週休3日制の正社員という働き方のメリット4選・デメリット4選

セミリタイアを志向する上で、最も重要なことの一つはどのように収入を得ていくかだと考えています。

確かにセミリタイアは仕事量をフルタイムよりも減らして生活するわけですが、生活していくには収入が必要です。

派遣、アルバイトといった働き方もありますが、収入のためにだけに働くことに対して意義を見出せるのかが疑問でしかありません。

このあたり、どちらかというと仕事人間だったのかもしれません。

そんな中、週休3日制という働き方に注目してみました。

マイクロソフトが週休3日制を試験導入するらしい

注目ポイントは、直近ではマイクロソフトが今夏に週休3日制を試験導入するというニュースです。

日本マイクロソフトは今年8月の金曜日を休業日にして、全正社員およそ2,300人を対象に週休3日制を試験導入するという。
8月の金曜日は計5日あるが、この日は全正社員が有給休暇とは別に設けられた特別有給休暇を取得し、全てのオフィスをクローズ予定だ。

(引用元:https://www.fnn.jp/posts/00044886HDK/201904240630_FNNjpeditorsroom_HDK)

「ワークライフチョイス」という取り組みだそうで、休暇中に行ったスキルアップやボランティア、家族サービスなどの費用は、最大10万円程度まで会社が支援するとしています。

家族旅行も家族サービスに含まれるようで、ものすごい制度だなと感じました。

週休3日制といえば、ユニクロ、佐川急便をはじめ、大手企業でも少しだけですが導入している企業がありますし、導入企業はわずかではありますが増えているようです。

週休3日制とは、我々働く側からするとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

週休3日制のメリット1 平日に休める

週休3日制のメリット1つめは、なんといっても平日に休めることです。

やはり最近思うことは、週5日働くのは大変だということ。

気持ちはセミリタイアのほうに向かっていましたから、厳しいことは分かっていました。

ただ、最近は体もなかなかきつくなってきています。

例えば、もし水曜日に休みでも取れれば、かなり気分的にも体力的にも楽になるのではないかと感じます。

そして、平日に休むことで、土日なら混雑しているようなスポットも、混雑を回避できます。

ディズニーランドあたりは好例です。

ディズニーランドはいつ行っても混雑していて、嫌になる人が多いようですが、平日は空いています。

だから僕は有給休暇を取得して、あえて平日に行くようにしているわけです。

また、役所や銀行、病院など、平日でないとこなせない用事があったりするのも事実。

平日に休みが1日あると分かっていれば、用事を済ませるスケジュールも立てやすいことでしょう。

週休3日制のメリット2 プライベートが充実する

週休3日制のメリット2つめは、プライベートが充実することです。

平日に1日休みが増えますので、休みに趣味を楽しんだりすることができます。

また、家族との団らんの時間を増やすこともできます。

学校行事に参加するために有給を取得している人も多いはず。

平日休みがあれば、うまく調整することで、有休を使わずに学校行事にも参加して、お子様の成長を見守ることができるでしょう。

週休3日制のメリット3 生産性が向上する

週休3日制のメリット2つめは、生産性が向上することです。

短い時間に集中して仕事に取り組めば、パフォーマンスも上がるかもしれません。

また、1日休みが多いですから、心身ともにリフレッシュして仕事に取り組むこともできるでしょう。

さらに、休みの日に勉強をしたりして、スキルアップにも充てる時間を増やせます。

ですから、自身の仕事をさらにレベルアップさせることだって不可能ではありません。

週休3日制のメリット4 正社員なら待遇が変わらない

週休3日制のメリット4つめは、正社員なら待遇が変わらないことです。

現在の大半の企業で週休3日制で働きたいと言っても、通用しないはず。

よって、派遣やパートのような非正規雇用にならざるを得ません。

しかし、中には正社員で週休3日制を選択できる会社が、わずかではありますが登場し始めています。

正社員と非正規雇用では、待遇にあまりにも大きな差が生じます。

非正規雇用社員の増加が問題になっている昨今、非正規雇用になることは、老後破綻に近づくようなもの。

老後資金2000万円貯めろと言われても、難しくなってしまいます。

その点、正社員のまま週休3日制を選択できるのであれば、待遇が守られますから、大きな安心を手に入れることができます。

週休3日制のデメリット1 1日当たりの労働時間が長くなる

一方、週休3日制にはデメリットもあることは理解しておかなければいけません。

週休3日制のデメリット1つめは、1日当たりの労働時間が長くなることです。

これは各会社の制度にもよりますが、1日休みが多くなる分を残りの4日間に振り分けるという発想で週休3日制を成立させている会社があります。

そのため、1日当たりの労働時間が8時間ではなく10時間になります。

10時間といえば、個人的には毎日それに近い労働時間になっています。

ということは、毎日残業をしているということです。

10時間で足りず、さらに残業ともなれば、1日あたりの労働時間は12時間にも及ぶのではないでしょうか。

これはなかなかハードな勤務になりそうです。

週休3日制のデメリット2 給料が下がる

週休3日制のデメリット2つめは、給料が下がることです。

1つめのデメリットの勤務時間を他の曜日に転用しない場合、週休2日で働いている人と週休3日制で働く人が同水準の給料では、公平性を欠きます。

そこで、週休3日制の人は1日労働日数が少ない分、給料を下げるという選択肢もあります。

これも各会社の制度によります。

自分の自由な時間が確保できることを優先させる人であれば、収入減も受け入れられるでしょう。

ただ、収入減は受け入れがたいという人も中にはいるはず。

一言で週休3日制といっても、その会社はどちらなのか注意が必要です。

先に紹介したマイクロソフトの例は、業務量を減らし、給料は下げないというすごい取り組みです。

週休3日制のデメリット3 休日に仕事の連絡が入る

週休3日制のデメリット3つめは、休日なのに仕事の連絡が入ることです。

有給休暇の取得中に、会社からメールや電話などの連絡が入って、ドキッとした経験のある人はいませんか?

一気に休み気分が吹っ飛ぶ、あの感覚。

本当に嫌で仕方がありません。

週休3日制を選択すると、おそらく平日の休み中に仕事の連絡が入ることは間違いなくあるでしょう。

毎週あるとは限りませんが、全くないことはないはずです。

週休3日制のデメリット4 結果が求められる

週休3日制のデメリット4つめは、結果が求められることです。

休みが1日多いからといって、楽に働けるわけではありません。

会社の評価は他の人と同じ基準で行われるはずです。

また、おそらく周囲の目は、1日休みの多い人に対して厳しくなるのではないでしょうか。

となると、他の人たち以上のパフォーマンスを見せなければいけないかもしれません。

まとめ

以上『週休3日制の正社員という働き方のメリット4選・デメリット4選』でした。

いかがでしたでしょうか?

セミリタイアの選択肢の一つとして、週休3日制を考えてみました。

まだ選択肢として選べるほどの選択肢数はありませんが、世の中に週休3日制の正社員を雇用している会社があることも事実。

いきなり会社を辞めるのではなく、情報をしっかりと集めてみるのも必要ではないでしょうか。