高齢者にこれから襲い掛かる「3人に1人が貧困」という過酷な現実

2024年6月9日

高齢者にこれから襲い掛かる「3人に1人が貧困」という過酷な現実

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「現代ビジネス」に掲載された老後に関する記事です。

何やら非常に悲観的なタイトルで、思わず目が止まってしまいました。

気になる記事なので早速見ていきましょう。

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迫りくる超・少子高齢化社会

まずは記事の冒頭の一節からなかなかの衝撃です。

『2050年には全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占める』

先月に厚労省の国立社会保障・人口問題研究所が公表したこの数字は一時Xでトレンドにランクインするなど、衝撃の波紋が広がっている。

2050年といえば、あと16年後。

私は66歳となり、高齢者の仲間入りしています。

ほぼ間違いなく単身世帯であり、まさに2330万世帯の中に含まれます。

なんとこの公表した数字は一時Xでトレンドにランクインして衝撃の波紋が広がっていたそうです。

私はこの事実を何も知らなかったことが衝撃です(笑)。

今回の記事を見るまで全く知りませんでした。

それにしても全世帯の4分の1が高齢者の単身世帯になるというのはなかなかのインパクトです。

私の世代が死んでいった後は一体どのような世界が待っているかも気になるところですが、今回の本題からはズレるので一旦置いておきましょう。

年間42万円のお金が不足する?

では、ここからが本題。

老後のお金についてです。

そもそも「老後」は何年あるのか?

答えは「人による」のですが、参考までに記事内に平均余命が紹介されています。

厚生労働省が公表した第23回生命表(2020年版)によると、65歳時点の平均余命(平均してその後何年生きられるか)は、男性は約20年、女性は約25年です。

男性は約20年とのこと。

問題になるのは、この20年間を乗り切れるだけのお金があるかどうかです。

そこで今回の記事で持ちだしたのが次のデータです。

総務省の家計調査報告書を過去10年にわたって追っていくと、高齢世帯の赤字額の平均値は、夫婦世帯で月5万円、単身世帯で月3.5万円です(実収入から支出を引いた不足分の2010~2019年における平均値。2020年以降はコロナの影響により支出が急速に落ち込んだため、平均値の計算からは除外)。

つまり、夫婦世帯なら5万円×12カ月で年間60万円、単身世帯なら3.5万円×12カ月で年間42万円ものお金が不足することになります。

出ました、平均から持ってくる話。

これで老後のお金が足りなくなりますから大変ですよ、と煽るパターンです。

確かに平均から考えれば単身世帯で1ヶ月3.5万円の赤字だから12ヶ月で42万円の赤字かもしれません。

20年間なら840万円、25年間なら1050万円が不足する計算です。

「3人で1人が貧困」は大袈裟?

そもそも本当に1ヶ月に3.5万円の赤字になる人がどれだけいるかは疑問です。

そして、上記計算で「3人に1人が貧困」というのも大袈裟すぎやしないか?とも思いました。

ただし、記事の最後のほうに次のような記載があります。

内閣府の「2019年度 全国家計構造調査」によれば、65歳以上の単身者の3割は貧困状態にあります。つまり、一人暮らしの高齢者が3人集まると、そのうち1人は貧困に苦しんでいるという状況になります。

これ、本当でしょうか?

統計で出された結果ですから事実なのでしょうが、にわかに信じがたいです。

個人的な見解として、1000万円以上を貯めるのはそこまで高いハードルだとは思えません。

しかも65歳以上の単身世帯の3割と来ました。

多すぎではないかと思いました。

すべては受け取れる年金の額とあなたの対策次第

気になるのは、この人たちの年金額です。

結局は受け取れる年金額次第かなと思いました。

以前テレビでもやっていましたが、意外と国民年金をちゃんと払っていない人たちが多いのです。

サラリーマンとして会社が支払ってくれていた私からすると想像もつかないことでした。

結果として受け取っている年金額がかなり少ない人たちがいました。

ですから、サラリーマンのように厚生年金に加入できている人であれば、極端な貧困には陥らないのではないかと推測しています。

ただし、これも現行の年金制度が維持されていての話です。

今後の年金は一体どうなることやら。

あとは年金の額に合わせて支出を抑えられるかどうかにかかっています。

年金が少なければ支出を抑えるしかないのですし、収入がもっと欲しいならば働くしかありません。

そうです。

要するに、老後に向けての対策をどれだけ講じておくか次第なのです。

そもそも老後が近づくにつれ、自身がどのような老後になりそうかは見えてくるはずです。

老後に貧困に陥っている人の中には対策もロクに立てずに老後に突入してしまった人が必ず一定数いるはずです。

私たちは彼らを反面教師にして、対策を講じて老後を迎えれば、さほど心配する必要はないと考えています。

「老後資金は2000万円必要」といった情報に踊らされず、自身の状況に落とし込んで計算をすれば、きっと老後破産や貧困は回避できるでしょう。

まとめ

以上『高齢者にこれから襲い掛かる「3人に1人が貧困」という過酷な現実』でした。

いかがでしたか?

老後資金の記事は煽りが多いのですが、今回の記事もその一つです。

一方で対策を講じることなく老後に入ってしまい、後悔している人が一定数いることも間違いないでしょう。

「お金が尽きて死ぬ」ことの無いよう万全の準備を進めておきましょう。

以下関連記事です。

老後資金に悩み人たちに対し、どうしたら貯金できるかについて『JUST KEEP BUYING』的な回答です。

実は金融マンだった肉乃小路ニクヨが老後資金2000万円問題に対して5つのアドバイスをしてくれました。

老後資金がいくら必要か?という議論については、前提条件をきちんと把握した上で読まないといけません。

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