現在56歳以下の老後「3000万円超必要」の驚愕試算
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「老後資金2000万円不足問題」が噴出して、その後一気に聞かなくなりました。
老後資金が2000万円も不足するのは嘘だったと思いたいところですが、実際はむしろ悪化の恐れもあるという話です。
ただ、これはよく考えれば当然ありうる話。
想定している人もいるでしょう。
原因は2つあります。
1.年金が減る
まず年金の今後の可能性として考えられることは「支給額の減少」です。
「老後資金2000万円不足問題」は当然現在の年金支給額をベースに考えられています。
しかし将来年金額が減ることはほぼ間違いありません。
20%~30%減るのではないかと予想されます。
老後資金を計算するときには「ねんきんネット」で算出される金額より20%~30%程度減額して計算すると良いのではないでしょうか。
2.支給開始年齢の引き上げ
もう1つは「支給開始年齢の引き上げ」です。
現在は65歳から年金を支給開始するとされていますが、我々現役世代もそのまま65歳から年金を受給できるとは限りません。
67歳から70歳まで引き上げられる可能性が考えられます。
年金制度の維持を大前提と考えれば、まったく可能性のない話ではありません。
実際に70歳まで引き上げとなれば、65歳からさらに5年間の生活費が必要となります。
70歳から支給開始ならプラス1000万円必要
現状65歳からの年金で老後資金は2000万円不足しますよ、という話が「老後資金2000万円不足問題」です。
だとすれば、70歳からの支給開始なら5年間の生活費分としてさらに1000万円は必要になるでしょう。
よって老後資金は3000万円必要との話になります。
現在の年金なら「老後資金は2000万円も必要ない」という考え方も十分成立します。
しかし「将来の年金」という条件になると話が変わってきます。
「年金が減額になる」、「支給開始が遅れる」、この2つは老後資金の読みを大きく外す可能性があり、これが不安感を与えることになっています。
私がセミリタイア(サイドFIRE)を躊躇している理由の一つがこの年金問題です。
将来受け取れる年金が明確になってくれば老後資金の目途が立ちますから、何歳で会社を辞めても大丈夫という計算もできるでしょう。
しかし、年金にまだ不透明な部分が残っているため、40代後半で正社員を辞める勇気が出ません。
年金問題を単なる脅し・煽りと考えるか否か
将来のことなんて分からないし、無駄に不安を抱いても仕方ありません。
だから今を楽しむべくお金を使っていくという人生も悪くないでしょう。
実際、お金を墓場まで持っていけません。
貯め込んでばかりの人生はつまらないです。
一方で、老後にお金がなく、不自由な生活を強いられるのも悲しい人生ではないでしょうか。
悲しい老後を送りたくなけば老後資金は貯めておいて損はないでしょう。
そしてより安心したければ、貯めておく金額を多くするに越したことはありません。
この手の年金問題を脅しや煽りと考えるかどうかは人それぞれです。
何も考えていない人は、将来どのような老後を送りたいかを想像して、これからどうお金と向き買うかをじっくりと考えてみるべきでしょう。
まとめ
以上『現在56歳以下の老後「3000万円超必要」の驚愕試算』でした。
いかがでしたか?
普通の人なら忘れているであろう老後資金2000万円不足問題がさらに悪化するかもしれないという話でした。
とにかく年金制度が今後どうなっていくかの一点に尽きます。
余裕のある老後を迎えられるか、貧乏老後を迎えることになるのか。
あなたはやるべきことは、老後を迎えたときに後悔しないように今から準備することです。
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老後は計画していても想定外の支出が発生します。
75歳まで繰り下げて年金額が84%アップしたところで得する人は少ないのではないでしょうか。
現在の年金世代が後悔していることは回避できるよう対策は立てておきましょう。