年金を20万円受給しています。

また、給与収入360万円というのは妻が働いているため、その年収のようです。

年金だけでは足りない月がある理由

今回の調査で、「現在の年金額について満足しているか?」の問い対し「どちらでもない」と回答しています。

理由は以下のとおりです。

「年金は少ない金額ではないが、どうしても削れないデイサービスやリハパン(リハビリテーションパンツ)などの費用が高いので支出も多くなってしまうから」

確かに年金の額としては少ない額ではありません。

むしろ多いほうと言えます。

しかし、介護費用が高いため、年金だけでは不足する月があるようです。

毎月の支出は「20万円」と回答されていますので、毎月ギリギリなのでしょう。

どういう障害なのかは記事から分かりませんが、ご苦労なさっているようです。

「介護保険に加入しておけばよかった」

「現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか?」との問いに対して「(民間の)介護保険に加入しておけばよかったと思う」と回答しています。

これは自身が障害年金を受給するに至ったことが理由として挙げられるでしょう。

ただ、民間の介護保険に加入する必要があるかどうかについては意見が分かれるのではないでしょうか。

確かに障害を発症した場合、公的介護保険に加えて給付金を受け取れるため、お金の面では助かるかもしれません。

しかし、民間の介護保険に加入したからといって、将来給付金を受け取るかどうかは分かりません。

下のグラフは生命保険文化センターの調査結果を元に「ほけんの窓口」が作成した介護保険・介護特約の年齢別加入率です。

民間の介護保険の加入率は10%程度に留まることが分かります。

この数字から、世の中の多くの人は民間の介護保険をそこまで必要としていないと言えそうです。

また、加入すれば当然保険料を支払い続けなければなりません。

よって、男性が「介護保険に加入しておけばよかった」と言うのは単なる結果論に過ぎないのではないかと思いました。

急な病気にいかに備えるか?

確かに病気や怪我というのは想定しづらいものがあります。

それは私自身、先日手術を受ける事態に陥ったため、身を以て体験しました。

「まさか手術することになるとは」と予想だにしていなかった事態に困惑しました。

また、手術1回で10万円以上の支払いが発生したことも痛恨でした。

大きな病気などはどうしても出費もかさみます。

頭では理解していたつもりでしたが、実際に自分がその目に遭って初めて実感しました。

「民間の医療保険など必要ない」と思っていましたが、加入する人が多数いるのも何となく分かりました。

突然の支出はとても痛いですし、入院となった場合は日数が何日に及ぶのかを想像すると怖すぎます。

今回の私は日帰り手術だったため入院費用は全く発生しませんでしたから、ダメージは最小限で済みました。

また、治療も時に保険適用外になったりすることもあり、それも恐怖心を煽ります。

私も手術前、念入りに保険適用範囲内かどうか確認しました(苦笑)。

そして手術後、若干の恐怖心を感じ、民間の医療保険を少し調べてしまいました。

6000万円の資産があっても、将来発生するかもしれない医療費が不安になりました。

ただ、気にしだすとキリがありません。

食事や運動、睡眠など健康面をとにかく注意して生活するのみです。

あとは、さらなる資産形成で将来のリスクに備えるだけかなと思いました。

まとめ

以上『62歳男性 削れない介護費用で金融資産5500万円でも消えない老後不安』でした。

いかがでしたか?

資産がいくらあろうとも健康面の問題からくる医療費関連の支出増はとても不安なものだと分かりました。

そもそも健康に問題があれば、日常生活すらままなりません。

貯めて楽しむはずのお金が治療や介護に消えていくのは悲しいです。

改めて健康の重要性を感じることとなりました。

私自身も手術した後ですので、健康には留意して生活したいと思います。

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