1500万円投資の最大の目的は投資に関する情報提供である
どうも。『毎日が祝日』いわいです。
2月9日に総資金4300万円のうち1500万円を投資するという記事を書きました。
ところが、宣言したその後NYダウが約4,000ドルも下がるという強運ぶり(?)。
あまりの引きの強さに自分自身あきれております。
そして、1500万円も投資したら、おそらく死んだのではないかと思われているかもしれません。
しかし、私は死んでおりません。
私を救ってくれたのは、私自身のリスクマネジメントと米国債券ETFのAGGでした。
1500万円を一撃でぶっこむわけではない
そもそも1500万円を投資すると宣言しましたが、1500万円を一日あるいか超短期間のうちに投じようとしていたわけではありません。
一定の期間を設けて分割投資をしようとしていたのが事の真相です。
すでに4300万円を保有していて、そのうちの1500万円ですから、基本的には余裕資金です。
配当金目当ての投資であれば分割投資ではなく一括投資で一気に配当金を狙いに行くほうが賢明なのかもしれません。
1500万円で3%の配当金なら45万円。
実際に手にできるのはその80%ですから36万円。
私にとっては1ヶ月の手取り給与にも満たない金額ではありますが、小さい金額でもありません。
ですから1500万円を一括投資して、早くからそこそこの金額の配当金を取りに行くという選択肢もありました。
1500万円の一括投資はハイリスクすぎ
ただ、私にとっては1500万円を一括投資するのはハイリスクすぎました。
確かに投資初年度からいきなり配当金36万円は魅力です。
配当金の使い道は豪遊ではなく、もちろん再投資です。
配当金増加の速度を上げていくことが目的です。
また、1500万円を一括投資したところで、そこからさらに配当金を増やそうとした場合、さらなる投資も必要になります。
またまた、私の場合はつみたてNISAもやっています。
1500万円投資宣言と裏側で実はつみたてNISAも全額ぶっこむと決めており、2020年3月から毎月MAXで勝負していくことになっています。
そのため、実際の投資額は1500万円ではなく2300万円になりますし、それ以上になる可能性が大です。
となると、余裕資金での投資ではなくなってきます。
これでは本来の趣旨とはかけ離れた投資となってしまいます。
そもそも2020年は景気後退が叫ばれている年です。
1500万円を一括投資した後で株価が暴落してしまってはひとたまりもありません。
予感的中。ダウ暴落
その予感は的中しました。
しかも、1500万円を投資すると宣言したものの、暴落したらどうすると悩んでいたその月にです。
さらに特筆すべきはその株価の落ち込み方。
2月9日(日)に1500万円投資を宣言の記事をリリースしましたが、直前のダウは$29,102.51でした。
その後2月13日(土)(現地12日)に$29,551.42をつけたあと、29日(土)(現地28日)に$25,409.36まで下がっています。
下げ幅は約4,000ドル。
恐るべし。
退場する人が出るのも無理はありません。
リスクマネジメントを怠り、余裕資金以上の資金を突っ込んだ人にしてみたら、この大暴落は痛手でしかないでしょう。
2月に市場に投じた金額はたったの12万円
一方の私はと言えば、1500万円投資すると宣言したその月に市場に投じた金額は、わずか12万円です。
購入した銘柄は以下のとおり。
銘柄 | 取得単価(ドル) | 株数 |
AGG | 114.2 | 3 |
HDV | 95.73 | 4 |
VYM | 86.37 | 4 |
SPYD | 33.78 | 1 |
1500万円投資宣言をした初月ということで、やや多めに購入しました。
この4銘柄で勝負していこうと決めたので、頭数を揃える目的で全銘柄を買っておきました。
先に宣言しておくと、来月はこの4銘柄をすべて買い増しますが、買い付ける株数が減ります。
なぜなら来月からは定期買付が本格的にスタート。
すでに設定してありますので、私はドルを追加しておくのみで勝手に買い付けてくれます。
いや、正直に言うと迷いました。
本当に迷走しました。
人間である以上「儲けたい」という欲はあるに決まっています。
だからこそ、1500万円をできるだけ早く投資して配当金を得たいとも思いました。
それでもやはり私の性格上、長期の分散投資のほうが合っているだろうと思い、定期買付の設定をしておきました。
結果としては大正解。
ここまで短期間で株価が下がるなど思ってもみませんでした。
改めて株の怖さを知ることになりました。
リーマンショック以降に投資を始めた人にとっては良い勉強になったのではないでしょうか。
株価はずっと右肩上がりで来ていましたが、下がることもあるということです。
実は暴落って10年から15年に一度くらいの割合で結構頻繁に起こるものです。
今回は運良く読みが当たったというだけの話です。
投資の最大の目的は自らを実験台とした情報提供
ところで、そもそもなぜ急に1500万円を投資しようと宣言したのか?
最大の目的は、「投資実験」です。
はっきり言って投資にはリスクがあり、投じた金額が大きく増えることもあれば大きく減ることもあります。
それゆえに投資から距離を置く人、毛嫌いする人がたくさんいます。
しかし、私は30歳のころから株式投資を始めました。
私は純粋にお金を増やしたかったので、その近道になると思い投資を始めました。
いろいろな経験を経て、投資から距離を置いていましたが、おかげさまで地道な貯金を続けてきたことでアッパーマス層に到達し、準富裕層が見えてくるところまでやってきました。
ここからは自分だけが儲かればいいというより、私のようにアッパーマス層以上になる人が多く出てきてもらえればと思っています。
ただ、いかんせん今の日本の状況を鑑みると、資産増加のベースとなる給与が増える気配がありません。
いや給与は増えているのかもしれませんが、社会保険の負担増のほうが大きすぎ、手取りが増えていく気配がありません。
となると、いかに資産を増やしていくかというと、本業をがんばりつつ、副業や投資を行うしかないのではないかと思いました。
こうなると自分が投資していないというのはマズいです。
だったら自分の余裕資金の中から実際にお金を使って、投資が本当に資産増加に役立つのか自分で答えを出さなければいけないと考えたというのが真相です。
そしてその様子をブログで紹介していくことで投資に対する理解をしてもらおうと考えておりました。
それがセミリタイア後のせめてもの社会貢献となればと思っています。
もちろん当ブログはあまりにも微力ですから、ごくごくわずかな貢献しかできないことも十分承知しています。
最後は自己満足の世界になってしまうのでしょうが、せっかく貯めたお金ですからより有効に使わないといけませんし、お金を持っている人にしかできないこともやっておきたい。
1500万円も使って投資で実験しようなんて、普通の人にはできないじゃありませんか。
この実験は私が年金を受け取る年齢になる20年後の65歳になるまでは続くことになります。
もちろん生きていればの話です。
長い道のりになりますが、私自身のライフワークとして投資に取り組んでいければと考えています。
まとめ
以上『1500万円投資の最大の目的は投資に関する情報提供である』でした。
いかがでしたか?
1500万円もの"遊び"ができることは、これまでコツコツと積み上げてきた自分の努力の賜物。
築き上げてきた資産を使って存分に楽しみつつ、一人でも多くの方のお役に立てるような情報を提供していければと考えています。