いまの贅沢をガマンできない人が「老後資金」を手に入れる方法
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
いや~、タイトルからして怪しい雰囲気が漂っています。
はたして一体どのような内容なのか見ていくことにしましょう。
衝動買い、お酒、豪華な食事…目先の快楽が止まらない?
まずは今回の記事の冒頭の一節がこちらです。
老後を見据えたストイックな生活をしようと思っても、目先の楽しみに負け、お金を使いすぎてしまう人は少なくありません。そのような人が老後資金を築く方法はあるのでしょうか。元銀行マンの経済評論家が具体的な方法を提案します。
まず、「目先の楽しみに負ける」という点から疑問です。
そもそも、こういう人は老後のことなど考えていないのではないかと思います。
こういう人が昨年巻き起こった「老後資金2000万円問題」のとき、ビビッて大慌てしていたのではないでしょうか。
よって、以下の文章についても疑問です。
ダイエットの本などが大量に発売されているのを見ると、ダイエットのむずかしさがよくわかります。ダイエットが簡単なら、金を出して本を買う人は少ないでしょうから。禁煙もむずかしいですね。「禁煙は簡単だ。私は何度も禁煙したことがある」というジョークがあるほどです。
人は、目の前にあるケーキやタバコから得られる快楽を大きく感じ、将来の痩せた自分や健康な自分などの価値は小さく感じるらしいので、仕方ないのでしょう。
老後資金を貯めるのも同じことだと思われます。いまの贅沢が与えてくれる快楽を大きく感じ、老後の安心した生活の価値は小さく感じるので、なかなか老後資金を貯められないというわけです。
そもそも老後に対して、そこまで現実的に捉えられないのではないでしょうか?
私は現在40代半ばですから老後も視野に入れて考えるようになってきましたが、30代の頃にはそこまで真剣に老後までは考えていませんでした。
私の場合は貯金が趣味のようなものですから、お金が貯まっていただけです。
文章の対象が見えませんが、少なくとも若い人は老後のことまで視野に入れられないのではないでしょうか。
「好き勝手にお金が使えない」状態へ自分を追い込む
贅沢をしてしまう人にとって、有効な老後資金の貯め方として「先取り貯金」を提案しています。
贅沢ができるのは、自由に使えるお金があるからです。ということは、自由に使えるお金を減らしてしまえばいいのです。そのためには、「なるべく倹約して、次の給料日に余った金を貯金する」のではなく「給料をもらったときに一定額を貯金してしまい、残った金で次の給料日まで暮らす」ということが有効でしょう。
まあ、これは貯金の基本中の基本です。
私も最初は先取り貯金をしていました。
ただ、世の中には「残りのお金で暮らす」こともできない人がいるようです。
そこで出てきたのが、次の衝撃的な方法です。
最強の手段は「住宅ローンによる自宅購入」??
筆者がおすすめするのは、住宅ローンを借りて家を買ってしまう、というものです。どれほど意思が弱くても、銀行は強制的に毎月返済額を引き落としてくれるので、自分の意思の弱さを克服するには最強の手段のひとつといえるでしょう。社内預金でも財形貯蓄でも、引き出すことがむずかしいだけで不可能ではありませんが、住宅ローンの返済を待ってもらうのは「ほぼ不可能」でしょうから。
しかも老後は自宅に住めるので、長生きした場合にずっと家賃を払い続けるというリスクがありませんし、インフレが来た場合に家賃が高騰して老後の生活を圧迫するリスクもありません。
老後資金を貯めることより、家を買ってしまって、半強制的に支払いを行い、老後の家を手に入れるという方法のようです。
これは「信じられない方法を提案してきたな」いうのが正直な感想です。
確かに住宅ローンの返済をしなければいけないようにすれば、強制的に贅沢はできない状況に追い込めます。
しかし、あまりにもリスクが大きすぎるように思います。
借金を背負わせるとは恐ろしい。
贅沢は敵だが悪いことではない
そもそも、贅沢は悪ではありません。
問題はその頻度や程度です。
貯金のためにストレスを溜め込んでも仕方ありません。
多少は許してあげてもよいでしょう。
ただ、本気でお金を貯めたいなら、多少にとどめなければいけません。
それができるかどうかです。
贅沢を抑えるためには、断捨離、人間関係の整理をして、自分に本当に必要なものを見極めることが大事です。
そして、ストレスのない生活を送るよう心掛けるべきです。
今が楽しい方がいいという人は、貯金などせずパーッと使った方がよいと思います。
老後は年金をもらえますから、年金で生活すればよいだけです。
まとめ
以上『いまの贅沢をガマンできない人が「老後資金」を手に入れる方法』でした。
いかがでしたか?
老後より今の方が大事と考える人も多いでしょうし、それもまた正解です。
老後を迎えられるとも限りませんし、老後を迎えても、貯めたお金を使い切ることなく死ぬ可能性も考えられます。
どちらが正しいということもありません。
自分の生きたいように生き、死ぬときに「楽しかった」と思えれば、それで十分ではないでしょうか。