『ガイアの夜明け』を見て、老人ホームの実態に愕然とする

『ガイアの夜明け』を見て、老人ホームの実態に愕然とする

たまたま見たテレビ東京の『ガイアの夜明け』。

今回のタイトルは、「あなたはどこに住む?」。

老後の住まいの選択肢の一つである老人ホーム。

この老人ホームの実態は、あまり知らなかった僕は愕然としました。

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体調が悪いのに病院に行かせない

一例目は、入居者が「体調が悪い」と訴えたにもかかわらず、病院に行かせてくれなかったという事例。

結局、通院後、肺がんが発見され、昨年この世を去ったとのこと。

入院中にホームビデオで撮影した入居者がこぼした言葉が痛ましいです。

「殺されちゃう」

連呼していました。

老人ホームのスタッフが親身になって助けてくれないとは、一体どういうことなのでしょうか?

食事介助を親族にやらせ、自分でやったと記録する

二例目は、食事介助を親族にやらせ、自分でやったと記録する事例です。

奥さんを入居させた夫が番組で語っていました。

食事を食べさせていても、途中でやめてしまい、そして時間が来たとして片づけてしまう。

食事途中だったとき、たまたま夫が様子を見に来ていて、残っていた食事を食べさせたところ、次の日から食事の介助は夫がやることになったといいます。

にもかかわらず、施設の職員が食事介助をしたという記録が残されていました。

家族は役所に申し出て、役所側は行政指導を検討しているようでした。

お菓子を強制的に売りつける

三例目は、お菓子を強制的に売りつける老人ホーム。

なぜお菓子を売りつけなければいけないのでしょうか?

意味が分かりません。

ここでは、元職員の内部告発が2件ありました。

そして、衝撃の一言。

「入居者は金づる」

こんなセリフを聞かされるとは思いもしませんでした。

ちなみに、この老人ホームは全国展開をしている業界大手。

番組では内部文書も手に入れ、質問状を送りましたが、適当な回答が返ってきたにとどまりました。

有名だからといって安心して入居できるとは限らないということです。

料理が不味く、入居者に笑顔がない

四例目は、料理が不味く、入居者に笑顔がない老人ホーム。

料理は、外部の業者から運んできてもらったものを器に盛りつけて、レンジでチンして出すだけ。

うーん、これは切ないです。

老人ホームからしたら、低コストで経営できるのでしょうけど、入居者からしたらいかがなものでしょうか?

食事が美味しくなかったら、あとは何を楽しみに生きればよいのでしょうか?

これなら、まだコンビニ弁当の方がマシなのでは?

ちなみに番組では、この老人ホームにコンサルが入り、この施設で料理を作って出さなければならないということになりました。

社長が知り合いの料理人を連れてきて、手作りの料理を出してみたところ、入居者に笑顔が溢れていました。

こんなのを見せられたら老人ホームには入れない

そういえば、介護施設で殺人事件が毎年のように起きているような気がします。

求人サイトを見ると、介護施設の求人がたくさん出ていて、人不足であることは容易に想像できます。

スタッフの教育もままならず、質が低いのでしょう。

経営者がお金儲けのために老人ホームを運営しているのだとしたら、そんな施設はまともなはずがありません。

今回の番組は、老人ホームに対する見方を考えさせてくれる良い機会となりました。

少なくとも現状では、自分では入りたくありませんし、親を入れるのも抵抗があります。

老人ホームに入るにしても、相当調査をした上で判断を下さなければならないと感じました。

まとめ

以上『「ガイアの夜明け」を見て、老人ホームの実態に愕然とする』でした。

いかがでしたか?

もしすでに親族が老人ホームに入居しているのであれば、ちゃんと介護してもらっているのか、一度点検をしたほうがよいのではないでしょうか。

また、将来老人ホームへの入居を検討しているのだとすれば、考え直した方がよいかもしれません。

すべての老人ホームがそうだとは言いませんが、実態として問題のある施設も多いのでしょう。

利用者側も施設にすべてを任せず、自衛する意識が大切だと感じました。

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