2000万円を貯めるのに大敵となる浪費を招く7つのトリガー
連日のように「老後資金が2000万円不足する」という話題がどこかしらで流れています。
あの金融庁の報告は、それだけインパクトの大きいものだったと言えます。
標準的なモデルを基にしての報告ですから、実際には2000万円も不足しない可能性もありますし、今後の年金次第では、2000万円どころでは済まない可能性も出てきます。
そこで今回は、2000万円を実際に貯めるかどうかはともかく、大きな貯金をする際に大敵となる浪費のトリガーとなりやすいものをご紹介します。
1 バーゲンセール
バーゲンセールを見かけると、ついつい売り場に走ってしまう人がいるようです。
安いから買うということなのですが、はたして本当に安いことはお得なのでしょうか?
もちろん、前から欲しかったものが安くなったのであれば、それはお得と考えてよいでしょう。
しかし、別に欲しかったわけでもないものならば?
例えば洋服。
もうじき夏のセールになって、洋服がが安くなります。
安い洋服であっても、特に必要もない洋服であれば、買う必要はないはずです。
それなのに、安さにつられて買ってしまい、挙句の果てにはほとんど着ないでクローゼットの中に眠ったまま。
このような経験はだれしも一度はあるでしょう。
さらに言えば、セールの洋服は、言ってしまえば売れ残りです。
売れ残りを処分するために安くして売るという店側の策略にまんまと引っかかっているわけです。
下手したら、安くなったのではなく、適正価格に下がっただけなどという場合も。
バーゲンセールでは、本当に必要なものだけを買うよう心掛けるべきです。
2 引っ越し
気分が新たになる引っ越しは、大きな支出が発生する可能性を持っています。
家賃が変わるか、住宅ローンを支払うことになるか。
住宅費が変動する点が第一。
引っ越しそのものにもお金がかかります。
そして、新居に引っ越すに伴い、家具、食器、インテリア、小物なども新居に合わせて新調することでしょう。
新しい家で楽しく過ごすために、必要なものを買い揃える気持ちは、よく分かります。
しかし、すべてを買い替える必要もないのではないでしょうか?
必要最小限度にとどめることで、支出を抑えることができます。
そもそも、引っ越しにお金がかかりますから、できるだけ長く同じ家に住み続けるほうがよいのかもしれません。
3 臨時収入
ちょうど今の時期は、ボーナスが支給される会社も多いのではないでしょうか?
ボーナスの使い道と言えば、今や「貯金」が第1位。
意外と堅実に貯める人が多くを占めているようです。
しかし、中にはパーッと使ってしまう人もチラホラ。
一瞬のうちにしてなくなってしまうこともあります。
ボーナスはまだしも、ちょっとしたきっかけで手に入ったお金というのは、想定していなかったがゆえに、ついつい使ってしまいがち。
万が一、臨時収入を手に入れたら、すぐには使わず、どのように使うのか、あるいは貯めるのか、よく考えてからにしたほうがよいです。
4 旅行
旅は心理的に開放感に包まれます。
それゆえに、財布も開放してしまいかねません。
食事やお土産など、どんどんお金を使ってしまいます。
そもそも、旅行に来るだけで決して安くない交通機関やホテル代などが発生しているのに、さらにお土産でお金を使うとなると、相当な支出となります。
親族・友人・会社関係など、お土産の対象は多岐にわたり、馬鹿になりません。
旅行は経験値としては素晴らしく、以後の人生に大いなるプラスをもたらしてくれることでしょう。
一方で、財布に対しては大いなるマイナスをもたらすことになりますから、単なる旅行に終わらせず、必ず何かプラスとなる経験を持ち帰るよう心掛けるべきです。
5 ストレス発散
現代社会において、多くの人にとって大きな問題となるのはストレスです。
溜まったストレスは、どうにかして発散しないといけません。
例えば、上記した旅行に行くのもよいでしょう。
好きなものを食べたり、欲しいものを買ったり、お酒を飲んだりとストレスの発散方法は人それぞれ。
ただ、お金を使ってストレス発散することを覚えてしまうと、それは癖になってしまいます。
ストレスは、できる限りお金のかからないような方法で処理できるようになりましょう。
6 自分へのご褒美
何か目標を達成したとき、「自分へのご褒美」という名目でお金を使う人がいます。
何かにつけて自分へのご褒美を買う人がいます。
しかし、自分へのご褒美は、結局のところ自分を甘やかしているだけにすぎません。
モノで満足する方法は、繰り返していけば、モノを継続的に買わなければいけなかったり、モノをグレードアップさせていかなければ満足度を維持できません。
ですから、自分へのご褒美に心当たりのある人は、ご褒美を早くやめるべきです。
モノではなく、自分自身をしっかりほめてあげましょう。
7 怨望
生きていると、どうしても自分を他人と比較してしまいます。
そして、自分が劣っていると、他人を妬んでしまうことがあります。
他人を妬み、恨むことは、最もやってはいけないことであり、諸悪の根源です。
他人を比較しても、良いことなど一つもありません。
自分は自分であり、自分らしく生きるべきです。
他人と比較しないなど難しいことなのかもしれませんが、周囲のことなど気にせずに生きることが大切です。
まとめ
以上『2000万円を貯めるのに大敵となる浪費を招く7つのトリガー』でした。
いかがでしたでしょうか?
身の回りには、浪費のトリガーが無数に隠れています。
そのトリガーを引かないよう心がけてください。