目指せ1年で貯金100万円!お金を貯めるための3つの極意

2019年8月3日

 今日は、ネットで見かけたこちらの記事から。

 毎度おなじみの家計相談です。

 よくありがちな、収入が少ないけれども、1年で100万円貯められるという内容の記事になっています。

 それにしても、気になるのは「お金を貯めるための3つの極意」ですね。

 「3つの極意」とは一体何なのでしょうか?

お金を貯める3つの極意とは?

 今回の記事では、お金を貯めるための3つの極意は以下のことであると紹介しています。

 1.「稼ぐ」
 2.「支出を減らす」
 3.「きちんと貯めて増やす」

 極めて普通と言えば普通です。

 まあ、貯金とはそういうもので、当たり前のことを当たり前のようにできるかという勝負だったりします。

 そして今回の記事では、これらの極意を次の相談者を元に紹介しています。

<1年に100万円貯めたい相談者プロフィール>
35歳 シングル女性 会社員 一人暮らし

生活費以外は、ほぼおこづかい感覚で使い、ボーナスも入るたびに自分のご褒美だ!と旅行やブランドバッグを買っていたら、いつの間にかなくなっている状態に。気がついたら貯金は20万円。

<手取り収入 22万円+ボーナス30万円×2回>
・食費 5万円
・家賃 8万円
・通信費 1万6000円
・水道光熱費 1万円
・ジム 1万2000円
・保険料 1万円
・交際費(飲み会)2万円
・何に使っているかわからない 2万2000円

<貯金残高>
・普通預金 20万円

 手取り収入22万円で、かつ30万円のボーナスが年2回なら、1年で100万円はかなり近い位置にあるのではないかと考えます。

 ボーナス30万円が手取りと仮定すれば、2回で60万円の貯金ができます。

 よって、毎月の貯金は残り40万円を12ヶ月で割った3万3千円でよいということになります。

 だいぶハードルが下がりました。

1年で100万円お金を貯める極意その1 稼ぐ

 今回の記事で紹介しているのは、メルカリと副業です。

 特にメルカリについては、研究の必要があるのではないかと考えています。

 うまく活用すれば、相当な副収入を得ることができるのではないかと考えているからです。

 この点は別途ということで。

 あとは、覆面調査員の副業が紹介されています。

 やはり、貯金への近道の1つは、収入を増やすことです。

 いつもこの手の記事で思うのは、「本業で頑張れ!」と言う人がいないこと。

 最も手っ取り早い収入の増やし方ではありませんが、もっとも堅い収入の増やし方ではあると考えています。

 ただし、今回の事例で言えば、月の貯金は3万3千円でよいということですから、そこまでして収入を増やさなくても達成可能であると考えます。

1年で100万円お金を貯める極意その2 支出を減らす

 貯金ができないと嘆いている人は、大半の場合、支出に問題を抱えています。

 この人も例外ではありません。

 多くの費目に問題を抱えています。

 上から順番に問題を指摘していくことにしましょう。

1.食費

 食費が高すぎます。

 一人暮らしで5万円は食費のかけすぎです。

 4万円以下に抑えましょう。

 節約金額:1万円

2.家賃

 家賃も高すぎます。

 よく給料の30%以内と言われますが、この人の場合、36%もの割合に達しています。

 30%にあたる6万6千円以下の物件に引っ越しましょう。

 節約金額:1万4千円

3.通信費

 これも高すぎです。

 格安スマホに切り替えれば、大幅な節約が可能です。

 節約金額:8千円

4.ジム

 たまにしか行っていないスポーツジムにお金を払い続けるのはムダです。

 ずばり、やめましょう。

 習慣化できないのであれば、市の体育館であろうと結局無理です。

 節約金額:1万2千円

5.保険料

 ご自身でどんな保険に入っているのか、きちんと把握できているのでしょうか?

 よく意味も分からず、なんとなく入っているのであれば、やめても問題ありません。

 節約金額:1万円

6.飲み会

 会社に勤めていると、同僚との飲み会は避けられません。

 ただし、誘われたものに毎回毎回参加しているようでは、お金がいくらあっても足りません。

 ここは勇気をもって半分断りましょう。

 意外と平気です。

 節約金額:1万円

7.使途不明金

 貯金あるある。

 何にお金を使っているのは分からないという人が多くいるようです。

 これでは改善しようがありません。

 1ヶ月だけでもいいので、家計簿をつけるか、レシートをしっかりもらうようにして、支出の把握につとめましょう。

 何に使ったか分からないのであれば、おそらく大したものには使っていないので、節約対象となるのでしょう。

 節約金額:2万2千円

 いかがですか?このいさぎよさ(笑)

 なんとこれだけの節約で1ヶ月8万6千円(!)

 つまり、ボーナス抜きで1年100万円貯金できる計算になります。

 さすがに多少の娯楽費は使うでしょうから、8万6千円よりは少なくなるでしょう。

 それでもボーナスがありますから、1年で100万円は軽くクリアできる金額です。

 当たり前だと思っている支出にメスを入れ、バッサリ切り捨てると、簡単に貯金ができるという好例であると言えます。

1年で100万円お金を貯める極意その3 きちんと貯めて増やす

 「増やす」となれば、投資というイメージですが、ここでは投資以外を紹介しておきます。

 確実性を求めるなら、やはり定期預金でしょう。

 わずかではありますが、普通預金よりは金利が高いです。

 さすがに金利が低すぎて物足りないという人は、株式投資ということになるでしょう。

 また、つみたてNISAやiDeCoといった商品もあります。

 選択肢は多々ありますので、自分に合ったものを選んで投資すべきです。

まとめ

 以上いかがでしたでしょうか?

 1年で100万円お金を貯めるための3つの極意を紹介されていましたが、なんだかんだいって支出を抑えるだけでよいということがお分かりいただけましたでしょうか?

 我々は何かしら理由をつけて、自分の支出を正当化させています。

 しかし、実際には不要な、ムダな支出が多いということが往々にしてあります。

 これに気づくことができるかどうかがカギになります。

 当たり前の支出に疑問を抱いてみませんか?

 それに気づくだけで貯金が増えるかもしれませんよ。