【重要】家計の見直しで「節約」をしてはいけない理由
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
大江英樹氏の記事ですが、珍しく良いことを語っていると思いましたので取り上げることにしました。
貯蓄や投資で1億円をためた人は「節約」をしない
貯金できる人、資産を構築できる人と貯金できない人の違いを言い表したような言葉がこちらです。
家計管理の話になると必ず「どうやって節約をすべきか」みたいな話題が出てくるのだが、驚くべきことに彼らは誰も「節約なんかまったくしていない」という。では、野放図に支出をしているのかというとそんなこともない。要するに、誰もが自分にとって必要な支出とそうでない支出をしっかりと見極めて、その原則を守っているだけなのである。
貯金できる人は「節約」をしていません。
正しくは「節約している意識がない」でしょう。
例えば、以下は記事内に出てきた一人の保険に加入しない理由です。
「生命保険って自分が死んだ場合に、残された家族が経済的に困らないようにするためのものですよね。でも私の場合、子供もいないし、妻も働いていますので自分が死んでもすぐに妻が経済的に困ることはありません。それに遺族年金の金額を自分で計算してみたら考えていたよりもずっと多いんですよね。だから生命保険には全く入る必要がないということがわかりました。また、会社には健康保険組合があって、付加給付があります。どんなに高額な医療費がかかっても、月に3万円ほど払えばいいのです。これなら十分出せるお金です。万が一、大きな病気になって高額の医療費がかかっても付加給付があるわけですし、そのために毎月の給料から健康保険料を払っているわけです。ですから、毎月5千円も1万円も払って民間の医療保険に入る必要なんかまったくありません」
さらに貯金をしている人はケチケチしているように思えますが、使うところには使います。
以下が記事内に出てきた別の人の事例です。
また別の人は、旅行は国内も海外も全く興味がないので、ほとんど行かないという。しかしながら、その代わりにライブやコンサートには頻繁に出かける。その人は地方に住んでいるが、来日したアーティストが東京でしか公演しない時は飛行機に乗ってでも聴きに行くというのだ。コンサートのチケット代に加えて、往復の飛行機代やホテル代も合わせるとそれなりの金額になるだろう。ところが彼にとっては価値のあることだから、そういうものに支出することには一切躊躇(ちゅうちょ)しないという。
自分にとって価値のあるものについてはしっかりお金を使っています。
多くの人にとって旅行は興味のあるものでしょうが、この人にとっては興味のないことのようで全然お金を使わないそうです。
その代わりライブやコンサートにはお金を使うとのことで、全くケチケチした様子は見えません。
「節約」とは「無駄を排除すること」
私の場合、年に数回ディズニーランド・ディズニーシーへ遊びに行くことは数少ないお金を使う娯楽として許容しています。
1回で1万円以上使うことになるディズニーランドに年数回行くことは許容範囲内の支出です。
一方で旅行には行きませんし、服も買いません。
保険も入ってませんし、スポーツジムにも行ってません。
スマホは格安スマホで済ませ、外食もしないしお酒も飲みません。
このようにお金の使い方は人それぞれですが、貯金できる人は何にもお金を使わないわけではなく、自分のやりたいことにはお金を投じているのです。
「節約しない」とは「何にでも自由にお金を使う」という意味ではありません。
自分にとって必要なものと不要なものを見極め、不要なものにはお金を使わない「無駄の排除」を徹底することが真の節約なのです。
無駄を排除するだけなので我慢などしません。
だからストレスもなく支出を削減できます。
惰性や見栄の支出も削減対象としなければいけません。
また「節約術」としてよく紹介される技の多くはケチケチして労力をかけるわりに効果は小さいものが多いです。
そんな「節約術」ではなく「無駄の排除」をちゃんとやれば一気に支出削減の効果を実感できるでしょう。
収入の少ない人はどうすべきか?
「いや、私の支出に無駄なんてない!」という人はいるかもしれません。
そう考える人はモノ・サービスの断捨離をおすすめします。
家の中にあるものでしばらくの間使っていないものがあればそれは無駄なわけで、探してみると次々と無駄なモノが見つかるはずです。
加入してはみたもののあまり利用していないサブスクリプションサービスもあるでしょう。
保険、スポーツジム、netflix的なサービスなどなど。
探せばいくらでもあるはずです。
あとは収入の少なさをカバーするなら、まずは本業でしっかり成果を出すという至極当然のことをやらなければいけません。
「がんばっている」だけなら回りもがんばっています。
収入アップに必要なのは「抜きんでた成果を出すこと」です。
本業での収入アップが見込めないのであれば転職をおすすめします。
「簡単に言うな!」と怒られるかもしれませんが、現実的に収入を一撃で増やせるチャンスです。
まだ20代・30代の人であれば転職できる可能性は十分あるでしょう。
業界・職種をよく考えるとよいでしょう。
副業は転職してからでも十分です。
まとめ
以上『【重要】家計の見直しで「節約」をしてはいけない理由』でした。
いかがでしたか?
節約してはいけないは言い過ぎで、正確には「無駄を排除しよう」という話でした。
いろいろ支出を見直すと、いかに自分に無駄な支出が多いかに気づくと思います。
その気づきが蓄財への第一歩になることを理解しておきましょう。
以下関連記事です。
本気で支出を減らしたいなら徹底的にやらないといけません。
1億円貯まる人はレジャー施設に行かないそうですが、例外もいます。
あまりにもケチケチしすぎず、ワンポイントだけ贅沢するのは悪くないかもしれません。