「宝くじの高額当選者の多くがのちに破産している」は本当か?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
何やら都市伝説のような話ですが、気にはなるので取り上げてみました。
「宝くじで高額当選をした人は、その当選金額を使い果たして破産する」
「宝くじで億万長者になった人の7割が自己破産する」
「宝くじに当選した人の約3分の1は、数年以内に破産している」
こういった情報は本当なのでしょうか?
「宝くじの高額当選者の多くがのちに破産している」は本当か?
気になる実態はすぐに回答が出てきました。
アメリカでは、恐ろしいことに、
「大家に財産の3分の1を騙し取られ、実の弟が雇った暗殺者に命を狙われ、事業への投資も失敗し、当選3ヵ月後には自己破産した当選者」
「愛人とのその共犯者に殺害された当選者」
「妻に毒殺された疑いのある当選者」などが実在するそうです。
日本国内において、宝くじの高額当選者と破産の関係をリサーチした公的なデータは見つかりませんでした。
本当かどうか分かりませんでした。
それはそうでしょう。
高額当選者のその後を追いかけるなどできるはずもありません。
ただ、アメリカの3例を見る限り、宝くじで高額当選して大金を手に入れたことで生活が派手になって周囲にばれたか、高額当選を自ら口外したのだろうと推測されます。
大金は人を変えます。
宝くじに当たった本人もそうですが、周囲の人間も変わります。
だから上記の例のようなことが起こるのです。
大金が入っても、生活を大きく変えてはいけない
一方で記事の筆者の友人は何度も高額当選しても、生活を変えなかったそうです。
大事なことです。
一方、(私の知人がそうなのですが)何度も高額当選しているのにトラブルに巻き込まれることはなく、充実した人生を過ごしている人もいます。
では、不幸になる高額当選者と、幸せになる高額当選者の違いは、何でしょうか。ひと言でいうと、「身の丈」だと思います。
一時的な大金に興奮せず、身の丈に合った使い方をしていれば、破綻することはありません。
知人は、何億という当選金が入っても、生活スタイルを変えませんでした。
「身の丈に合った」と言いますが、まさにこれです。
大金を手にして急に金遣いが荒くなる人は、身の丈に合わないお金を持った結果、あっという間に使い切ることになるでしょう。
今、「お金がない」と嘆いている人は、収入が増えたら「あれも買ってこれも買って」と考えているのではないでしょうか。
その思考はまさに宝くじで高額当選して破産する人のそれと同じなのです。
収入が増えても支出を増やさないのが貯金の鉄則
話は変わりますが、貯金も「収入が増えても支出は増やすな」とよく言われます。
貯金を増やしたいのであれば、まさにその通り。
収入が増えるのに応じて支出も増やしているようではいつまで経っても貯金は増えていきません。
収入の増加に対して支出を増やさなければ、貯金のスピードはどんどん上がっていきます。
そして収入の一部を投資に回すことで資産増加のスピードはさらに上がる可能性があります。
「お金は使ってなんぼ」
「せっかくのお金は使わないと楽しくない」
こういうことを言う人もいますが、未来の選択肢を増やすためには今の欲求を満たすことだけを考えていてはいけません。
貯金をしようというからには何かしらの目標があるはずです。
その目標に向けて地道に積み重ねていくのが実は一番の近道です。
決して宝くじに頼らないようにしましょう。
まとめ
以上『「宝くじの高額当選者の多くがのちに破産している」は本当か?』でした。
いかがでしたか?
大事なことは自分が大金を持つにふさわしい人間になれるかどうかです。
おそらく宝くじ一撃で大金を手にする人は、得てしてふさわしくないのでしょう。
それよりも地道に貯金をし投資をしていき、階段を上るように資産を増やしていくほうが大きな金額を有するにふさわしい人間になれるのでしょう。
大きなお金を手にしても、きっと地道に積み重ねた人は一気に使いきるような無謀なことはしないはずです。
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