資産8000万円でFIREした39歳エンジニアの末路と甘くない現実

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
日本のFIRE事例なのですが、ネット記事として取り上げられる事例は、得てしてFIRE失敗です。
今回「日刊SPA」に掲載されたのは、2人のFIRE達成者のその後です。
1人目は資産8000万円がありながら、完全にFIREに失敗し、再就職を余儀なくされています。
2人目は資産1億円でFIREを達成したものの、大きく資産を減らして撤退を検討中です。
理想の生活を手に入れたはずの彼らが、なぜ一転して過酷な状況へ追い込まれてしまったのでしょうか?
今回はその真相に迫り、FIRE失敗をいかに回避するかを考えていきます。
8000万円FIREの現実と末路
IT企業でエンジニアとして働いていた39歳の男性は、投資によって8000万円を超える資産を築き、念願の早期退職を果たしました。
当初は昼まで眠り、動画や漫画を満喫する生活を楽しんでいましたが、その喜びはわずか2ヶ月で終わりを迎えます。
毎日やることがなくなり、退屈を埋めるために夜の街へ繰り出すようになると、お酒の量とともに支出が膨らんでいきました。
さらに追い打ちをかけたのが、相場の急落による資産の目減りです。
そこに夜の街での人間関係をめぐる金銭トラブルが重なり、示談金の支払いなどによって手元の資金は大きく削られてしまいました。
再就職を目指したものの、数年の空白期間が壁となり、現在は配達員の仕事をしながら日々の生計を立てています。
海外移住FIREに潜む罠
二人目は、資産1億円を達成して物価の安いタイのバンコクへ移住した43歳の男性です。
都心部にあるプール付きの高級マンションに住み、安価な食事やマッサージを楽しめる優雅な生活を計画していました。
しかし、海外での暮らしにも大きな誤算が待ち受けていました。
現地の日本人コミュニティは狭く、「資産家がやってきた」という噂がすぐに広まってしまったのです。
親しげに近づいてくる同胞たちから実体のない投資話を持ちかけられ、断りきれずに多額の資金を失うことになりました。
さらに、歴史的な円安と現地の急激な物価高が重なり、事前の計算通りにはいかなくなります。
かつてのような割安感はなくなり、生活費が高騰したことで、男性は日本への帰国を真剣に検討し始めています。
彼らの失敗から得られる学び
この二人の事例を並べて見ると、そもそもFIREという生き方について真剣に考えていたとは到底思えません。
その最大の理由は、大金を得た過程にあります。
一方は個別株の短期トレードで当てたお金であり、もう一方は相続で得た不動産を売ったお金です。
どちらも自らの地道な労働や、痛みを伴う長期の節約によって一歩一歩築き上げた資産ではありません。
まさに「悪銭身につかず」の言葉通り、短期的に転がり込んできたお金は、守るための知識や覚悟が伴わないため、驚くほど簡単に逃げていきます。
生活を維持する上で最も大切な「手元にある資産をいかに守るか」という観点が、この二人には最初から完全に欠落していたのです。
あぶく銭で気が大きくなっているからこそ、暇つぶしのために夜の街で大金を使い込み、見ず知らずの他人が持ちかける怪しい投資話に引っかかったのでしょう。
会社を辞める基準として、よく資産の額面だけが議論されますが、資産があるだけではFIREを成功には導けないという典型的な事例として受け止めるべきです。
そういう私はどうなのか?
では、早期リタイアを希望している私としてはどう考えているのか。
地道に社会人生活を続けて30年です。
一度得たお金はやすやすと手放すことなどあり得ません。
FIREの多数は、所詮大した金額を保有していないですから、パーっと使えば、あっという間に資金難に陥るのは当然です。
FIRE以降のほうが支出に対して敏感にならなければいけません。
FIREはゴールではなく、リスタートです。
FIRE後にどのような生活を送るのか、お金や仕事など十分すぎるほどの計算を重ね、実行に移すべきです。
「会社を辞めたい」だけでは、長きに渡る人生を充実させることは不可能であると考えています。
まとめ
以上『資産8000万円でFIREした39歳エンジニアの末路と甘くない現実』でした。
いかがでしたか?
早期に仕事を退職して自由を手に入れるFIREは魅力的ですが、事前の準備が足りないと、生活の乱れや想定外の出費によって足元をすくわれる恐れがあります。
ここで忘れてはならないのは、FIREは人生を豊かにするための手段であり、決して人生の目的そのものではないという事実です。
会社を辞めることだけを目標にするのではなく、退職した後にどのような人間関係に囲まれ、どんな活動に時間を使いたいかという具体的なイメージを描く必要があります。
資金面ばかりに意識を向けているとFIREは失敗するということを肝に銘じ、生活の広範に渡る事前準備が必要なのだということを理解しておくべきです。
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