過去に執着する人の多さを知った「こんまり流片づけ」
僕の貯金メソッドでは、最初に断捨離をするよう勧めています。
不要品を捨てて、自分にとって本当に必要なモノを知る作業をするためです。
先日、NHKスペシャルにて『こんまり流片づけ』について放送されると知り、まだ著書を読んだことのない僕にとっては勉強になると思い、番組を見ることにしました。
“こんまりメソッド"を知らなかった僕にとっては参考になる部分が多かったのと同時に、貯金にも通ずるところが
今回は、番組で紹介された"こんまりメソッド"を紹介し、いかに貯金に活かすかを合わせて考えてみたいと思います。
番組で紹介された"こんまり流片づけ"
何を捨て、何を残すのかをどのように決めていくのか。
番組で紹介された"こんまり流片づけ"を紹介します。
1.部屋別ではなくモノ別
番組では、洋服の片づけから開始したのですが、いろいろな部屋に収納されていた洋服をすべて一つの部屋に集め、片づけを始めていました。
どれだけの洋服を持っているのかが一目瞭然となります。
2.ときめきで選ぶ?
洋服を捨て始めるときの判断基準は、「ときめきで選ぶ」。
「ときめきで選ぶ」と言われても、ちょっと意味が分からないという人には次からが参考になります。
3.触ってうれしいものを選ぶ
頭ではなく身体の感覚で選ぶのだそうです。
実際に洋服を広げ、触ってみて、うれしいものを選べばよいわけです。
4.今のときめきで選ぶ
ときめきはときめきでも、過去のときめきではなく、今のときめきで残す洋服を選ぶようアドバイスするシーンがありました。
過去ではなく今が大事です。
5.衣類→本→書類→小物→思い出
片づけの順番は、衣類から始まり、本、書類、小物、そして思い出品へと進みます。
これは、ときめきを感じやすい順番なのだそうです。
6.書類は全捨てが基本
未処理の書類や契約書だけを残し、あとの書類は全捨てが基本です。
7.玄関は毎日掃除する
玄関は毎日お世話になる場所。
靴の裏を拭く。
8.過去にカタをつける
モノを手放すには過去を振り返り、カタをつける必要があります。
9.モノに感謝して手放す
つらい過去にフタをするような捨て方はしません。
最後の最後までモノと会話して、感謝して手放すようにします。
10.カテゴリー別にまとめる
いろいろなモノを混在させることは、散らかる要因になります。
11.モノの住所を決める
使ったら必ず元の場所に戻すようになります。
12.モノは立てて収納
取り出しやすく、かさばりにくいです。
片づけとはモノを通して自分と向き合うこと
“こんまりメソッド"を知らなかった僕は、単なる片づけ術だと思っていました。
しかし、こんまりは番組で、自分のメソッドについて語りました。
「片づけとはモノを通して自分と向き合うこと」
「片づけを通して自分の内側を見ていくプロセス」
「片づけは自分の人生の棚卸」
かなり深いと感じました。
ここまで人の心に入り込むのかというのが驚きでもありました。
片づけを見て思う貯金できない人の特徴
一方で、番組に登場した片づけられない人を見て、貯金もできないだろうなとも考えている冷静な自分もいました。
1.過去の未練や思い出を断ち切れない
番組に登場した人は、洋服の片づけの際、「思い出がある」などと理由を語り、どんどん残してしまいました。
過去への執着があるようです。
これは物事を先送りする傾向があると感じました。
2.未来への不安がモノを増やす
番組に登場した人は、洋服の片づけの際、「冬に着ます」「痩せたら着ます」と語り、どんどん残してしまいました。
この人を見て、多分買い物に行くと、「あれが必要かもしれない」「これも必要かもしれない」と余計なものを買ってしまうのだろうなと想像しました。
片づけができれば余計なモノは買わない
不要品を処分してしまえば、その後は心が入れ替わります。
最大の違いは、過去や未来ではなく、今を大事にするようになります。
そのため、買い物の判断基準が、「今、本当に必要なのかどうか」に変わります。
よって、ムダな買い物は激減します。
まとめ
以上『過去に執着する人の多さを知った「こんまり流片づけ」』でした。
こんまり流片づけがこれだけ有名になったのは、そのメソッドの秀逸さにあることは分かりました。
それと同時に、モノを片付けられずに悩む人たちの多さも想像することができました。
モノを片付けられなければ、貯金もできないはずです。
貯金ができるよう生まれ変われるために、まずは片付けから始めてみましょう。