日本では若い人ほど老後に対して絶望?世界とは真逆な老後不安の理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

何やらタイトルからは気になる言葉が見えました。

若い人ほど老後に対して絶望しているとか。

老後を楽しみにしている日本人の世代別の割合は32か国平均と対照的

まず調査としては、世界最大規模の世論調査会社イプソスが、日本を含む世界32か国2万3745人を対象にした高齢化に対する意識を聞いたものだそうです。

そして、世代ごとに老後をどの程度楽しみにしているかを聞いたのですが、その結果を表したグラフがこちら。

まず、世代の定義がよく分からないので、ネットで調べてみました。

ベビーブーマー世代1946年から1964年ごろ
X世代1965年から1980年ごろ
ミレニアル世代1981年から1996年ごろ
Z世代1997年から2010年ごろ

微妙に違うかもしれませんが、おそらく大枠はこのあたりの年代だろうということでご容赦ください。

今さら気づいたのですが、私は「X世代」に含まれるのですね。

知らなかった(苦笑)。

むしろ「就職氷河期世代」のほうがしっくり来る印象です。

ベビーブーマー世代の老後を楽しみにしている割合が高いです。

すでに老後を迎えている世代が大半ですから、今の日本の現状を見ると「上手く逃げ切った」と思っている人は多いかもしれません。

若い世代ほど老後を楽しみと思っていない

それにしても、やはり気になるのは若い世代ほど老後を楽しみと思っていないことです。

私が含まれるX世代から一気にその割合は低下しています。

私自身も老後が決して楽しみとは思えません。

ただ、それ以上にミレニアル世代、Z世代のほうが老後を楽しみと思う割合が低下しています。

私がZ世代くらいの年齢だったころは、老後など遠すぎて楽しみとか楽しみでないの対象にもなっていなかったように思います。

漠然としすぎていて、何も考えられなかったというのが本音です。

日本の若者が抱える老後不安の理由

一方で、今の若者は何が老後の不安なのでしょうか?

そこで、現代の日本の若者が抱える老後不安の理由を探ってみましょう。

1.年金不安

老後不安の理由として考えられることの1つ目は「年金不安」です。

現代の若者たちは、年金制度の不安をニュースなどから目の当たりにしてきています。

もはや制度の継続維持は困難であるとの見方をしている人も多いのではないでしょうか。

若い世代が高齢者を支える現在の仕組みに対して、もはや信頼が無いと言っても過言ではありません。

2.低賃金

老後不安の理由として考えられることの2つ目は「低賃金」です。

これは、ある意味においては仕方のないことです。

基本的には就職したばかりのころは賃金は低く、その後、昇給して徐々に高くなっていくわけです。

この辺りは若干の辛抱が必要です。

3.歳をとりたくない

老後不安の理由として考えられることの3つ目は「歳をとりたくない」ことです。

ここまでの2つとガラリと変わりました。

経済的な面とか冷静な判断からくる不安というより、感情的な側面が働いているのではないかという気がします。

老後を楽しみと思えないというよりも、そもそも老後を迎えたくないと考えている人が多いのではないでしょうか。

4.もはや諦めている

老後不安の理由として考えられることの4つ目は「もはや諦めている」ことです。

不安を通り越しています。

「どうせ未来はよくならないだろう」とすでに諦めの境地に達しているのではないかと推測しました。

先に挙げた経済的な理由や社会制度的な理由を始め、老後にもはや何も期待できないと思っている人も多いのではないでしょうか。

X世代だって老後は楽しみではない

さて、ここまでは若者を中心に見てきましたが、最後に個人的な見解を。

X世代の私だって老後は楽しみではありません。

人生の残り時間が短くなってきたことを否が応でも実感せざるを得ません。

ですから、楽しみなのではなく「楽しまなければ損」といった感覚のほうが正しいと言えます。

私の場合、今のところ一定以上の資産を築くことはできています。

あとは、どこまで増やし、年金を受け取るまで守れるかどうかです。

早期リタイア希望者ですから、年金受取までは減少していく可能性が大だからです。

老後は楽しみではないですが、お金がある以上、使わなければ損です。

余して衰えていくことは、それまでの稼いで貯めてきた時間を無駄にする最も愚かな行為です。

子供がいて、相続する相手がいるならまだしも、独身・子供なしの私はお金を使わなければ何のために蓄財してきたのか意味が分かりません。

老後は「楽しみ・楽しみではない」など関係なく、とにかく楽しもうとすることが人生の最終盤を生きる上で重要なことだと考えています。

まとめ

以上『日本では若い人ほど老後に対して絶望?世界とは真逆な老後不安の理由』でした。

いかがでしたか?

若い人たちが老後を楽しみではないと考える国は、はたしていかがなものでしょうか。

一部やむを得ないと思うところがありながらも、国家として大丈夫なのかとの疑問も生じてしまいます。

実際のところ、老後をいかに乗り切るかは自助努力が必要です。

自分で資産形成し、余裕ある老後を迎えられるようにしなければなりません。

お金の面で余裕が多少あれば、老後も楽しむことはできるのではないでしょうか。

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