家計簿が長続きする方法6選。長続きしない人も続けられるコツ
年も変わると、「今年こそ家計管理をやろう!」と気持ちも新たになります。
そこで、これまでは続かなかった家計簿に挑戦してみようと思う人もいるかもしれません。
しかし、何も策を練らずに家計簿をつけ始めても、おそらく長続きしないでしょう。
家計簿を長続きさせるには、ちょっとしたコツがあります。
そこで今回は、ルーティンワークに絶対的な強さを誇る僕から見た、家計簿が長続きする方法をご紹介します。
どれか参考になるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
家計簿が長続きする方法1 家計簿の目的を明確にする
家計簿が長続きする方法の1つめは、家計簿の目的を明確にすることです。
家計簿をつけることに慣れていない人は、家計簿をつけること自体が目的になってしまいがちです。
なんのために家計簿をつけているのか分からなくなり、結局長続きしなくなります。
家計簿をつけるのはなぜか?
家計簿をつける目的は支出を把握することです。
そして貯金のできない原因となっている支出を見つけ出すためです。
そのため、最低1ヶ月は何が何でも家計簿をつけ続けるようにして、1ヶ月の支出を把握してみてください。
それまでは気づかなかった発見があるでしょう。
家計簿が長続きする方法2 1円単位まで合わせようとしない
家計簿が長続きする方法の2つめは、1円単位まで合わせようとしないことです。
毎日毎日一生懸命家計簿をつけ続けたのに、月末に締めてみると、どうも残高と家計簿につけた支出が微妙に合わないなんて経験をしたことがある人も多いはずです。
もし合わなければどうするか?
これが数万円単位で合わなければちょっと問題ありですが、数百円とかのレベルで合わないときは気にしないようにしています。
家計簿の目的は、1ヶ月通してつけ続けることで、1ヶ月の支出を把握することです。
大まかに支出がつかめていれば、それで十分です。
家計簿が続かないありがちな理由の一つは、完璧主義になりすぎるあまり、微妙の誤差が発生すると嫌になるパターンです。
極論、例えば支払いが756円だったときは、「700円」と記入するというルールでもいいと思います。
大事なことは家計簿を続けることです。
自分が続けやすい方法を模索しましょう。
家計簿が長続きする方法3 1品目ごとまで細かく書かない
家計簿が長続きする方法の3つめは、1品目ごとまで細かく書かないことです。
例えばスーパーに買い物に行ったら、キャベツ〇〇円、もやし〇〇円、卵〇〇円、豚肉〇〇円、なんて書き方をしていたら、入力する項目がどんどん多くなり、早々に嫌になってしまうでしょう。
そんなときは、ひとまとめにして「食費〇〇〇円」でいいじゃありませんか。
食材を買ったことは分かります。
買い物をしたお店単位で記入するくらいざっくりでも構いません。
繰り返しになりますが、大事なことは家計簿を続けることです。
家計簿が続かない人は、できないことを最初から細かくやろうとするから、無理が生じて続かなくなります。
続けられる方法を考えて、実践していきましょう。
家計簿が長続きする方法4 費目は自分に合わせて設定する
家計簿が長続きする方法の4つめは、費目は自分に合わせて設定することです。
よくある家計簿の代表的な費目といえば、食費、水道光熱費、通信費、交際費、交通費、日用品費、娯楽費、家賃、書籍代、衣服費、美容費、保険料などなどでしょう。
ところで、なぜこのように費目を細かく分類するのでしょうか?
それは、後で振り返りをしたときに、どの費目に問題があるのか分析しやすくするためです。
分析しやすくすることが目的なのだとしたら、上記したような費目にこだわる必要はありません。
どこか自分の支出に問題があるのではないかと予想される費目にフォーカスを当てられるような設定の仕方であればいいのです。
家計簿が長続きする方法5 家計簿をつけるタイミングをルール化する
家計簿が長続きする方法の5つめは、家計簿をつけるタイミングをルール化することです。
家計簿をつけることはルーティンワークです。
毎日1回なのか、毎週1回なのか、それは人によるのでしょうが、どちらにしろ定期的につけることになる繰り返しの作業です。
定期的に繰り返す作業であれば、そこに一定のルールを作った方が長続きしやすくなります。
最も大事なことは、家計簿をつけるタイミングを決めることです。
あなたは歯を磨くタイミングは決まっていますよね?
であれば、歯を磨くことと同じように欠かさずやらないと気持ち悪くなるくらいまで持っていくことができれば、絶対に長続きします。
夜寝る前に歯を磨くというルーティンがすでに体に染みついているのであれば、歯を磨く前に家計簿をつけるとか、既存のルーティンにその一部として組み込むと長続きしやすくなります。
毎日毎日続けるのが面倒という人であれば、毎週1回タイミングを決めて、まとめて記入すればいいです。
スマホの家計簿アプリに入力するなら「買った直後に入力する」など、とにかく何かしらのルールを決めて、あとはルールどおりに実行するだけ。
このルールがなく、日によって家計簿をつけるタイミングがまちまちになってしまうと、家計簿をつけ忘れたりし始め、最終的には続かないという結末を迎えます。
必ず家計簿をいつつけるのか、ルールを決めておきましょう。
家計簿が長続きする方法6 フォーマットは気にしない
家計簿が長続きする方法の6つめは、フォーマットは気にしないことです。
「手書き、エクセル、アプリのうち、どれがいいのですか?」などという質問を見たことがあります。
僕からの回答は「どれでもいい」です。
この手の問題が生じたときは、常に自分に合うかどうかで決めればいいのです。
他の人には他の人の性格があり、その人に合うものが自分にも合うとは限りません。
自分のことを最も理解しているのは自分自身のはず。
自分の性格上、最も合うと思う方法で家計簿をつければいいだけです。
もしうまくいかなければ、方法を変えればいいだけです。
そして、自分に合うものを探し出せばいいだけです。
むしろ初めからうまくいくなどと思わないほうがよいでしょう。
誰もが試行錯誤を繰り返し、ベターな方法に改善していっているはずです。
繰り返しになりますが、完璧主義に走らないほうがいいです。
まとめ
以上、「家計簿が長続きする方法6選。長続きしない人も続けられるコツ」でした。
まずは1ヶ月は何が何でも家計簿をつけましょう。
1ヶ月家計簿をつければ、何にお金を使っているのかが分かります。
すると、これまでは「使途不明金」という言葉で隠されていた支出が浮き彫りとなるでしょう。
本当の各費目ごとの支出が把握でき、本当はどこにムダがあったのかが分かります。
この振り返りこそが家計簿をつける最大の目的です。
1ヶ月を振り返ることで、ムダな支出がないかどうかを探り、改善に活かしていくことができるようになるのです。
そして1ヶ月続けることができれば、2ヶ月、3ヶ月と続けられるようになっていきます。