福岡県上毛町のふるさと納税に返礼品見直し前の駆け込み寄付が続々
『福岡・上毛町、駆け込み寄付続々 ふるさと納税高額返礼品狙い? 想定の7割増に』という記事を読みました。
やはり総務省の動きから各自治体が返礼品を見直す動きを取り始めているようです。
今回の記事になっていた福岡県上毛町もその一つ。
自治体側も確保している返礼品をしっかり使い切りたいでしょうから、年内は対応するようです。
いよいよ年末という時期もあり、駆け込みで寄付が増えているのでしょう。
12月はさらに寄付金が増えることが容易に予想されます。
では今回は、福岡県上毛町のふるさと納税についてみていくことにしましょう。
福岡県上毛町ってどこ?
というか、そもそも福岡県上毛町ってどこにあるんでしょうか?
ふるさと納税の魅力の一つは、お礼品が目当てというところはあるのでしょうが、いまだ知らなかった日本の小さな町を知る機会になるということだと思っています。
まず、「上毛町」って正しく読めますか?
「こうげまち」って読むんですよ。
普通はよめないのではないでしょうか?
場所は福岡県の東の大分県との県境。
下の地図の赤丸のところです。
いやー、東京に普通に暮らしている人間には知る由もない町ですね。
でも、こういう町をふるさと納税きっかけに知ることができるのは良いことです。
観光客や移住する人が増えるとなお良いですね。
福岡県上毛町のふるさと納税返礼品ランキング1位 特盛り九州産豚切落し(4kg)
さて、福岡県上毛町のお得な返礼品をもらうことができるのも、残りわずかとなりそうです。
となれば、気になるのは実際に受け取ることの返礼品にはどのようなものがあるのかでしょう。
上毛町に多くの寄付金を集めた、上毛町の返礼品人気ランキング第1位は、特盛九州産豚切り落としでした。
なんとこの豚の切り落とし、2017年度さとふる総合ランキング5位にも入った大人気の返礼品です。
1000件にも届こうとしている口コミの数が、その人気を表しています。
500gが8パックに分かれているのが、使いやすいのでしょうね。
それにしても、「九州産」と書かれた言葉が少し悲しいです。
ほぼ間違いなく地場のものではないと思われます。
こういう返礼品が国からの指示でなくなっていくのですね。
これはふるさと納税という制度が下火になるのか、地場の特産品を抱えている一部の自治体に寄付が集中することになるのか、どうなっていくのでしょうか。
福岡県上毛町のふるさと納税返礼品ランキング2位 九州産特大うなぎの蒲焼2尾
上毛町のふるさと納税返礼品ランキング第2位は、九州産特大うなぎの蒲焼です。
タイトルでは「九州産」とお茶を濁していますが、商品詳細を見ると「鹿児島産」とはっきり書いてあります(笑)
鹿児島では、福岡とは全然関係なくなってきてしまいます。
こういうものを見てしまうと、確かに何でもありになってしまいますし、ふるさととか全然関係ないですから、国が規制したくなるのも分かる気がします。
福岡県上毛町のふるさと納税返礼品ランキング3位 九州産黒毛和牛切落し1kg
上毛町のふるさと納税返礼品ランキング第3位は、九州産黒毛和牛切落し1kgです。
豊後牛というのは聞いたことがあります。
福岡ではなく大分ということになるでしょう。
商品詳細の写真には牛丼の写真があり、確かに美味しそう。
250gが4パック入っているということですから、使い分けもできそうです。
僕のような一人暮らしでは、この量を30日以内に食べきれないかもしれませんが、人数が多ければ使い勝手がいいでしょう。
福岡県上毛町のふるさと納税返礼品ランキング4位 特盛九州産「豊優牛」切り落し1.2kg
上毛町のふるさと納税返礼品ランキング第4位は、特盛九州産「豊優牛」切り落し1.2kgです。
3位の切り落としの量が1kgですから、それを200グラム上回って、寄付金の金額は同じです。
豊優牛というのは聞いたことがないので、このあたりに差が生じたのかもしれません。
質的に劣るので、量でカバーみたいな感じでしょうか。
産地は「熊本県・鹿児島県・宮崎県・長崎県」となっており、福岡県はおろか隣県の大分県すら含まれていません(苦笑)
福岡県上毛町のふるさと納税返礼品ランキング5位 特盛4.5kg(500g×9パック)!味わい豚赤身切り落とし
上毛町のふるさと納税返礼品ランキング第5位は、特盛4.5kg(500g×9パック)!味わい豚赤身切り落としです。
上位は肉のオンパレードでした。
こちらは1位と比べ、量が500グラム多くなっています。
1位の消費期限は90日ですが、こちらは60日になっています。
量が多いですが、期限が短いので、早めに食べる必要があります。
まとめ
以上、「福岡県上毛町のふるさと納税に返礼品見直し前の駆け込み寄付が続々」はいかがでしたでしょうか?
200以上もある返礼品の中で、上位を占めているのは大量の豚肉・牛肉でした。
ただ、残念だったのは、福岡のものが1つもなかった点です。
知らない地域を発見できるメリットがある反面、何かふるさと納税の本来あるべき姿とはやや異なるような部分を感じるところもあり、微妙な気分になりました。
確かに国の地場に限定させる言い分も理解できます。
一方で、返礼品見直し以降のふるさと納税額の寄付の資産をゼロと見込むほどの状況もなんとかならないものかとも思います。
めぼしい特産品もない地域では、確かにどうにもならないという事情もあるでしょう。
我々ができることは、返礼品がある今のうちに、上毛町のような地域へ少しでも多くの寄付をしておくことなのかもしれません。