久々に見たドイヒーな家計。これでは貯金できません。

久々に見たドイヒーな家計。これでは貯金できません。

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見つけたこちらの記事から。

少し前に見つけていて「こりゃヒドイ」と思ってスルーしたのですが、やっぱり一人でも多くの人に見てもらいたいと思い記事にしました。

「そりゃ貯金できないよ」とツッコミどころ満載の家計診断の記事となっています。

この記事の相談者のようにならないようにしてください。

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今回の動画は『【達成者が語る】貯金5000万円達成が47歳まで遅れた5つの理由』です。私はこれまでの過程でいくつかの失敗をしてきました。今回は私の失敗をご紹介することで、これから資産形成をしていく人たちの参考になればと考えております。
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貯金がまったくできないという相談者

コロナで外出、外食が減っているのに一向に貯金が出来ません。支出は少ないと思っているのに、給料が残らないのはなぜでしょうか。上手な貯金の方法が分からず、家計の計算も苦手です。コツを教えてください。

なるほど、支出は少ないのに給料が残らないのはなぜか?だそうです。

自分で「支出は少ない」という貯金のできない人は多くの場合支出が多いです(苦笑)。

相談者の詳細をもう少し見るべく相談者のプロフィールを確認してみましょう。

【相談者プロフィール】
・女性、33歳、パート、既婚
・同居家族について:夫/33歳、公務員月収25万円、妻/パート平均月収7万円
 子ども2人(4歳、6歳)
・住居の形態:賃貸(愛知県)
・毎月の世帯の手取り金額:32万円
・年間の世帯の手取りボーナス額:130万円
・毎月の世帯の支出の目安:25万円

月の手取りが32万円で支出が25万円。

よって月の貯金は7万円ですから年間で84万円。

さらにボーナスが130万円ありますから1年間の貯金は214万円という計算になります。

滅茶苦茶貯金ができる家計ではないですか。

なぜこれで貯金できないのでしょうか?

その理由は次に出てくる支出の内訳を見ると一発で分かります。

問題1 家計を把握できていない

【毎月の支出の内訳】
・住居費:7万円
・食費:5万円
・水道光熱費:2万3,000円
・教育費:3万円
・保険料:4万5,000円
・通信費:2万円
・お小遣い:2万円
・その他:10万円

大半の人がパッと見た瞬間、「その他:10万円って何だ?」となるはずです。

何に使ったか分からない支出が10万円もある時点でアウトでしょう。

さらに支出の内訳を合計すると35.8万円になることが分かります。

1か月の支出は25万円と言ってますが、その他以外は25.8万円で近い数字にはなっています。

つまり使ったことを把握している支出が25万円であって、何に使ったか分からない支出が支出としてカウントされていません。

しかも手取り収入は32万円ですから1ヶ月で3.8万円の赤字です。

ボーナスで補填していることになります。

それでも1ヶ月に3.8万円なら1年で45.6万円ですから130万円のボーナスがあれば84.4万円の貯金ができるはずです。

それなのになぜ貯金ができないのでしょうか?

さらに驚いたのは次の記述です。

問題2 資産も把握できていない

【資産状況】
・毎月の貯蓄額:0円
・現在の貯金総額(投資分は含まない):0円
・現在の投資総額:0円
・現在の負債総額:不明(記載なし)

毎月の貯蓄額0円、そして現在の貯金総額0円。

本当でしょうか?

私は貯金がゼロという状態になるのはあり得ないと考えています。

本当に貯金ゼロになったら生活できないはずですから。

それとも給料が振り込まれたら口座から全額引き出すのでしょうか?

そしてボーナスで浮いているはずの84.4万円はどこへ行ってしまったのでしょうか?

正直言って何が何だかさっぱり分かりません。

一つだけ分かるのは、支出も資産も全く把握できていないので貯金できないに決まっています。

そして本当に貯金がないのだとしたら、支出は35.8万円どころの金額で収まっていません。

アドバイスは「家計簿アプリ」?

家計が把握出来ていないと思われるので、何が問題なのか、どの費目に使いすぎているのかも把握が出来ていないのだと思います。「贅沢をしているわけではないのに何故か貯まらない」この思いは、貯蓄ができない人に共通する感覚です。

まずは家計簿アプリを活用して自分の支出を把握する所からはじめましょう。すでに家計簿アプリを活用している場合、「支出の費目を仕分けする癖」をつけましょう。買い物をしても、「使途不明金」が多かったり、アマゾンで買ったものが全て「書籍」として仕分けされてしまったりしていたら、何にいくら使っているかわかりません。週に1回は家計簿を見直して、支出が正しい費目になっているか確認すると良いでしょう。費目ごとに目標予算を決めて、細かくコントロールする習慣を作れると良いですね。

改善アドバイスが支出の把握に努めるという点は間違いないと思います。

何にお金を使っているかが分からなければ改善のしようもありませんから。

ただ「家計簿アプリをつける」というアドバイスが適切かどうかは甚だ疑問です。

なぜならこのような家計になってしまう人が家計簿アプリをマメにつけられるはずがないからです。

よほどのショック療法で事態の大きさを気づかせないと行動変容は起きないと思います。

ですから私なら夫と妻それぞれクレジットカードを1枚用意して、1ヶ月このカードだけで支払いを済ませるよう生活しろと言います。

現金払いはNG。

現金払いだと記録が残りません。

そして2人のカードの明細を見て何にお金が出て行ったのかを把握する。

私はクレジットカードの利用明細が家計簿代わりなので、私にとってはクレジットカードを使うことが一番確実な家計把握の方法です。

あと、結婚して子どももいてこの程度の家計把握しかできていないなら叱ったほうがいいレベルです。

よく仕事ができているなと逆に関心しました。

まとめ

以上『久々に見たドイヒーな家計。これでは貯金できません。』でした。

いかがでしたか?

支出を把握できなければ貯金できないに決まっています。

久しぶりにひどい家計を見ました。

ある意味面白かったですし、反面教師としては十分な事例ではないでしょうか。

支出が把握できるようになってきたら、貯金できる人が行かないお店もあるので、自分との違いを知るという意味でどういうお店に行かないかを知るのもよいかと思います。

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